【写真】大学時代の豪太(風間俊介)とチカ(MEGUMI)
風間俊介とMEGUMIがW主演する真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」(毎週土曜夜0:55-1:25ほか、テレビ大阪・BSテレ東/Leminoにて先行配信)の第4話が2月1日に放送された。まだまだ続く夫婦の性を巡る攻防戦。第4話は、チカ(MEGUMI)の拒否の理由に、より踏み込んだ展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
■笑って泣ける…夫婦の痛快エンターテインメントドラマ
同ドラマは、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)の脚本などを手がけた足立紳の同名小説が原作。売れない脚本家の夫と、そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活を描くエンターテインメントドラマで、脚本・監督を足立自らが務める。
収入なしのダメ夫・柳田豪太を風間、ヒモ同然の夫と息子との生活を支えながら、夫からの誘いは拒絶する恐妻・柳田チカをMEGUMIが演じる。
■二人目を理由に遠回しに誘う豪太
豪太の妹・ミハル(ぎぃ子)が二人目を妊娠。豪太は、鳥取に住む父・作郎(近藤芳正)と母・佳子(熊谷真実)が来るということで、一緒に集まらないかと提案されたことをチカに言う。佳子と気が合わないチカは気が乗らない様子だったが、「あとあと面倒くさいから」と行くことに。
当日。佳子は豪太に仕事がなくても気に留めずに「あなたたちももう一人作ったらいいじゃない、子供」と言い出す。その後も豪太の自慢話を続ける“天然”な佳子に、チカはいらだちが募っていった。
その帰り道、豪太はチカとセックスするため「二人目がいてもいいかな」と遠回しに提案。生活や育児のことをきちんと考えていない豪太の魂胆を見抜いたチカは、「そういうのダシに使うの、マジで最低だからね」と怒る。
すると「だったらさ…だったら、させてよ。俺だって、こんなのダシに使いたくないよ」と言った豪太は、「ますますあんたとやりたくなくなったわ」と返されたことで、チカに不満をぶつける。
■豪太の“才能”に惚れていたチカに共感
豪太の不満とは、チカが再現ドラマのディレクターに自分の知らないところで連絡を入れたこと。チカは豪太のためを思ってのフォローだったのだが、それを豪太は「こびてる」と言うのだ。
冒頭のシーンにさかのぼると、プライドが高い豪太がようやく依頼された仕事にも「しょせんは再現ドラマ」と言い放ったことがあった。また、言い合いしながらもチカが笑みを見せたことで、以前と同じように手伝ってくれるに違いないと期待してもいた。そんな思いが透けている豪太を、チカは罵倒しながらもフォローしているくれているのにと思うと少し情けない。
回想シーンで豪太とチカのなれそめが描かれた。大学時代、映画研究会に所属し、自主映画で賞を取った豪太の才能に惚れたチカが告白して付き合い始めたのだ。その“才能”を発揮せず、第2話で明かされたように年収10万円で、家事をしているといっても面倒なことはしない豪太にイライラするのは共感できる。
毎話、夫婦のリアルな会話に笑い、切なさも感じる本作。風間が体現するダメ夫ぶりもいいのだが、本話ではMEGUMIが繰り出す会話のテンポのよさ、心の奥に夫を「かわいい」という思いが残っていることを忍ばせた演技が際立った。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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