なでしこジャパン“不動の司令塔”長谷川唯選手、超絶テクニックの礎が関係者の証言で判明「反骨心はすごくあったと思います」<NumberTV>

「NumberTV」第13回に登場したサッカー日本女子代表“なでしこジャパン”長谷川唯選手/(C) Wataru Sato /Sports Graphic Number

なでしこジャパン“不動の司令塔”長谷川唯選手、超絶テクニックの礎が関係者の証言で判明「反骨心はすごくあったと思います」<NumberTV>

2月3日(月) 3:58

「NumberTV」第13回に登場したサッカー日本女子代表“なでしこジャパン”長谷川唯選手
【写真】“なでしこジャパン”不動の司令塔で「バロンドール」候補…世界的フットボーラー・長谷川唯選手

女子サッカー日本代表“なでしこジャパン”の不動の司令塔・長谷川唯選手が、1月30日に配信された「NumberTV」(全24回)の第13回に登場。2年連続で世界最優秀選手「バロンドール」の候補となった長谷川選手の華やかなサッカー人生の裏にあった知られざる苦悩を“挫折”というフックで解き明かす中で、これまで彼女を支えた周りの証言から、彼女が世界で戦う武器が培われた礎に、一流選手特有のマインドが存在していたことが判明した。(以下、ネタバレを含みます)

■兄の影響で小学生のころにサッカーを始める

同番組は数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」とLeminoの共同プロジェクトによって誕生した、トップアスリートの人生にフォーカスを当てるオリジナルドキュメンタリー。苦難を乗り越えてきたプロアスリート本人が、個々の競技人生を変えた「最大の挫折」と「復活」の物語を自らの言葉で語るリアルドキュメントとなっている。

第13回に登場した長谷川選手は、兄がサッカーをしていた影響でサッカーを始め、小学5年のときに日テレ・ベレーザの試合を観戦したことがきっかけで、ベレーザに入団することが夢になる。長谷川選手は「ベレーザに入るためにすごく練習しました」と振り返り、「今もあまり変わらないんですけど、周りの選手を見ても自分が一番(体が)小さいことが多かったので、その分すごく考えてテクニックだったりというところでカバーしていた」と告白。

2009年に日テレ・ベレーザの下部組織「メニーナ」のセレクションに参加し、合格。だが、当時の身長は136cmと小さく、年上の相手に力負けすることも多く、試合に出られない日々が続く。しかし、その体格が彼女のスキル向上の原動力に。

長谷川選手は「『あまりぶつからないように』っていうのは考えていて、そこでポジショニングは身に付いたのかなと。まともに当たったら負けてしまう状況だったので、“いかに相手の背中を取るか”“間を取るか”ということだったり、予測して“次のプレーは何をすればいいか”を考えてプレーするようになったのは、中1から高校生の期間だったと思います」と述懐。

長谷川選手の持ち味である視野の広さと超絶なテクニックは、昔から体格が小さかったことに起因していることが判明すると共に、周囲の証言からそれらが培われた土台には、一流選手特有のマインドが存在していたことが明らかになる。

長谷川唯選手

■恩師が語る長谷川選手「本当にクソガキだった」

長谷川選手が所属していた当時のメニーナの監督、寺谷真弓氏は「この言葉は多分使ったらいけないと思うんですけど」と前置きしつつ、長谷川選手について「本当にクソガキだったので。いい意味でも、悪い意味でも。それが今のサッカーにも生きていると思います。『プレーで見返してやる』みたいな、そういう反骨心はすごくあったと思います」と彼女の強靭なメンタルについて語る。

また、ベレーザ時代から彼女を知るフィジカルトレーナーの関大悟氏は「弱音を吐かないですね、絶対。自分が小さくて、あんなにでかい強い相手とやっていたら、普通は『自分なんて…』とか『ここじゃ、ちょっと…』とかってなるんですけど、そこは『絶対負けない』みたいな。そういう『相手の土俵であっても負けたくない』みたいな意識はすごく強いんですよ」と打ち明け、長谷川選手の負けず嫌いな一面や意識の高さについてコメント。

負けず嫌いで意識が高い長谷川選手だからこそ、体が小さいというハンデをハンデとしてではなく一つの条件として捉えて、その上で「じゃあ、勝つためにはどうすればいいか」を追求した結果、世界で戦える武器を手にしたことが明らかになった。

なお、2月13日(木)にLeminoで配信される第14回は、元バレーボール日本代表の木村沙織氏が登場する。

◆文=原田健




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