南米発の4時間超え迷宮ミステリー『トレンケ・ラウケン』全国順次公開決定昨年限定上映され話題に

映画『トレンケ・ラウケン』ポスター

南米発の4時間超え迷宮ミステリー『トレンケ・ラウケン』全国順次公開決定昨年限定上映され話題に

2月28日(金) 5:00

カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位に選出されたラウラ・シタレラ監督作『トレンケ・ラウケン』が、4月26日より全国順次公開されることが決定。新ビジュアルと予告編が解禁された。

【動画】『トレンケ・ラウケン』予告編

14時間を超える大作『ラ・フロール』のマリアノ・ジナスを筆頭に、協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」。今、世界中の映画祭から注目されるこの集団の集大成的作品が、ラウラ・シタレラ監督『トレンケ・ラウケン』だ。

本作は、4時間超のボルヘス&ボラーニョ的迷宮ミステリーでありながら誰もが楽しめる娯楽作であり、探偵もの、メロドラマ、クィア、フェミニズム、SFなど様々なジャンルや要素を越境しながら吸収して、誰も見たことのない境地へ観客を連れていく。

昨年、東京・下高井戸シネマにて12月26日から4日間限定で上映会が行われ、連日朝からチケットを求める行列ができるなど、パート1とパート2合わせて全8回の上映が満席に。年の瀬の上映にも関わらず、SNS上に2024年のベストテンに挙げる人が続出するなど、一瞬にして映画ファンの話題をさらった。

アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、ひとりの植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された2人の男たち――恋人のラファエル、同僚のエセキエルーは、彼女を追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのか。映画が進むにつれ物語は予想のつかない多方向へと広がり、謎はさらなる謎を呼び、秘密は秘密として輝きはじめる。

解禁された新ビジュアルは、失踪した女性ラウラのシルエットのまわりに様々な要素が美しくコラージュされている。黄色い花、図書館の本、古い手紙、集合写真…。ラウラをめぐる物語の鍵となる要素と、そこに添えられた「秘密をたどって“私たち”は出会う」のコピーが、ミステリアスな物語への興味をかきたてるデザインとなっている。

また、予告編は昨年の東京フィルメックス、メイド・イン・ジャパン部門で監督作『ユリシーズ』が上映された新鋭監督・宇和川輝が担当。主人公ラウラと、2人の男性ラファエルとエセキエル、そして謎の妊婦が登場し、ラウラが見つけた“秘密”への手がかりが描かれている。

さらに、本作の劇場公開を記念して、ラウラ・シタレラ監督作品が4月26日よりユーロスペース、下高井戸シネマにて特集上映される。特集タイトル、上映作品等詳細は後日発表される。

映画『トレンケ・ラウケン』は、4月26日より全国順次公開。

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