【ベルばら】沢城みゆきとオスカルを愛した男たちが語る彼女の魅力!

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【ベルばら】沢城みゆきとオスカルを愛した男たちが語る彼女の魅力!

2月19日(水) 9:30

連載開始から50年以上が経過してなおその人気が色あせない『ベルサイユのばら』の完全新作劇場アニメが大ヒットしていることを記念し、2月18日(火)にTOHOシネマズ日比谷にて舞台挨拶が実施された。舞台挨拶にはオスカルを演じた沢城みゆきと、オスカルを愛した男たちを演じたアンドレ役の豊永利⾏、アラン役の武内駿輔、ジェローデル役の江⼝拓也が集結︕
⼤反響となっている本作についてや、今回が初のイベント登壇となる武内と江⼝からの収録エピソード、そしてオスカルの魅⼒、オスカル役・沢城が選ぶ⼀番惹かれるキャラクターの発表など、ファン必見のトークを披露してくれた。

『ベルサイユのばら』の原作は、1972年より<週刊マーガレット>(集英社)にて連載された池田理代子による歴史フィクション作品。革命期のフランスで生きるマリー・アントワネット、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを中心に、フランス革命に至る悲劇を描いた。
宝塚歌劇団による舞台化やテレビアニメ化など、メディアミックス作品のそれぞれが大ヒットを記録したことで、「ベルばらブーム」は社会現象にまで膨らみ、原作漫画の累計発行部数は2000万部を突破。少女漫画界に金字塔を打ち立てた。

そんな『ベルばら』が、連載から50年以上の時を経て公開された完全新作劇場アニメ『ベルサイユのばら』の⼤ヒットを記念して、オスカル役の沢城みゆき、アンドレ役の豊永利⾏、アラン役の武内駿輔、ジェローデル役の江⼝拓也が登壇する<⼤ヒット記念舞台挨拶>が実施された。

集まった⼤勢のファンに向けて、まずオスカル役の沢城が「1回のみならず、観るのは2回⽬だよという⽅はいらっしゃいますか︖」と尋ねると⼤勢の観客が挙⼿。さらに「3回以上は︖」という質問にも引き続き⼤勢の観客が挙⼿をするなど、多数のリピーターが参加していたが、それだけでなく会場にはこの⽇はじめて鑑賞するという⼈の姿も。まさに幅広い観客の関⼼を集めている様⼦がうかがい知れた。

<オスカルを愛した男たち>ということから、豊永は「わたし以外にもホストの⽅(江⼝)と、ハリウッドからいらっしゃった⽅(武内)が来ていらっしゃっているので。スケール感満載でお届けします」とふたりの⾐装にちなんだジョークを交えて、それを受けた武内がまるでハリウッドスターのように「ハロー、ジャパン︕」とあいさつ。江⼝もホスト調に「ご指名ありがとうございます」と返すなど、和気あいあいとした様⼦の登壇者たちに会場も⼤盛り上がり。

ちなみに武内と江⼝は劇場版『ベルサイユのばら』イベントは初参加。

あらためて⼤勢のファンの前に⽴った武内は、「収録したのが2年前くらいで、楽曲のレコーディングが先なので、それは3年前くらい。無事に形にできて良かった。僕はおふたり(沢城、豊永)と⼀緒に収録する機会もあったので。お芝居の熱量もしっかりとアニメーションに反映されているというか。いい形で令和の『ベルばら』に息吹を吹き込めたのかなと思います。そういった⾃信を持てるような内容の作品をお届けできて良かったな、というのが率直な感想」と感慨深い様⼦でコメント。

続く江⼝も「皆さんが強く愛してくださったからこそ、またこういうタイミングで舞台あいさつをさせていただく瞬間に⽴ち会えたと思うんです」と切り出すと、「僕は普段、めちゃくちゃひとりで飲み歩くんですが、飲み屋ごとに飲み友がいて。そこではやはりベルばらの話になるんですよね。今までアニメについての感想をもらったことが無かった⽅からも、パートナーの⽅と⼀緒に映画を⾒に⾏ったがとても良かったという感想を頂いたり、いろんな⽅に⾯⽩かったと⾔っていただきました」と報告した。

舞台挨拶の様子や、描きおろしイラストを使用した第4弾の来場特典などをチェック!(画像13点)

