竜星涼&生見愛瑠がキャスターを演じて感じたこと「自分たちが“何を信じて何を汲み取っていくか”を試されているんだと思います」

左から)竜星涼、生見愛瑠

竜星涼&生見愛瑠がキャスターを演じて感じたこと「自分たちが“何を信じて何を汲み取っていくか”を試されているんだと思います」

2月6日(木) 3:00

提供:

2月7日に公開となる映画『ショウタイムセブン』。
ラジオの生放送中にかかってきたある一本の電話。それは発電所での爆破を予告するものだった。電話をかけてきた男が指名したのは国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元キャスター・折本(阿部寛)だった。ニュース番組の生放送で展開されると犯人との交渉は手に汗握るものとなっている。
折本のあとにメインキャスターとなった安積を演じる竜星涼、安積と共にニュースを伝える新人アナウンサー・結城を演じる生見愛瑠にインタビュー。
緊迫感溢れる現場での様子について聞いた。

日本でこの作品をどう描くのか興味があった

――今回、韓国の映画『テロ,ライブ』が原作となっています。

竜星涼(以下、竜星)作品をもともと観ていて、そのときはワンシチュエーションでやっているおもしろさだったり、最後の最後まで引き込まれました。あり得ないようなことを違和感なく見せていくのがうまいな、って。あのクオリティでやる韓国映画はおもしろいな、というのは思いました。

――それを踏まえて、今回の脚本を読まれた際の印象を教えてください。

竜星全く同じものには思うので、どういうふうにやっていくのか、というところにはすごく興味がひかれました。原作を観ておもしろいのは分かっていたので。

――生見さんはいかがでしたか。

生見愛瑠(以下、生見)最初からちゃんと読み込もうと思って……。

竜星はははっ!読んでてわかった?

生見わかりました、わかりました!(笑)想像が難しいシーンもあったじゃないですか。

竜星難しいシーン……あったかな?

生見同時にいろんなところでいろんなことが行われているじゃないですか。だからどの時間軸で、このときがこうなっているんだろう、って自分で組み合わせるのが難しくて何回も読みましたね。でも本当に緊迫感がある台本だな、と思いました。

リアルな初々しさで役に挑んだ

--今回はアナウンサー役ですね。

竜星役者として挑戦すべきというか、チャレンジを求められた感じがしますよね。アナウンサーという仕事自体が、的確にニュース原稿を読むイメージがあるので役者だったら避けたくなる役柄だと思うんですよ。

――なるほど。

竜星でも、欲として1回はやってみたいないうところもあるんです。挑戦のしがいはありました。

――生見さんは新人アナウンサーという役どころです。

生見初挑戦だったので、その初めての初々しさ、慣れていない感じが、作り込んだものではなくできたのでありがたかったです。でもアナウンサーさんって本当にすごいな、って改めて思いました。

竜星少し羨ましかったです。新人アナウンサーっていいじゃないですか。

生見確かに、確かに(笑)。

竜星わりと僕は中堅ぐらいの感じ。

生見そう、こなれてないといけないですもんね。

竜星大変だなと思いました(笑)。

現場にあった緊張感の理由

--今回、共演が初めてなんですよね。一緒にやられてみていかがでしたか?

竜星いや、もう隣に天才がいるので……。

生見ずっとこうやっていじってくるんです!(笑)でも、本当にすごくありがたくて。現場の緊張感がすごかったんですけど、唯一竜星さんが場を和ましてくれたんです。ずっとふざけてました。

竜星ちょっと!ずっとはふざけてないから!(笑)

――でも観ていても、緊迫感ありそうな現場だな、というのを感じました。

竜星長回しも多かったですし、あとはやっぱりテロの犯人とやり取りをしてるとおのずと緊迫感が求められるシーンが多かったです。でも楽しみたいと思う部分もありました。

――現場でのエピソードもお伺いできたら。

竜星いっぱいあるでしょ。

生見いっぱいあります。いっぱいありますね。

竜星言ったって!

――聞かせてください!

生見竜星さんとのシーンが多かったんですけど、アドリブが本当に多くて。

竜星そんなにしてないって!

生見でも使えないアドリブというか……。

竜星使えないアドリブは最悪じゃん!(笑)

生見本番はちゃんとやられるんですけど、ドライでふざけたことを言ってくるので、「これを本番も言われるのかな」って変なドキドキ感がありながら撮影していました。でもそれが楽しかったですね。

竜星ある程度新人とはいえ、慣れ親しんでいる仲を作る上でも、コミュニケーションっていうのはちゃんとないといけないな、と思ったので。

――竜星さんは印象的なことはありましたか?

竜星実際に報道の現場でカメラを回しているスタッフのみなさんがいてくださったことです。本当にやっている人の動きというのは、実際に経験している人でないと出せないので。それを僕らは真似していくのですが、やっぱりリアルには叶わないので本当に生放送のような緊張感が出るんです。勝手に「失敗できないな」という気持ちになったので嬉しい反面、最初は緊張しました。

――いつもとは違う緊張感ですか?

