年齢とともに目のかすみや疲れがひどくなるのは、仕方のないことかもしれません。でも、実際に自分の身に起こるとショックもひとしおです。普段は眼鏡ユーザーの私、目の疲れは眼鏡の度が合っていないからだと思っていたのに、違っていたのです。目の疲れの原因は……。
夕方になると眼精疲労で目が開けられない!
43歳のころ、在宅ワークに加えて午前中3時間だけ事務の仕事を始めました。業務内容はパソコンでのデータ入力や郵便の仕分けです。午前中に事務の仕事を終えて自宅に帰り、午後、昼食を済ませてから在宅ワークを始めます。ダブルワークを始めて約1週間後、
夕方になるにつれて目が痛くて開けられなくなってきた
のです。
まず
パソコンの画面がまぶしく感じられ、字もぼやけてきて、情報が頭にまったく入ってきません
。これでは仕事にならず、頭を抱えてしまいました。「午前中からの慣れないパソコン仕事で、目が疲れやすくなってるのかな」と、ホットタオルを目に当てたり、ちょっとお高い目薬を購入して試したりしてみましたが、あまり改善は感じませんでした。
普段は眼鏡を使っており、何年も同じ眼鏡を使い続けていたので、「もしかして眼鏡の度が合わなくなったのかも」と思い、仕事が休みの日に眼科に行ってみました。
眼科医に言われた衝撃のひと言!
眼科の受け付けでは、「最近、眼鏡の度数が合わない気がするので視力検査をお願いします」と伝えました。ほどなく視能訓練士さんがひと通りの検査をしてくださいました。そして待合室で待つこと5分。診療室に入った私に、ダンディーな先生がやさしくこうおっしゃったのです。
「お年ごろですからね……。あなたにはこちらの眼鏡が合うんじゃないかな」
。先生が指された方向を見ると、そこには「遠近両用眼鏡」のポスター!! 衝撃でした。最初に受け付けで眼鏡の度数のせいにした自分を思い出し、顔が熱くなりました。
その後、視能訓練士さんに遠近両用眼鏡の利点や使い方を教えていただきました。普段使っているパソコンはデスクトップかノートパソコンかを聞かれ、そしてパソコンで作業する際の姿勢やスマホを見るときの姿勢まで実演(!)させられましたが、私の普段の生活にピッタリの眼鏡を提案してくださいました。
遠近両用眼鏡のかけ心地は?
私は初め、目の疲れは「眼鏡の度が進んだからかな」と考えましたが、実際は今まで使っていた眼鏡はむしろ見え過ぎで、目に負担がかかり過ぎていたことが判明。遠くを見るときには度は緩めに、パソコンやスマホなど近くを見るときにはくっきりとクリアに見えるように調節してもらいました。
その後、注文して1週間ほどで遠近両用眼鏡ができ上がりました。遠近両用眼鏡は文字通り近くも遠くも負担なく見られるもので、見た目は普通の眼鏡と変わりません。早速仕事にかけていき、普段と同じように過ごしてみました。すると、
夕方の目の疲れ具合が全然違う
のです。いつもは画面を見るだけでつらくなくなる時間なのに、午前とまったく同じ集中力を保つことができたのです。感動でした。
まとめ
あまり乗り気ではなかった遠近両用眼鏡でしたが、その後仕事で不自由することなく、これのおかげでとても快適に過ごせています。夕方、目の疲れに悩まされることもありません。
「43歳で老眼なんて」と初めはショックでしたが、見た目は普通の眼鏡となんら変わりなく、レンズも不自然さがありません。何よりも仕事がスムーズにできることが一番うれしい!! 頼れるものにはなんでも頼って、快適なアラフォーライフを満喫しようと思う今日このごろです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:白田 ほのか/40代女性。高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じる。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:医師 田辺直樹先生 田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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