混み合った場所では大人も子どもも注意力散漫になりがち。今回は、混雑した駐車場で思わずビックリしたという40代パパのエピソードを紹介します。
息子の持っていたアイスが見知らぬ人に！

（※写真はイメージです）
長男が5歳の時の話です。

こんな寛大な方がいるのかと驚いた体験がありました。

その日は御殿場のアウトレットに行ったのですが、夏休み中のためアウトレットは結構混雑している状況でした。

駐車場から店に向かっていた時、見知らぬ初老の男性とすれ違いざまに、長男が持っていた食べかけのアイスクリームがその男性の腕に触れてしまいました。

アイスクリームはその場の駐車場に落ち……男性の腕にはバニラがべっとりとついて汚してしまったのです。
長男はギャン泣き

（※写真はイメージです）
混雑している中、よそ見をしていた長男に完全に落ち度がある状況でした。

私は気が動転して、すかさず男性に申し訳ありませんとお詫びをして、車に戻ってウェットシートを差し出しましたが、男性は怒るどころか、まったく嫌な顔せずに「よくあることだし、混んでいるからいいよいいよ」と笑いながら許してくれました。

それどころか男性はギャン泣きしている長男に対して頭を撫でて、「もういいよ、泣くなよ」と声をかけてくれた上に、「アイスはないけど……」と言いながら、持っていた冷えたペットボトルのお茶を長男に差し出してくれました。
男性の落ち着いた対応にじーん

（※写真はイメージです）
おかげで長男は泣きやみ、「ごめんなさいと、ありがとうだよ」と促すと小さな言葉でお礼を言うこともできました。

明らかにふらふらしていた私たちに非があるのに、嫌な顔ひとつせずおおらかな笑顔と言葉で包んでくれたことに正直びっくりしました。丁重に御礼とお詫びを伝えましたが、申し訳なさと同時に感動を覚え、もし再会することがあればあらためて御礼がしたい気持ちです。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

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