妊娠中、つわりがひどいときは通勤も一苦労ですよね。今回は、妊娠中に電車で女子高生の優しさに助けられたという20代女性のエピソードを紹介します。
お腹は目立たないけれど、体は悲鳴を上げていた
(※写真はイメージです)
去年の夏、妊娠がわかったころの出来事です。
この時期はつわりがひどく、会社までの通勤時間が本当にしんどかったのを今も覚えています。
仕事の後は疲れも相まって、少しの揺れでも吐き気を催すようになり、ふらふらの状態で電車に揺られることが頻繁にありました。
マタニティマークを着けていてもお腹はそこまで目立たないので、帰りの満員電車では優先席でも譲ってもらえることはなくて……。
そんなある日、いつものように満員電車で揺られていると、すぐそばの座席に座っていた女子高校生が立ち上がりました。
「席、どうぞ!」女子高生が声をかけてくれた
(※写真はイメージです)
彼女は迷う様子もなく、私に声をかけてくれ、「席、どうぞ!」と笑顔で席を譲ってくれたのです。
今まで譲ってもらえたことがなかったので驚きを隠せずにいると、「妊婦さんですよね?私、年の離れた妹がいて、母が妊娠しているときに『お腹があんまり目立たない時こそつわりでしんどいの』って言ってたので!」と話してくれました。
実は私自身も妊娠するまではお腹が大きくなってからが大変だと思っていましたが、妊娠初期のつわりの時期でも本当につらいのですよね。まだ高校生なのにこちらの事情を慮ってくれた彼女の思いやりに、心がとっても温かくなりました。
外見で判断せずに声をかけてくれた女子高生に感謝を伝えたい
(※写真はイメージです)
彼女も部活帰りなのか大きな荷物を持っていたのですが、快く席を譲ってくれて、その後も「性別わかったんですか?」などとたくさんお話しをしてくれました。
見た目で平気そうだと決めつけずに、勇気を出して笑顔で声をかけてくれた彼女にとっても感謝しています。
あの時は本当にありがとうございました。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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