エドワード・ヤン「カップルズ」4Kレストア版、4月18日公開濱口竜介が「危険なる傑作」とコメント

4Kレストア版で上映

エドワード・ヤン「カップルズ」4Kレストア版、4月18日公開濱口竜介が「危険なる傑作」とコメント

1月27日(月) 3:00

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「クー嶺街少年殺人事件」「ヤンヤン 夏の想い出」などのエドワード・ヤン監督が、1996年に発表した「カップルズ」の4Kレストア版が、4月18日公開される。このほどポスタービジュアル、予告編、濱口竜介監督からのコメントが披露された。

4Kレストア版として約30年ぶりに蘇る「カップルズ」は、ヤン監督の<新台北3部作>の第2作にあたり、「エドワード・ヤンの恋愛時代」と同じく90年代の台北が舞台でありながら、コメディタッチの前作と異なり、喜劇と悲劇が表裏一体となった物語。

多彩な国籍の人間が割拠する90年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼ぐ日々。ある日、フランスからマルトという女性が台北にやってくる。新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せ、彼らの関係が変化し始める――。現代社会において欲望を追い求めることに夢中となった先にある<悲劇と希望>を描き出す本作は、約30年前の製作ながら、ますます現代性を帯びてきている。

予告編では、エドワード・ヤンを「最も敬愛する映画作家の一人」と語る濱口竜介監督は、「『クー嶺街少年殺人事件』の少年たちが成長し、『恐怖分子』の鋭利さと『恋愛時代』の軽みを併せ持つ映画をつくりあげた。『カップルズ』における協和と不協和の絶え間ない交替とその滑らかさは、エドワード・ヤンのフィルモグラフィの中でも際立っている。危険なる傑作」と絶賛している。

4月18日から、TOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿ほかで上映。

【作品情報】
エドワード・ヤンの恋愛時代

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(C)Kailidoscope Pictures
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