【写真】軍神の熱い指導を涙を流して聞く山本裕典ほか名場面集

ABEMAオリジナル番組「愛のハイエナ3」(毎週火曜夜11:00～11:55ABEMA SPECIALチャンネル)内の「山本裕典、ホストになる。」という企画が人気だ。俳優の山本裕典が、夜の街でホスト業に挑む様子を包み隠さず見せるドキュメントバラエティ。単にうまい言葉や綺麗な顔だけでは成功できない厳しい世界で、山本が「まだドリームつかんでねぇんだよ！」と全力で挑むその姿から、笑いと感動が生まれている今企画の魅力を紹介する。

■過激な企画が目白押しの「愛のハイエナ」


「山本裕典、ホストになる。」は、“イケメン芸能人がホストクラブで実際に働いたら稼げるのか？”を検証するため、山本がホストクラブに体験入店し、その様子に完全密着する企画。「愛のハイエナ3」は、お笑いコンビのニューヨークとさらば青春の光の2組がMCを務め、“愛”をテーマに人間の“欲望”をあぶり出し、つい覗き見したくなる瞬間にしゃぶりつく遠慮を知らないドキュメントバラエティ番組である。

羽賀研二や田口淳之介ら逮捕された芸能人のその後に密着する「○○は反省しているのか？」シリーズや、セクシー女優による恋愛リアリティーショー「ピュアな恋しちゃダメですか？」、加護亜依がリポーターを務めて若い母を取材しに行く「14歳の母」などの過激な番組企画の中で、「―ホストになる。」はseason1から続く看板企画のひとつだ。

山本は、爽やかなイケメン俳優として特撮モノや学園ドラマに多数出演してきたが、女性スキャンダルなどで俳優業から離れ、一旦飲食業の道に進んだ後、再び、芸能界へと舞い戻ってきた男。“姫”と呼ばれる女性客の心をつかみ、夜の街で楽しくお金を(できるだけたくさん)使ってもらうことが重要なホストの仕事に飛び込んだ山本は、「楽しーい!!ホストって」「今(タバコ)うめぇもん」「プロだぞ俺は！」と調子良くイケイケモードで気合いをみせたかと思えば、その自信を真っ向から覆されて涙を流して落胆することも。頑張る姿と、先輩に叱られて悔しがる姿を交互にさらけ出し、ただただ素直に一生懸命仕事に取り組む様子は、不思議と応援したくなってしまう。

■ホストの世界に飛び込み歌舞伎町から大阪、そして再び歌舞伎町へ


山本のホスト企画は、2023年7月放送のseason1から始まった。元イケメン俳優である強みを生かして「余裕っしょ」となめてかかる山本だったが、一晩で何百万円も稼ぐホストの世界は甘いものではなかった。ただ席についただけでは、姫は絶対にお金を落とさない。シャンパンなど高いお酒の追加注文は「この人ともっと楽しみたい」という気持ちの表れであり、“飲み直し”といって2度目の指名は「この人ともう少し長くいたい」と思わせなくてはいけない。気合いやビジュアルだけでは太刀打ちできないということを知った山本は、落胆しながらも業界の“勝ちルール”を叩きこんだ。

season2では舞台が大阪屈指の繁華街ミナミに移る「大阪編」。山本はNo.1ホストを目指すが、歌舞伎町での経験が通用せず、関西のノリを学び直すことに。つまらないホストにはお金を使ってくれない大阪の姫たちから逆にトーク術を学ぶことも多く、「クソがふざけんなよカス！」とベロベロに酔ってライバルに悪態をつきながらもホストとして大きく成長した。

そして現在放送中のseason3は「波乱の歌舞伎町新店舗編」として再び歌舞伎町へ。ホストクラブのプロデューサー・軍神が手がけた新店舗「Club LiTA」で、7割が新人ホストという状況の中、山本は先輩ホストとしての立ち位置で奮闘中。山本が店にいるとハプニングや事件の連続で、ニューヨーク・嶋佐和也は「よくもまぁ毎日こんなに面白くなりますね」と驚き、さらば青春の光・森田哲也も「そら、シーズン3始まるわな」と感心した。

■屁こきもなんのその！喫煙所の愚痴こぼしが定番に


山本の本性は、ホストクラブの喫煙所で露わになる。店で出せない怒りや悔しさ、喜びを喫煙所で発散するため、それが名シーンの数々を生み出している。稼ぎを得られず、ライバルホストに罵られた日には「俺何かしたか？あほか！バカかよくそが」と大股を広げながら悪態をつき、あげくには“ブー！”とおならをかまして「屁出た」と笑う。これにはスタジオでVTRを見るニューヨークも「屁こきホスト(笑)」と大喜びした。

