2月27日(木) 21:30
車のウインカーの点滅が速いと事故のリスクが高くなるため、大変危険です。ウインカーは、ほかの車両や歩行者等に対して車線変更・進路変更等を伝える役目がありますが、点滅が速いことによって、相手に正しい情報を伝えられなくなるかもしれません。そのため、道路交通法違反であり、罰則もあります。
本項では、ウインカーの点滅が速い場合の罰則や、点滅の速さを確かめる方法について解説します。手信号についても触れているため、ウインカーの点滅速度が気になった人は参考にしてください。
ウインカーの点滅が速い場合は、道路交通法違反となります。普通車であれば罰則金7000円、違反点数1点が科されます。違反点数の累積によって、免許停止等につながるおそれがあるでしょう。
ウインカーは、1分間に60~120回の速度で一定周期で点滅しなくてはならないと定められています。点滅のスピードが速い場合は車検が通りません。
あくまでも一時的な対処であるものの、ウインカーが故障した場合は、手信号でほかの車両や歩行者等に状況を伝えられます。ウインカーの点滅が速いと感じたときは、手信号によって安全を確保するとよいでしょう。
右のウインカーを点滅させる際、右ハンドルであれば運転席から右手を出すことで示せます。左のウインカーの場合、助手席に人がいるならば、左の窓から手信号を出せますが。同乗者がいない際は右手を水平にしてから肘を90度に曲げることで左折を示せます。
ウインカーの点滅が速くなる主な理由としては、以下があげられます。
・ウインカーの球切れ
・LEDの不調
・接触不良や故障
ウインカーの球切れになった際は、あえて速い点滅にすることで警告し、球切れを伝えてきます。すみやかに新しい電球に変更するようにしましょう。
ウインカーの電球をLEDランプにした場合にも点滅が速くなります。LEDは消費電力が少ないため、球切れを起こしたと勘違いしてしまうためです。抵抗付のLEDランプに取り換えるか、ウインカーリレーの交換やハイフラ防止抵抗の設置によって対策できます。
接触不良や故障によって車が球切れと判断し、ウインカーの点滅速度が速くなります。事故によって大きな衝撃を受けたり部品の劣化であったりといった理由で起こります。
修理費用を見ていきましょう。球切れの場合、交換費用は数千円程度で済むでしょう。修理費用は数千円で修理が可能です。LEDランプへの対処も数千円の費用で修理できます。
しかし、部品の費用が高価であったり部品自体がなかったりする場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。なお、ドアミラーごとの交換の場合は数万円程度になる可能性もあります。
修理に出せる場所は、以下などです。
・ディーラー
・整備工場
・カー用品店
・ガソリンスタンド
電球交換であれば、自分でできることもあります。費用をおさえたい人は、自分で交換をしてもよいでしょう。
ウインカーの点滅が速いと道路交通法違反となり、罰金7000円、違反点数1点が科されます。ウインカーが正しく点滅していないと事故のリスクが高まるため、車検も通りません。
ウインカーの点滅が速いと気付いた場合は、すみやかに対処しましょう。修理費用は数千円程度です。ディーラーや整備工場などさまざまな場所で修理できます。費用をおさえたい人は自分で電球交換をしてもよいでしょう。
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
警視庁 交通違反の点数一覧表
国土交通省 道路運送車両の保安基準
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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