【漫画】思わずお腹が減る!参考になる育児グルメ漫画に「こんなワンオペしたい」「育児×ご飯漫画とか楽しみすぎる」の声コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、大町テラスさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「ハラがへっては育児はできぬ」だ。2月7日時点で4000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は、『フォアミセス』で連載されていた作品。今回は作者の大町テラスさんに制作の背景を伺った。
■育児中でも楽しめる!美味しいグルメ

今作は、作者の大町テラスさんが描く育児+グルメエッセイ漫画。
2021年に第一子を出産された大町さんは旦那さんとの3人暮らし。出産前はお酒大好き!飲み歩き大好き!といった大町さんだったが、妊娠を機に飲酒はお休み。平和に過ごす大町さんだったが、授乳期はお腹がすくため子どもが就寝してからの1人時間に何か食べることを楽しみにしていた。
大町さんが冷蔵庫で発見したのは、つくり置きをしていたシューマイ。ノンアルコールビールと一緒に、ひとり時間を楽しむのであった。
ほかにも お祝い膳やワンオペ日の温しゃぶ、鉄板で焼くだけのオーブン料理など、育児中の大町さんが楽しむグルメが描かれており、レシピの参考になったり思わずお腹がすいたりと魅力満載の作品である。
実際に漫画を読んだ人達からは「こんなワンオペしたい」「ほっこりした」「育児×ご飯漫画とか楽しみすぎる」「超おすすめ…!」といった声が上がっている。
今回は、作者の大町テラスさんに『ハラがへっては育児はできぬ』の制作について話を伺った。
■作者・大町テラスさんの創作背景とこだわり

――「ハラがへっては育児はできぬ」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
当時読んでいた育児雑誌に「赤ちゃんが小さいうちは温かいごはんを食べるのはあきらめましょう」というようなことが書いてあったんです。
妊娠中もナマものがだめとか様々な食事への制限があって、やっとそれを乗り越えたのに産後もまだそんなことを言われるのか!?と、食べることが好きな私はとてもショックを受けました。
なので「育児中でもおいしいものを食べることをあきらめない!」という その雑誌の一文へのアンチテーゼをやるようなつもりで描き始めました。
――「ハラがへっては育児はできぬ」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
出産したのが2021年、コロナ禍の真っ最中でした。
今はすっかり忘れたように普通の生活に戻っている人が多いですが、あの期間は世間の常識が一変してしまった、異常な時期だったと思います。
そういう特異な時期に子育てを経験したことの記録を残したかった、というのもあります。
――今作は子育て+グルメエッセイというジャンルの漫画ですが、描く際に意識していたことはありますでしょうか?
あたりまえですが、赤ちゃんがかわいく、ごはんはおいしそうにみえるように…。
あとは育児中の方が読んでほっと息抜きになるような漫画になればいいなとおもっていました。
私は料理のプロではないので、できるだけマネしやすいような簡単なレシピでありつつ、分量とかはきっちり守らなくても それっぽくおいしくつくれるようなラフで家庭的なレシピであるように意識しました。
――今作の中で特にお気に入りのシーンやセリフなどありましたらお教えください。
1巻の最後に収録されている11話のこのシーンです。

赤ちゃんは本当にどんどん顔が変わっていって。
親としてちゃんと守ってあげなきゃ…という不安や心配が赤ちゃんの生命力への信頼に置き換わっていく瞬間を描けたので気に入っています!
――大町テラスさんの今後の展望や目標をお教えください。
現在はコミックDAYS(WEB/アプリ)で『一緒にごはんをたべるだけ』という連載をしていて2/12に単行本1巻が発売予定です。
――最後に大町テラスさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
4歳児の育児をしつつ、隔週締切、毎月40~50ページくらい漫画を描いています。
自分は体力も根性もない方だと思っていたけれど、そんなこともないかも…と自信がついてきました。
これからも応援していただけるとうれしいです!
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