【漫画】本編を読む東京の美大に通う現役大学生で、グラフィックデザインやアートディレクションについて学ぶ傍ら、趣味として漫画を描いている御宿(@onjuku_2000)さん。現在は、大友克洋先生や松本大洋先生に影響を受けて、ミステリーやSFをテーマに漫画を描くことが多いという。そんな御宿さんが描いた号泣必死の短編「死んでも会いに来て」を紹介したい。
■きっかけは飼っていた黒猫が数年前に亡くなったこと。自己投影の作品



4年間飼っていた猫が死んだ。その猫を拾った場所に座り込む主人公に女の子が話しかけてきたことからストーリーが始まる。邪魔だという言葉にムッとしつつ「猫が死んだから弔ってるんだよ」と不愛想に答えた後から、猫との思い出を話し出す。
作品を描いたきっかけについて「実家でゴールデンレトリバーと黒猫を飼っていたんですが、黒猫が数年前に亡くなってしまって…。そのことがきっかけでこの漫画を描きました」と語り、ほとんど自己投影だという。
黒猫との忘れられない思い出を聞くと、まず名前が「ランプ」だと教えてくれた。理由は「母が好きなバンドの曲から『ランプ』という名前をつけて、病気で亡くなってしまうまで4年間一緒に過ごしました。漫画の通り、そっけないけれど寂しいときには寄り添ってくれる頭のいい子でした」と特徴を聞かせてくれた。相方のゴールデンレトリバーは“かまってちゃん”だが、ランプはいつも“ガトリングネコパンチ”で反撃していたそうで、今でも夢に出てくるほど大好きな猫だという。
今後については「大学での制作がかなり忙しいのですが、漫画もその合間を縫って描いてTwitterやpixivにアップしていきたいなと思っています。商業誌にも載せていただく予定があるので、掲載が決まり次第、Twitterで告知する予定です」と教えてくれた。
“死んでも会いに来て”その思いは愛猫を亡くしたことがある人なら誰もが思うことではないだろうか。「あの子も私のこと愛してくれていたのかな?」「私が愛していたこと、ちゃんと伝わっていたかな?」と自分と重ねてしまい、涙が止まらなくなってしまうはず。誰もいない部屋でじっくり読みたくなる作品だ。
取材協力:御宿(@onjuku_2000)
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