店に来る姫の中には、過去に山本と関係を持っていたという衝撃エピソードを持つ女性もやって来る。ライバルホストのマイクパフォーマンスでマイクを握った姫が「10年前にあなたとヤッてまーす」と暴露し苦笑いするしかなかった山本は、喫煙所で「くそみたいな女がくそみたいにあおってきて。俺に捨てられた女だかんね」と盛大に愚痴っていた。

■ホストの世界では濃いキャラクターが次々登場

さらに、山本の周りにいるホストたちはキャラクターが個性的で、関係性はまるでアニメの登場人物のようで相関図を作れそうなほどに面白い。主要メンバーを紹介しよう。

■すべては“軍神”から始まった…山本にホストのノウハウを叩き込むプロデューサー・心湊一希


ホストクラブを数件プロデュースしている心湊一希は“軍神”の異名を持つ人物。ホストの養成所的な店舗「Lillion」で、山本にイチからホストの仕事について教え込んだ師匠。人の心を読むことやサービス精神に長けていて、姫の心をつかむトーク術や、「ホストたるものこうであれ」という秀逸な例え話が人気である。番組ファンのSNSには「軍神のアドバイスまじで有効」「もはや軍神さんを見てる」などという声が並ぶほどカリスマ性もある。ハロウィンイベントの日には、山本が「鬼滅の刃」の炭治郎のコスプレを無難にする中、軍神は自ら「キングダム」の将軍・王騎に扮し、歌舞伎町を馬に乗って出勤するなど視聴者の度肝を抜いた。season2の大阪編は軍神プロデュースの店「club Go」で行われ、途中で「軍神合宿」なる座学の講義や体力作りが山本ら新人ホストに課された。season3の舞台「Lillion」2号店の「club LiTA」のオープン時には130人規模のオーディションを開催し、そのうち合格した50人のホストと軍神は新たな夢を追っている。

■王子接客No.1“ノア”、オラオラ系最強ホスト“爆撃竜馬”、大阪を仕切る白スーツこと“ひなた”


売上１位を目指す山本にとって存在をぶっ飛ばしたいライバルであり、店の売上を伸ばすためには時に連携して仲間にもなるホスト同士の関係もアツい。綺麗な顔立ちで物腰の柔らかさが魅力の王子様的ホスト“ノア”には多額のお金を店に落とす常連客がいる。山本はノアが出勤前に同伴で姫とボウリングへ行く際についていって、姫を立てることの大事さなどを学んだ。


“爆撃竜馬”の接客は一瞬にして自分のペースに巻き込むパワーがある。オラオラ系の俺様トークで畳みかけ、自然なスキンシップを連発。照れる女性客に「エロがんなって」「この女ゲッチュー！」と店中に響く声で宣言すると次々指名を獲得していく。夜の非日常空間をあっという間に演出していく男だ。


大阪編で歌舞伎町から来た山本の天敵になったのは“七瀬ひなた”。「山本裕典、東京に送り返します」とマイクパフォーマンスで煽り、山本を「なんなん？あのクソ白スーツ！」と激ギレさせた。しかし、山本が一生懸命練習したシャンパンコールを認め、ひなたが手助けすると「ひなたイイやつだった…」と友情が芽生える名シーンも生まれた。

■山本、試行錯誤で入ったヘルプを新人にコケにされて激怒
■season3期待のルーキー・JIN「正直、負けてるとこ1個もないっすね」


元不動産勤務のJINは、新人にも関わらずオーラもエロさもあるため、軍神も「女性の扱い方うまいっすよ」と一目置く男。JINは「山本裕典さんは正直そんな意識してない」「負けてるとこ１個もないっすね、顔も負けてない」と自信満々の一方で、山本はJINのヘルプに入らなくてはいけない立場となり悶々とする。JINと姫の卓を盛り上げるトークがうまく回せなかった山本にJINが「マイナスしかないです、全然(ヘルプは)いらなかった」と言い放つと、山本は「俺が全部背負わなきゃいけない話？腹立つねん！」と壁をグーパンチして怒りを露わにした。一触即発のムードを軍神がなんとか抑えると、山本は「全力で向き合ってるつもりでいんねん、教えてくれよ、分かんねぇから」と悔し涙を流した。


号泣する姿もブチギレも、へべれけに泥酔する姿もすべてさらけ出しながら全力投球している山本。2月11日放送の最新話#5では、「LiTA」でホスト戦力外通告を受けている崖っぷちのホスト4人のヘルプにつき、「プライド捨てろよ」「ちゃんと全力で自分をさらけ出していこう！」と説教をするほどにまで成長している。

この企画はひとりの俳優が捨て身になってまで、ガチンコで新しい世界の扉を開けていく成長物語なのだと、season3にして感動さえ芽生える。2月17日(月)まで、season3山本裕典企画は全て無料で見られるので、ぜひこのディープな世界を味わってみてほしい。


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