1月29日(水) 16:40
プラチナカードごとに受けられる優待は異なりますが、優待で年会費の元が取れる可能性はあると考えられます。申し込みを検討しているプラチナカードは、どのような店舗やサービスで優待が受けられるのか事前にリサーチしておきましょう。
普段から利用している店舗やサービスで会員限定の特典が受けられれば、年会費を上回る還元が期待できるかもしれません。
プラチナカードを申し込んだ場合、一般的にグルメやトラベルなどで優待を受けられます。受けられる優待をいくつかご紹介します。
グルメ関連では、以下のような優待が受けられるでしょう。
・対象のレストランで1人分が無料
・コンシェルジュがおすすめのレストランを予約
・ワインコンシェルジュが選んだワインの料金割引
・星付きまたは高級レストランの割引クーポン など
気になっているレストランやよく行くレストランがあれば、お得においしい料理を楽しめます。
トラベル関連では、以下のような優待があります。
・国内のホテル、旅館の宿泊料割引
・世界のホテルに特典付きで宿泊可能
・世界の空港ラウンジなどの利用が無料
・駅ビル内のラウンジが利用可能
・国際線のクロークの料金割引
・国際線手荷物宅配の料金割引 など
ホテルや旅館の宿泊料割引だけでなく、空港ラウンジが無料だったり、国際線の手荷物宅配をお得に利用できたりと、旅行に役立つ特典が多い傾向にあります。
ゴルフで受けられる優待は、以下のようなものが挙げられます。
・全国のゴルフ場へのエントリーサービス
・自社独自のゴルフ倶楽部へ特別価格で入会可能
・男子プロゴルフトーナメントのペア観戦入場券プレゼント など
ゴルフを趣味や仕事で楽しむ方にとっては、内容をチェックしておくと、効果的にコストをおさえられるでしょう。
保険関連の優待も受けられるケースがあります。
・スマートフォンが破損した場合、修理費用を補償
・国内、海外旅行で最高1億円を補償
・国内外の航空便利用時の乗り継ぎや遅延などで生じた費用を補償
・カードで購入した品物に損害があった場合、年間一定額まで補償
・日常生活のトラブル補償 など
保険の優待があれば、万が一のときにも安心です。
イベントやレジャーの優待を受けられる場合もあります。
・プラチナ会員限定のイベントやプロモーション
・宝塚歌劇優先販売
・ヘリコプタークルージングの料金割引 など
なかなか体験できないことも、優待で体験しやすくなる可能性があります。
プラチナカードには、コンシェルジュサービスが付いている場合があります。コンシェルジュとは、顧客の困りごとや要望に対応するプロのことです。コンシェルジュサービスを24時間365日利用可能なプラチナカードもあり、以下のような対応を依頼できます。
・旅行の手配(宿泊先や移動手段の予約など)
・レストラン選び
・ゴルフ場の予約 など
忙しくてお店選びや予約に時間が割けない方に、ぴったりの優待といえます。
上記優待が受けられるプラチナカードで、年会費の元が取れる具体例をご紹介します(表1)。ちなみに、このプラチナカードの年会費は2万7500円です。
表1
優待内容 | 優待前の金額(例) | 優待後の金額 | 差額 |
---|---|---|---|
夫婦で高級料亭に食事
1人分無料 |
3万3000円 | 1万6500円 | 1万6500円 |
関東のゴルフ場を
割引料金で利用 |
2万9800円 | 2万7800円 | 2000円 |
出張時に国内の空港ラウンジを無料で利用 | 1500円 | 0円 | 1500円 |
年末に三ツ星シェフの高級グルメを割引料金でお取り寄せ | 1万1800円 | 1万620円 | 1180円 |
スマートフォンのディスプレイを割引料金で修理 | 4万2800円 | 1万円 | 3万2800円 |
※筆者作成
表1のように優待を使うと合計5万3980円もお得になり、年会費の元が取れています。ただし、この金額はあくまでシミュレーションのため、参考程度にしてください。
プラチナカードの年会費の元を取るためには、優待を賢く活用する必要があります。ここでは、年会費を上回る価値を引き出すためのコツを2つ解説します。
1つ目は、優待をフル活用することです。予約やお店探しの時間をとれない忙しい方はコンシェルジュサービス、出張や旅行などで空港を頻繁に利用する方はラウンジの無料利用など、自分に適した優待を使うようにしましょう。
2つ目は、生活スタイルと優待の特徴をマッチさせることです。普段からレストランやホテルを利用する場合は、その店舗の優待が受けられるか確認しましょう。優待が受けられれば、お得に外食や旅行ができるようになります。
申し込むプラチナカードによって受けられる優待は異なりますが、優待をうまく活用すれば年会費の元を取ることは可能でしょう。場合によっては、年会費以上の優待を受けられるかもしれません。
しかし、どのプラチナカードでも確実に元が取れるわけではありません。自分のライフスタイルに合ったカードを選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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