2024年10月5日(土)から放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』第23話のあらすじと場面カットが公開となった。
また23話から登場するパン屋の青年、アルベルト・ブルゼフスキ役は石毛翔弥が演じていることも発表された。
TVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』は、『ビッグスピリッツコミックス』(小学館刊)で連載されていた、魚豊(うおと)の同名漫画が原作。第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した注目作だ。
舞台は15世紀のヨーロッパ某国。地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする「天動説」こそがこの世の真理だとされ、その理を覆すようなことを信じたり、研究することが重罪だった時代に、謎めいた学者フベルトの言葉で「地動説」の可能性を知った神童ラファウが、自らの命と引き換えに地動説の証明を未来へと託した第1章。
そこから10年後、ラファウの信念を偶然にも託されたオクジ―が修道士のバデーニにつなぎ、天文研究助手ヨレンタと出会い、「地動説の証明」にたどり着く。しかし異端審問官ノヴァクによって、証明された地動説が世に出ることは叶わず、オクジ―とバデーニは悲劇的ながらも感動を呼ぶ最期を迎えた。それでもバデーニが一縷の望みを懸けて、地動説の証明を未来へと届けた第2章。
そこからさらに25年――「地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たち」が未来へと託した想いと感動は、「金を稼ぐ」という強い信念を持つ移動民族の娘ドゥラカの元に届く。シュミットら異端解放部隊と行動を共にし、これまで紡がれてきた信念の炎に触れていくドゥラカ。自らの「知」と「血」、さらには命を懸けて「地」動説の証明に挑む者たちを待ち受ける運命とは──。
第23話はNHK総合で2025年3月1日(土)午後11時45分から放送予定。各話放送終了後にはNetflixでの世界配信、ABEMAでの無料配信が行われる。
<第23話「同じ時代を作った仲間」>
「君らは歴史の登場人物じゃない」――アントニの言葉はノヴァクにとってあまりにも非情なものだった。
妄執に囚われたノヴァクはアントニに反旗を翻し、教会に火をつけて全てを葬ろうとするが、ドゥラカの反撃に遭ってしまう。
ノヴァクの安否が不明なまま、教会は火の海に包まれていく。
一方、瀕死の重傷を負いながらも逃げてきたドゥラカだったが――。
>>>『チ。 ―地球の運動について―』第23話場面カットその他を見る(画像10点)

23話から登場するパン屋の青年、アルベルト・ブルゼフスキ役は石毛翔弥が演じている。
石毛は原作について「物語で起こる出来事、そして時代的にも、決して経験できるようなものではないのに、何故かそれがとても身近に感じられ、不思議な感覚に陥りました」と話し、アルベルト役を演じ「この『チ。』という壮大な作品、物語に、キャストの1人として参加させていただけた事、とても嬉しく思っています」と喜びのコメントを寄せた。
(C)魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について─製作委員会
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