毎年のように大みそかから正月三が日にかけて体重を激増させてしまっていた私。反省し、今回こそは年末年始で体重を増やさないぞ! と意気込んだものの、結果は2kg増になってしまいました。単に太ってしまった事実だけ受け入れるのは悔しいので、なぜ体重が激増したのか徹底検証してみることにしたのです。その結果を紹介します。
原因1:おせち特有の濃い味付け
当初、おせちは脂っこい料理ではないし、煮物など根菜類も多く食物繊維もとれるし、肉や魚、卵、えびといったたんぱく質もとれるから太らないのではと考えていました。ところが、
1月1日に1kg増、2日に1kg増というおぞましいスピードで太っていった
のです。
さらなる驚きは体重ではなく、むくみ
でした。
ふくらはぎはここ数カ月見たこともないような太さで、むくみにむくんでいました。1年間ダイエットのためにピラティスと筋トレを続けてきたことで、ふくらはぎの細さにはちょっとした自信があったのに、衝撃の太さになっていたのです。
ダイエット前に食事法をオンライン講座やネット検索、本で学んだ知識を頭の中で巡らせていたところ、ふと気付いたのです!
おせち特有の濃い味付けが原因かもしれない
と……。
お酒のつまみであり、正月三が日保存できるおせちには、塩分も糖分もふんだんに使われていると耳にしたことがあります。
人の体は必要以上に多くの塩分や糖分を体内にとり込んでしまうと、本来、老廃物として体外に排出されるべき余分な水分をため込んでしまう
ことを思い出したのです。おせち特有の濃い味付けが異常なむくみの一因のようでした。
原因2:水分不足
おせちはお酒に合わせる料理なので、自然と私も水分をとっているつもりでした。その水分の種類がまた問題だったのです。
これまたダイエットの食事法で勉強したところによると、
アルコールは利尿作用があるので、いくら飲んでも、水分が常に体内で足りない状態に
なってしまうそうです。さらに
水分不足の体でアルコールを飲み続けると血中のアルコール濃度が上がるため、代謝が落ち、老廃物が体内に滞ってしまう
そうなのです。
お酒以外にも、ジュースや清涼飲料水も糖分が多量に含まれていて、おせちの味付けと同じく、体内に余分な水分を抱え込んでしまうそうなのです。お口直しとして飲む、カフェイン入りの濃い緑茶やコーヒー、紅茶なども利尿作用を促進させるので、やはり代謝が悪くなるとのこと。
お酒もジュース類もカフェイン入りのお茶類もすべてむくみの一因になってしまっていたのです。これでは、水分を体内に入れているようで実は逆。体が本当に必要としている純粋な水がとり込まれないため、結局、正月の間ずっと体は水分不足と闘っていたのです。それはむくむわけです。
原因3:運動不足
日常からかけ離れた正月は、運動量がぐっと減ります。主婦なので家で最低限の家事はしますが、所詮その程度の動きです。年末に大掃除をしているし、おせちという強い味方がいるので、料理もほとんどしません。
また、家族で出かけるといっても、車移動ばかりです。商業施設でも、ちょっと歩いては休憩を繰り返していて、運動不足の解消にはなりません。すると、全身の血流が悪くなり、代謝もガクンと落ちていくそうなのです。
特に、じっと座っている時間が長い正月は、ふくらはぎがむくんでしまうようです。健康番組などでもよく取り上げられている、
第2の心臓とも呼ばれているふくらはぎの働きが悪くなると、代謝が悪くなり、下半身の血流やリンパの流れが滞り、体内の余分な水分が排出されなくなってしまう
ようなのです。
私なりに正月太りを検証した結果、原因は3つ思い当たりました。
おせちの濃い味付け、体が求めている水分が足りていない状態、まったく動かない生活
。これら3つの原因により、老廃物という名の余分な水分が体内に滞ったままになっていたことで、衝撃のむくみを発生させてしまったようでした。
まとめ
おせちに対する誤った認識から、正月三が日で体重を2kgも激増させてしまいました。原因を検証してみると、単に余分な水分を排出できずに体がむくんだだけだとわかったのです。
その検証結果を基に、1月4日から食事の味付けを薄くするようにし、不足していた生野菜を積極的にとり、水をしっかり飲むようにしました。家事も通常通りおこない、軽い運動を取り入れたところ、一気にふくらはぎが元の細さに戻り、体重も戻ったのです。
体重が増えた原因さえわかれば、元に戻すのは案外簡単でした。来年の正月も大いにおせちを楽しみたいと思います! もちろん、アフターケアとセットですけどね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:竹みか/40代。1男1女の母。食べるのも作るのも大好きぽっちゃりオバチャンだったが一念発起。ダイエットに目覚め、体重15kg、体脂肪率7%落とすのに成功。今も絶賛継続中!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生 東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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