Aぇ! group・佐野晶哉、共演者から「息子みたい」「素晴らしい」と絶賛され照れ笑い

佐野晶哉/撮影=山田果奈映

Aぇ! group・佐野晶哉、共演者から「息子みたい」「素晴らしい」と絶賛され照れ笑い

1月30日(木) 5:19

佐野晶哉
【写真】ギターを弾く佐野晶哉

Aぇ! groupの佐野晶哉が1月30日、都内で行われた音楽朗読劇「ひまわりの歌〜ヘブンズ・レコードからの景色〜」フォトコール・囲み取材会に、共演の波岡一喜、貴城けいと共に出席。キャスト陣から絶賛され、照れ笑いを浮かべる場面があった。

■音楽朗読劇「ひまわりの歌〜ヘブンズ・レコードからの景色〜」

本作は、劇団ミュの主宰である岡本貴也によるオリジナル作品で2018年、2019年に上演された(2022年は公演中止)音楽朗読劇「ヘブンズ・レコード」を「ひまわりの歌〜ヘブンズ・レコードからの景色〜」とタイトルを改め、脚本の一部を刷新し、上演。

2000年、夏。阪神淡路大震災から5年後の神戸。すさまじい早さで「物理的に」復興していく被災地。そんな街の片隅に、一台のワゴン車が止まっていた。毎日移動して青空市を開く中古レコード屋「ヘブンズ・レコード」だ。看板には「あなたのためのレコード、あります」とある。ワゴンには山積みのレコード。音楽にやたら詳しい店長と、ミュージシャンを目指すバイトのタケルがいる。

カーラジオからは、いつも葛西花のラジオ番組が流れていた。そんな店へレコードを売りに行ったり、買いに来たりする客がいる。どの客も、震災の悲しみから立ち上がろうとしていた。だがどうしても、乗り越えられない心の傷がある。そんな彼らに、店長は救いのレコードを差し出すのであった。生演奏・イメージ映像とともに贈る、切なくも前向きな、4つのお話のオムニバス朗読劇となっている。

■佐野晶哉、波岡一喜からの絶賛を受け照れ笑い

神戸公演初日の1月17日は、阪神淡路大震災から30年という節目だった。佐野は「1月17日の5時46分にキャスト全員で黙祷しに行ってから、1月17日からの本番のスタートだった」と初日を振り返り「たくさんの地元の人たちの思いを受け止めながら走り抜けてきたので、それを東京で、ここから13公演伝えていける。覚悟を持って挑みたいな、と、改めて感じています」と意気込んだ。

佐野に関して波岡は「素晴らしいです!みなさん、素晴らしいです!佐野くんは素晴らしいです!すべてが素晴らしいです、人柄も、歌も、笑顔も。肌もつるつるやし歯もピカピカやし!」と大絶賛。佐野は「そんな褒めてくれます?(笑)。ありがとうございます、恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。

貴城は、佐野の舞台稽古のときのあいさつが素晴らしかったと言い「感動しました」とニッコリ。波岡は「みんなにあいさつをして周るんですよ。主演で初対面の人にごあいさつして『佐野です』って言って周る姿が息子みたい」と優しいまなざしを向けた。

チームワークについて尋ねられると、佐野は「関西ですね、めちゃくちゃ!」とノリが関西だと告白。「東京の現場とかでも、関西弁が聞こえてくるといまだに安心します」と口にし「空気感とかノリが近くて、距離が縮まるスピードが早いような気がします。初日からすごく楽しい現場で、最高のチームです」と声を弾ませた。

報道陣が「いいチームということですね」とうなずくと、佐野は「“Aぇ”チームです!」とおちゃめにポーズ。波岡も「そういうこと!」と笑い、三人でポーズを作った。
貴城けい、佐野晶哉、波岡一喜


■佐野晶哉、作品への思い「何かの架け橋になれたら」

最後に佐野は「地元で22年間暮らしてきたけど、30年前の阪神淡路大震災のことを正直まったく知らなくて。この舞台や震災の特番で関わらせてもらうまで、親が30年前にどういうふうに過ごしてたかまったく知らなかった」と告白。

舞台をきっかけに親と阪神淡路大震災のことについて話したという佐野は「お母さんお父さんも苦しい思いをしていて、身近で人も亡くなっていて。結婚生活が始まるちょっと前に契約しようとしてたマンションが全壊して、そこに住んでたら命がなかったかもしれない。それでまたマンション探し直して…みたいな話を聞きました。『身近にいる人のことでも、俺って阪神淡路大震災のことこんな知らんかったんや』ってすごい衝撃でした」と語った。

続けて佐野は「でもこれをきっかけで知れたのがすごいいい経験やと思うし、絶対知らなあかんことやと思う」と気持ちを言葉にし「見に来てくれるお客さんでも、僕と同世代とか、学生服のまま見に来てくれる人とかもたくさんいて。そういう人たちが家に帰ってからお母さんとかお父さんと話すきっかけになったらいいな、と思います。神戸で舞台をしながら、初日が終わった後に見る神戸の姿は、今まで見てた神戸の街とはまったく違って見えました」とコメント。

さらに「この舞台に向き合いながら、僕ら自身も30年前の阪神淡路大震災に改めて向き合ういい経験でした」とかみしめ「それをここ東京で、神戸から離れた東京で、あの時のことを伝えられるということは本当に光栄です。いろんな人に届いて、この舞台が何かの架け橋になれたらいいなと思いながら、全力で演じさせていただきます」と真摯に語った。波岡は「いいこと言うでしょ!?」と反応し、貴城も「さすが座長!」と言葉を送っていた。

◆取材・文=山田果奈映
佐野晶哉



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