【写真】「アーケイン」ヴァイのコスプレを披露したユリコタイガーさん
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。2024年12月29日・30日には、世界最大規模の同人誌即売会であり、コスプレも楽しめる大型イベント「コミックマーケット105」(コミケ105)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で約30万人が来場するなど大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
■「コミケ105」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?
■「ニーア オートマタ」ヨルハA型二号/キャシーさん
A2(ヨルハA型二号)の凛とした表情やポージングで格好良い雰囲気を再現することにこだわりました。当日はずっと撮影対応をしていたのでちょっと疲れていたんですけど、写真を見る限り表情には“疲れ”が出ていなかったのでホッとしました(笑)。
■「アーケイン」ヴァイ/ユリコタイガーさん
特徴的な武器(パワーグラブ)はイタリアの友達に頼んで作ってもらいました。軽い素材を使い、3Dプリンターで制作してもらったものなんですけど、指の部分を自由に動かせるなどギミックが満載で、いろんなポーズを再現することができました。それと今回はウイッグの造形にもこだわりました。二つのウイッグをカットして左右でつなぎ合わせているんですけど、特に“剃る”部分の再現は難しかったですね。メークはキャラの雰囲気に合わせて、かなり濃い目に仕上げています。目や鼻といった各パーツが際立つようにしてみたつもりなんですけど、いかがでしょう?
■「ゼノブレイド2」ニア/葉月ゆいさん
衣装はオーダーメイドで制作してもらったもので、私自身はウイッグの制作にこだわりました。まずは一番しっくりくる色味のものを選び、そこから形を整えていって。特徴的な二つ結びは、それぞれ中にペットボトルを仕込むことで膨らみを再現しています。
■「原神」ニィロウ/さきさん
ニィロウは踊り子のキャラクターなので、立ち姿やしぐさでも踊り子らしさを表現したくて。ゲーム画面を何度も確認して、ポージングを研究しました。ただかわいいだけじゃない、優雅な一面も表現できていたらうれしいです。
■「デビルメイクライ」トリッシュ/わにさん
「デビルメイクライ」は父の影響で大好きになった作品で、その中でもトリッシュはずっと憧れていたキャラクターです。ウイッグに合わせて、目元や生え際には明るいマスカラを使用。少量ですがホワイトカラーのボディクリームも塗り、色合いを調整しています。また、衣装の金具部分はヤスリがけをするなどディティールにもこだわっていて、腕には稲妻チャームもつけています。シルエットの再現を重視して、衣装サイズはとにかくタイトに。ジムも契約して、人生初の筋トレにも挑戦しました。
■「ONE PIECE」ニコ・ロビン/桜井エミリアさん
原作コミックで「ロビンのイメージ国はロシア」と紹介されていたので、ロシア人風のメークに挑戦してみました。目は大きくキリッとした印象を出すため、インラインを引いて。ウイッグはコスプレ用ではなく普段使い用のものを使って、できるだけナチュラルに仕上げました。ロビンが実際にいたらこんな感じになるんじゃないかな…と思うんですけど、いかがでしょう?
■8月16日・17日には「コミックマーケット106」も開催
2025年も「ワンダーフェスティバル2025[冬]」(2月9日[日]、千葉・幕張メッセ)や「AnimeJapan 2025」(3月22日[土]~25日[火]、東京ビッグサイト)、「ニコニコ超会議2025」(4月26日[土]・27日[日]、幕張メッセ)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数開催予定。8月16日(土)・17日(日)には、「コミックマーケット106」(東京ビッグサイト)も開催予定となっている。
そのころには、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか?今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井
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