竜星そうですね。映画班のカメラチームと、実際にセットでアナウンサーとしての僕らを撮っているカメラがあったので、すごい数のカメラに自分だけが撮られている感覚が普通の撮影現場とは違って、よりハードワークでした。

阿部寛のリーダー力と作品に通ずるもの

――やっぱり今回の作品では阿部寛さんの存在感が大きいと思います。

竜星めるるなんて、阿部さんのことを山だと思っていたみたいで……。

生見思ってない、思ってない!(笑)

――どういうことですか(笑)

生見大きすぎて。思ってないですし、それを言ったら竜星さんもそうですからね?

竜星ははは!

生見全員が大きくて迫力があり、圧倒されました。オーラがあってすごいな、って。阿部さんと竜星さんが2人が並ぶともうパリコレです。凄すぎましたよ、帰っていくさまとか。

竜星帰っていくさま、って(笑)。

――竜星さんは緊迫するシーンで阿部さんとの対峙もあります。

竜星阿部さんとは他の作品でご一緒させていただいて、大先輩でありますが、気さくに話しかけてくださるので、本当に助かりました。コミュニケーションを取っていただきつつも、やっぱり現場を引っ張っていくリーダーシップ力っていうのは折本に通ずるものがあります。一緒にいる人たちはその背中を追いかけて行く気持ちに勝手にさせられるのでそういうところはやっていて、楽しいです。

――折本のキャラクター自体についてはどうですか。カリスマ性もありますけど、観る人によっては批判を集めかねないような役ですよね。

竜星みんなが安牌の中で違う自分の意見を言ったり、やり方をある種、視聴者に押し付けていく。そういう姿は好き嫌いは分かれると思いますが、で好きな人は好きですよね。そうなりたいけど、なれない人の方がほとんどじゃないですか。だからきっと魅力的なんだろうな、と思います。

生見自分が思っている正解を貫くタイプの人ってかっこいいな、って思います。そういう意味で、折本さんはすごく素敵ですよね。

――もうひとり、物語のキーとなる犯人役にはどういった印象をお持ちですか? 今回、シークレットという形ですが。

生見演じている方は意外でしたよね。犯人役なんだ、って。

竜星いわゆる犯人役をよく演じられている方という印象ではないです。でも、犯罪ってそういうふうに起こるかもしれない。身近な人が、その人のせいじゃないけど、気持ちでいくらでも犯罪者になり得る。そういう部分が妙に生っぽさがありました。

「生放送は押さないので好きです」

――今回生放送ならではのハラハラ感が印象的です。おふたりは普段、生放送は緊張したとかドキドキした、という体験はあるんですか?

竜星生放送はやっぱり緊張しますよね。その枠の中でおさめないといけないみたいな。伝えたいこととは違うことを言ったな、みたいな変なことを言ってしまうこともあります。

――やっぱりそういうこともあるんですね。

竜星あります、あります。かといってちゃんと考えていくタイプでもないのでそのときに出てきたものを、と思ってやると、失敗します(笑)。

――あとから反省とかされるんですか。

竜星その瞬間はしますよ。変なこと言ったな……でもまあいっか!って。

生見一緒です、一緒。

竜星終わっちゃったし、出ちゃったし(笑)。

生見私は、生放送はちゃんと時間ぴったりに終わるので大好きです。

竜星仕事としてね。確かに!押すってないもんね。

生見巻くはないんですけど、ぴったりに終わるので気持ちがいい。

竜星めっちゃ早く帰りたい人じゃん。

生見あとに予定入れやすいので(笑)。

――このときはすごく緊張したな、みたいな思い出はありますか?

竜星緊張する?

生見役を演じるときは緊張するんですけど、自分そのままでいるときはしないですね。バラエティとか。

竜星たまに聞いてないときあるもんね。

生見そうなんですよ、全然聞いてない。

竜星ダメですよ(笑)。

生見そろそろ怒られそうです(笑)。

竜星でもそれがキャラクターとして成り立っているからすごいよ。

――今作はわりと強いテーマやメッセージがあるかな、と思うんですけど、おふたりがその中で受け取ったものについて教えてください。

竜星報道をする側も、報道を受け取る側も、今は情報がたくさんあるので、その中で何が正しいのかはもう自分を信じるしかないんですよね。今、自分たちが何を信じて何を汲み取っていくか、ということを試されているのではないかなと思います。
まさにこの作品はそういうところがあるんじゃないかな。ニュースは日々いろんなものが出てきて、新しいニュースで塗り替えられてしまうので、何が大事なのかは人それぞれだと思います。そういうところはしっかり自分で調べて自分でいいと思ったものを発信していってほしいです

生見この映画のように、普通に生活している中であり得ないことが起きるといろんな人の素顔が見えるんですよね。だからこそ、作品の中にいろんなキャラクターがいたのがすごくおもしろくて。この爆破テロ事件をエンターテインメントだと捉える人もいるんだとか……いろんな人がいるんだな、と勉強になりました。


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— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) February 6, 2025

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撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこ
ヘアメイク/(竜星)平小瀬順子(生見)榊 ひかる、スタイリング/(竜星)山本隆司(style³)(生見)伊藤 ミカ

<作品情報>
『ショウタイムセブン』

2025年2月7日(金) 全国公開

配給: 松竹アスミック・エース
©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo,and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000

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