三谷幸喜が再び文楽へ挑む三谷文楽13年ぶりの新作『人形ぎらい』上演決定

PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』速報ビジュアル

三谷幸喜が再び文楽へ挑む三谷文楽13年ぶりの新作『人形ぎらい』上演決定

1月31日(金) 8:00

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PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』が、2025年8月に東京・PARCO劇場で上演される。

2012年に誕生した三谷文楽『其礼成心中』は、文楽の伝統と技芸に敬意を表しながら、三谷幸喜の新しい視点と演出で創作した古典エンタテインメント。文楽ファンはもとより、文楽ビギナーズへも文楽の魅力を伝え、各地で上演を続け好評を博した。

三谷文楽としては13年ぶりの新作となる本作では、現代の文楽の劇場を舞台に、役を演じている人形自身の物語が描かれる。文楽の人形は、俳優と同じように出し物によってさまざまな役を演じ、主役の人形もいれば、脇役専門も存在する。今回の主人公は、脇役の名優、嫌みな小悪党を演じさせたら天下一品の“陀羅助”という人形だ。

近松門左衛門作『鑓の権三重帷子』(槍の名人で色男の権三&人妻おさゐが、不義密通の濡れ衣を着せられる物語)を演じる万年引き立て役の陀羅助は、憎まれ役ばかりを演じさせられることに不満が爆発。ついには人形たちが劇場を飛び出してしまい……。

再び文楽へ挑む三谷のもとに、監修・出演(人形遣い)に、『其礼成心中』の仕掛け人で、その活動を賞して2023年関西元気文化圏賞 ニューパワー賞を受賞した吉田一輔、作曲・出演(三味線)に、『其礼成心中』でも音楽を担当した鶴澤清介、出演(太夫)に、『其礼成心中』にも出演、2022年には太夫に与えられる最高の資格である「切語り」に昇格した竹本千歳太夫と、三谷文楽には欠かせない豪華メンバーが揃った。

■作・演出:三谷幸喜 コメント
人間にできることは、どんなことでも人形は出来る。人形遣いの吉田一輔さんに言われた言葉です。その自信と気概に心打たれ、僕は『其礼成心中』を書きました。一輔さんの言葉は間違いではなかった。人形たちは本当になんでも出来ました。目から鱗でした。
今回はモリエールの『人間嫌い』がモチーフ。人形のことが大嫌いな人形が主人公です。
今度の文楽、人形がスケボーに乗ります。

■監修・出演:吉田一輔 コメント
三谷文楽初演から再演を重ね13年目、今年は待望の新作です!
近松門左衛門が生きていた時代の人形遣いも、次はどんな物語が生まれるのかと楽しみで心踊っていたに違いないと、三谷さんと出逢えたことで感じています。日本の「伝統芸能 文楽」としても三谷作品の「演劇」としても、とにかく楽しんで観ていただきたい気持ちです。「人形愛」なくしては成り立たない物語ですので、文楽人形たちが誇らしく笑ってくれるように!人形遣いとして精一杯努めさせていただきます!
是非爆笑しに劇場にお越しください。

<公演情報>
PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』

作・演出:三谷幸喜
監修・出演:吉田一輔
作曲・出演:鶴澤清介
出演:竹本千歳太夫ほか

2025年8月 東京・PARCO劇場で上演

公式サイト:
https://stage.parco.jp/program/ningyogirai

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