【写真】第15話ではスプリングマンも登場
「週刊プレイボーイ」(集英社)とWEBサイト「週プレNEWS」で連載中の「キン肉マン」新シリーズをアニメ化した「キン肉マン 完璧超人始祖編(パーフェクト・オリジン編) Season 2」(CBC/TBS系全国28局ネット「アガルアニメ」枠、ほかにて/Netflix見放題独占配信)の第14話「高潔なる拳法家の信念!!」が1月26日に放送された。ラーメンマン(CV.関智一)対マーベラス(CV.川原慶久)の超人拳法伝承者同士の戦いが決着。熱戦には視聴者の熱いコメントがあふれ、Xトレンドには「ラーメンマン」「マーベラス」などがランクインした。さらに、次なるブラックホール(CV.宮田俊哉)対ジャック・チー(CV.松本忍)の試合も目が離せない攻防となった。(以降、ネタバレが含まれます)
■ラーメンマン、正義超人の誇りでマーベラスを撃破
数々の激闘をくぐり抜けてきたラーメンマンだが、一度だけ再起不能と言われる状態に陥ったことがある。第21回超人オリンピック、対ウォーズマン戦でのことだ。このときラーメンは、あとにウォーズマンと戦うキン肉マンのために捨て石となり、頭部にスクリュードライバーを被弾。これが原因で植物状態となってしまった。その後は超人医師ドクターボンベの治療を受けて復活したが、このときの傷はいまだ完治していない。
今話、マーベラスの蹴りを左側頭部に受けたことで、この古傷が再発。ベアクローの4つ穴が赤く浮かび上がり、血が噴き出す。しかし、苦しむラーメンマンに対し、マーベラスは双頭の龍を封印し、正々堂々と古傷を狙わずに超人拳法で勝負を挑む。超人拳法伝承者らしい宣言だったが、マーベラスの場合はあくまで生死で試合を決める殺人拳。
対して、殺人拳は人を成長させないと自らの経験で身に刻んでいるラーメンマンは、相手を生かす正義超人としてマーベラスの意識を断つ形で試合を決着させる。キャメルクラッチからスリーパーにスイッチしたのも、試合中幾度も首を狙っていたのも、全てそのための布石だったのだ。
完勝と言っていい試合内容に、視聴者もラーメンマンのファイトを絶賛。「計算し尽くされたベテランの試合運び」「ラーメンマンのカッコ良さと安心感よ」「闘将スタイルのラーメンマン、マジかっこいい」と数多くのコメントが寄せられる。
■ゆでたまごワールド全開な発想力
正統派な試合となったラーメンマン対マーベラスから一転、次戦のブラックホール対ジャック・チーは「キン肉マン」ならではの相当トリッキーな試合展開に。ブラックホールの四次元殺法は周知のとおりだが、ジャック・チーの蛇口もそれに負けず劣らず変則的な武器だった。
影に潜り込むブラックホールの得意技シャドウハイドを、なんと熱湯をぶっかけるという予想外の方法で破ったかと思えば、影分身(セパレートシャドウ)からの8メンブラックホールもダウジングアイで本体を見つけ出す。これには思わず、「それ、ダウジングと違う」と叫んでしまいそうになる。
極めつけは、ダウジングドリルで温泉を掘り当て、その蒸気で太陽光を遮るという奇想天外なブラックホールの攻略法。“影”という技のベースを失ったブラックホールは、ダブルボイリング・ショットでピンチに追い込まれてしまうのだった。
まさか蛇口の超人がこれほど変幻自在に闘えるとは視聴者もびっくりで、「ブラックホールの攻略ってそれでいいんだな」「蛇口超人が万能すぎる」「ゆで先生の発想に感服」「双頭の龍より2つの蛇口のほうが強い世界だキン肉マン」など、ゆでたまごワールドへの賞賛が止まらない。
絶体絶命のブラックホールだが、次回予告では聞き覚えのある声とともに“あの羽”が…。「いよいよですね、☆☆☆」「今週出ると思ったからお預け感ハンパない」など、原作ファンからは待ち切れないといったコメントが多数上っている。次回第15話「四次元からの声!!」は2月2日(日)に放送。
対戦相手のジャック・チーに間欠泉を掘り当てられたことでリング周辺に発生した大量の蒸気により、影を使った得意戦法を封じられ、なすすべ無しのブラックホール。さらに一気に勝負を決めようと仕掛けてくるジャック・チーの猛攻をくらい、もはや体力も限界まで尽きかけたそのとき、彼のよく知るあまりにも懐かしい声が、彼にしか聞こえない言葉となって心の中で響き渡る。そして目を開いた先の空に見えたのは、一枚の白い羽根だった。
◆文=鈴木康道
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