“元祖 国民の年下彼氏”チ・ヒョヌの笑顔に癒される… 14歳差の“ベストカップル”を生んだ大ヒット年の差ロマンス<紳士とお嬢さん>

「紳士とお嬢さん」よりチ・ヒョヌ&イ・セヒ/Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2021 KBS. All rights reserved

“元祖 国民の年下彼氏”チ・ヒョヌの笑顔に癒される… 14歳差の“ベストカップル”を生んだ大ヒット年の差ロマンス<紳士とお嬢さん>

2月11日(火) 1:00

「紳士とお嬢さん」よりチ・ヒョヌ&イ・セヒ
【写真】ヒロインの恋のライバル、サラ(パク・ハナ)

韓国の地上波放送局KBSで毎週土・日曜に放送され、視聴率ランキングトップ常連の人気枠“KBS週末ドラマ”。その中でも近年最もヒットした「紳士とお嬢さん」(2021-2022年)が、「Jテレ」ごごドラ枠で2月13日(木)から平日毎日放送される。“元祖 国民の年下彼氏”であり、癒やし系実力派俳優としても知られるチ・ヒョヌが14歳年下のヒロインと恋に落ちていくカタブツ会長をチャーミングに演じ、最高視聴率38.2%、「2021 KBS 演技大賞」7冠を獲得した超話題作、その見どころに迫る。

■14歳差の2人が恋に…「紳士とお嬢さん」あらすじ

「紳士とお嬢さん」は、妻を亡くした喪失感から抜け出せずにいる大手グループ企業会長の“紳士”ヨングク(チ・ヒョヌ)と、一家がバラバラになってもへこたれず自分の選んだ道を突き進む“お嬢さん”ダンダン(イ・セヒ)が繰り広げるピュアロマンス。

恩師の紹介でFTグループ会長ヨングクの家に住み込み、彼の3人の子どもたちの家庭教師をすることになったダンダン。母と兄の金銭トラブルのせいで一家はバラバラだが、ヨングクの屋敷では偶然にも、父が住み込み運転手として働いていた。さらに、スチョルの住む離れの部屋には母も隠れ住んでいて…。

一方、妻を亡くしたヨングクは喪失感から抜け出せず、3人の子どもたちへの関心も薄れるばかり。だが、ダンダンが家庭教師としてやってきてからは子どもたちにも笑顔が増え、ヨングク自身も明るさを取り戻していく。やがて、ダンダンの中にヨングクに対する特別な思いが芽生え始め、ヨングクも気づけばダンダンを目で追うように…。そんな中、ヨングクの後妻を狙う室長サラ(パク・ハナ)は2人の様子に気づき、ダンダンを追い出そうと策を練り始める。

■チ・ヒョヌ、“癒やし系”の魅力炸裂で「演技大賞」大賞受賞
元祖“国民の年下彼氏”チ・ヒョヌが堅物エリートに!


本作で、ムスッとした“堅物男”から恋によって本来の優しい性格を取り戻していくヨングクを演じたチ・ヒョヌは、1984年11月29日生まれの現在満40歳。笑うと目じりが下がる瞳がチャームポイントだ。

2003年に俳優デビュー。年上男性と年下男性の間で揺れるヒロインの恋を描いた「マイスウィートソウル」(2008年)では7歳下の映画監督志望の青年ユン・テオを愛嬌たっぷりに演じ、バツイチシングルマザーのヒロインと年下御曹司のロマンス「千回のキス」(2011年)ではクールな年下御曹司チャン・ウビン役を好演。元祖“国民の年下彼氏”の地位を確立した。

今作の孤独な堅物男ヨングクは、元気いっぱいのダンダンと知り合うことで変わっていく。14歳という年の差、“雇い主・雇われ家庭教師”という立場の差に加え、最悪な出会いもあってダンダンを恋愛対象とは見ていなかったヨングクだが、彼女の誠実でポジティブな人柄にふれ、淡い感情が芽生えていくのだ。
「紳士とお嬢さん」場面写真


ダンダンに向けた笑顔はピュアであたたかく、こちらまで幸せな気持ちになってしまうほど。酔っぱらったダンダンに「会長を見ると心臓がドキドキします」と告げられて固まるなど、ダンダンに惹かれていく自分自身に戸惑う姿もチャーミング。ヘビのおもちゃに驚いたダンダンに飛びつかれて思わずお姫様抱っこしたり、山で足をくじいたダンダンをおぶってあげたり…と、不器用な2人ならではの胸キュンシーンも見どころだ。今作でチャーミングかつ包容力あふれるヨングクのキャラクターを作り上げ、“年下彼氏”とはまた違う癒やし系の魅力を発揮したヒョヌはこの年、「2021 KBS演技大賞」でみごと大賞を受賞した。

■イ・セヒは500倍を勝ち抜きヒロインに

そんなヒョヌと14歳差のカップルを演じたイ・セヒの魅力も、本作に欠かせない要素の一つ。20代の頃からウェブドラマでキャリアを積んできたセヒは、オーディションで500倍の競争率を勝ち抜き「紳士とお嬢さん」の主演に抜擢された。

1991年12月22日生まれでヒョヌとは実年齢7歳差だが、愛情深い14歳下のヒロインをはつらつと好演。長女ジェニが家からいなくなり大騒ぎするエピソードでは、ジェニの友人や行きそうな場所など、彼女のことを何も知らなかったヨングクを「娘に関心もないなんて、それでも父親ですか?子どもにも感情があるんです」と目に涙をためて叱責。雇い主にも率直にものを言う真っすぐなダンダンがヨングクを変えていく様子を、説得力を持って演じている。

14歳差、3人の子を持つ父との再婚という障害を乗り越え結ばれるヒロインという難しい役柄を演じ切り、ヒョヌとともにめでたく「2021 KBS 演技大賞」カップル賞も受賞。受賞式のステージ上で見せた、身長187センチのヒョヌとの仲睦まじさ&身長差もファンを魅了した。

■子どもたちの好演も胸を打つ“ホームドラマ”

本作が放送された「KBS週末ドラマ」は高視聴率を叩き出してきた伝統枠。今年1月まで放送していた「タリミファミリー」も視聴率ランキングでほぼ全話を通して1位を独占したが、本作も最高視聴率38.2%を記録するなど、韓国での放送時に大反響を巻き起こした話題作だ。

「KBS週末ドラマ」は半年間にわたって綴られる長編ドラマだけに、メインカップルの恋愛模様はもちろん、それぞれの家族のエピソードもじっくりと描かれる。本作もその例にもれず、ダンダンの複雑な家庭事情やヨングクの後妻問題、3人の子どもたちのエピソードなど、家族にまつわるストーリーにも引き込まれる。1話で描かれるダンダンの両親のなれそめなど、涙なしには見られない感動エピソードも満載だ。

裕福な家の家庭教師としてやってきたヒロインが妻を亡くした家長と恋に落ちるという筋書きは、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」を彷彿させるが、今作の子供たちのエピソードも見ごたえ十分。中でも、末っ子・セジョン(ソ・ウジン)が「パク先生がいい!」とクビになったダンダンを泣きながら探しにいくシーンは、胸を打つ名演!ウジン少年はこの作品で、弱冠6歳にして「2021 KBS 演技大賞」青少年演技賞を獲得した。

14歳差カップルのピュアな恋愛ストーリーとしても、ホームドラマとしても見ごたえある「紳士とお嬢さん」。放送時に韓国の視聴者をとりこにしたハッピーな2つの家族の物語、このチャンスに楽しんでみては?

◆文=酒寄美智子


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