(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

そしてトークの話題は、この⽇のイベントテーマである「オスカルの魅⼒とは︖」という流れに。まずは沢城が「オスカルは⼀度⼊ると分け隔てがなくなるというか、表裏がない⼈だと思うんです。そういうあけすけなところが親しみやすさだと思います」とその魅⼒について語ると、豊永も「スタートラインが違うというところを受け⽌めた上でオスカルを⾒ると、沢城さんがおっしゃった通りすごく素直な⼈。⽣まれてから近衛隊に⾏くまでの育ってきた環境、レールがものすごく狭いものだけに、そこに⽣きてきたオスカルが新しい情報を新鮮に受け⽌めている。そうした⽣き⽅こそが彼⼥の⼈間としての成⻑の仕⽅なんだろうなと思うと、今の現代社会の情報量の多さとは違う次元で⽣きてきた⼈なんだろうなと思う」と分析。

続く武内が「いろんな解釈があると思いますが、僕はオスカルは⼥性らしいキャラクターだなと感じながらやっていました。ものすごい葛藤とか、揺れ動いている⼼というものが残り続けているところがあるのかなと。それを隠すわけではないんでしょうが、それを越える意志の強さが魅⼒かなと。⼀⽅でアンドレに⾒せる表情を⾒ると、すごく繊細な⼈物なんだろうなと。そこが愛おしく感じるポイントだと思います」と語ると、最後に江⼝が「やはり強さ、たくましさといった部分が魅⼒的なわけですが、光の部分が強くなればなるほど影が濃くなるわけで。ああいう⾵にたち振る舞うところにせつなさを感じるんですよね。僕としては『弱⾳を吐いてもいいんだよ』『そういう部分を⾒せてもいいんだよ』と思うんですけど、それでも⾒せないという意志を固めて、いろんなものを閉じ込めて前に進もうとするところに⼈は感動するし、けれど愛している⼈だけには⾒せる部分もあって。そして僕(が演じたジェローデル)の前では決して⾒せられないんだなと思いました」とコメント。その⾔葉を聞いた沢城も「めっちゃジェローデルから⾒たオスカルだよね」と興味深い様⼦で付け加えた。

そんな3⼈の男性陣の⾔葉を聞いて、あらためて"沢城⾃⾝が"惹かれるキャラクターとは3⼈のうちの誰なのか︖それぞれ1輪のバラを⼿にした3⼈の男性陣は、⽚膝をついて花を差し出したり、⼝にバラをくわえたりと思い思いにアピール。

そして、しばし考えた後「整いました」と頷いた沢城は「ルイ(16世)︕」と⼒強く語ると、会場は⼤喝采。
「ルイ……︖」と納得がいかない様⼦の男性陣に向けて、「だってアランはこんなにも頼れるでしょ。こんなに頼れる⼈のことを好きになったらいなくなった時にどうなっちゃうのかと思うでしょ。妹もいるしね。それとアンドレはね…… 命とかかけてくれなくていいの。命をかけられると安⼼できないの。そしてジェローデルは4次元にいるでしょ。まだ現世にいたいから。やはりルイの魅⼒はティーンエイジャーの頃はわからなかったのよね。年を重ねてくると分かってくるから︕」とその理由について解説。まさに「恋⼈にするなら」ではなく、「結婚するなら」というところにルイの魅⼒を感じている様⼦の沢城の説明に「仕⽅ないよね……」とどこか納得した様⼦の男性陣だった。

そんな⼤盛り上がりの舞台あいさつもいよいよフィナーレ。
最後のあいさつとして沢城が「レコーディングからはじまった『ベルサイユのばら』も、収録を経て取材などもたくさんやらせていただいて。今⽇が最後の稼働となります。そんな⽇にホストの⽅(江⼝)と、外国の⽅(武内)が来てくださって。こんなにも楽しむことができて、すごくうれしかったなという体感で終わることができました」と語ると、あらためて「やはりすごいなと思うのが、この『ベルサイユのばら』という作品の歴史に参加したんだなということ。この先もきっとつくられていく「ベルサイユのばら」の歴史の途中にいられたんだなと。その中に⾃分たちがいられるという⼤きな喜びと、たくさん話ができる⼈が増えたということがわたしの宝物になりました」と晴れやかな表情で呼びかけた。

(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
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