GUの最高傑作「激安なのに最適のバランス」「名作ヴィンテージを再現」40代以上に最適な5アイテム

>ウォッシュドスウェットプルオーバー Grateful Dead

GUの最高傑作「激安なのに最適のバランス」「名作ヴィンテージを再現」40代以上に最適な5アイテム

1月14日(火) 23:54

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メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第513回をよろしくお願いします。

GUで満喫できるリバイバルトレンド

今回は40代以上の男性必見です。オジサン必見!青春時代のあのトレンドファッションが、時代を超えて今再び流行となっているのです。

キムタクが着ていたあのパンツ、ダウンタウン浜ちゃんが着用していたあのアメカジアウター……。流行は回るといいますが、まさに今2025年。90年~00年代のトレンドが再び盛り上がってきています。

ひと段落した今だから、また再びこれらを楽しむのもいいのでは?今回はGUで展開されている商品を中心に「40代おっさん感涙!リバイバルトレンド」を5つ紹介します。

現在でも古着市場では大人気カーハートの名作
・ジップアップパーカNT+E3990円

まずはこちらジップアップパーカ。

これWEB通販では素材やシルエットなどわかりにくいと思うのですが、元ネタはカーハートのアクティブジャケットです。90年代アメカジブームの際に触れなかった人はおそらくいないでしょう。現在でも古着市場では大人気カーハートの名作です。

当時はダウンタウンの浜ちゃんなど筆頭にルードなアメカジスタイルではド定番なアウターでした。ガッチリと硬い頑丈な素材をワークステッチで縫い合わせた信じられないほど耐久性の高いアイテム。内側にはキルティングされた中綿があり、男性的な土臭さと確かな実用性があったものです。

GUが最適なバランスに仕上げ

GUバージョンは価格の限界もあるのか中綿などは入っておらず、ライトウェイトな春仕様。ただ、カーハートと同様に重厚感ある素材と横幅が大きく、着丈が短いアメリカンワークなシルエットは健在です。

むしろカーハートの古着を探そうとすると……なかなか今のトレンドのシルエットのものは見つからない。GUが最適なバランスに仕上げたこちらのほうがサマになりやすいし、かつ値段も激安。

青春時代に触れたあのアクティブパーカがまたトレンドになってるんです。40代以上のオジサマ、ぜひOFFスタイルの羽織としてどうぞ。

90年代のカジュアルシューズシーンを席巻
・チャンキーソールチロリアンシューズ+E2990円

90年代のカジュアルシューズシーンを席巻したのがチロリアンシューズ。特に記憶にあるのはクラークスのワラビーでしょう。

スエード素材の大人っぽさが特徴、スニーカーライクなボリューム感はあるけれど、スニーカーとは違う落ち着いた印象がありました。

デニムにもスラックスにもなんでも合わせられると雑誌でもたびたび取り上げられ、ダウンタウンの浜ちゃんからジャニーズまで幅広く着用が見られた90年代を代表するシューズです。

GU版なら脚長・身長を盛れる

そんなクラークスのワラビーを再定義したのがGUのこちら。見た目はワラビーにそっくりですが、フォルムはクラークスよりも少しだけ細め(特にトウ部分がやや細い)。

さらにクラークスと比べソールが分厚く、今っぽい厚底になっています。クラークスは天然ゴムを使用したクレープソールが魅力でしたが、あれ長く履いていると沈み込みが発生して見た目のわりに大して身長盛れないんですよね(笑)。

GU版なら脚長・身長を盛ることができ、圧倒的に値段も安い。青春時代に買えなかったベージュカラーなど手にしてみてはどうでしょう。

往年のEDWINデニムの特徴を再現
・バギージーンズ(丈標準72.0cm)2990円

90年~00年代のデニムといえばEDWINの503。ブラッド・ピッドをCMに起用し話題となりました。ギターを弾いてカタコトで「ゴーマルサンー」と歌ってるCMです、覚えていますか??

当時のデニムはヴィンテージ加工全盛で、とにかくいろいろなバリエーションがありました。薬品を使ってランダムに色抜きをしたケミカルウォッシュだったり、クラッシュ&リペアもこの時代から一般的になりました。

そんな中、EDWINデニムの大きな特徴がブラウン染料のオーバーダイ加工でした。インディゴデニムの上から茶系の染料を乗せて「土にまみれたアメリカンヴィンテージデニム」を再現したモデルが当時大人気に。ジーンズショップでは茶系のインディゴデニムが多く並べられていたものです。今またこのトレンドが復活しています。

ノスタルジーだけでなく、ちゃんとトレンドフル

GUのバギージーンズはまさに90年代そのまま。やや太めのルーズなシルエットやインディゴの上に茶系の染料を乗せた土臭い風合いはヴィンテージさながらのもの。雰囲気たっぷりです。

90年代当時はこうしたブラウン系のヴィンテージデニムを履いてる方、多かったですよね?

大人になった今、これと先ほど紹介したチロリアンシューズを合わせた定番アメカジスタイルをなぞるのも面白いかと思います。ノスタルジーだけでなく、ちゃんとトレンドフルなアイテムなのでおしゃれに見られますよ。

ヴィンテージ特有の価値として重宝
・ウォッシュドスウェットプルオーバー Grateful Dead2990円

このご時世にGrateful Deadですよ。90年代には解散をみたバンドですが、当時から古着屋さんのプリントTシャツではよく出てきました。まさに今回のGUのアイテムもそれらを再現したものになっています。

アメリカ古着は輸送する中で大型洗濯機・乾燥機によるウォッシュを経て流通に至ります。そのため、スウェットなどは分厚い頑丈な生地も痩せてしまい、ツルっとした風合いに変化していました。

まるでシルクが入ってるかのようなダランと落ち感のある風合い。生地が擦れているからその分、光沢が生まれており、それがヴィンテージ特有の価値として重宝もされていたのです。

往年のバンドグラフィックシリーズを展開

GUはそんな古着のヴィンテージ感をきちんと再現。洗いをかけてダメージが蓄積したような風合い・アタリが出ており、グラフィックは当然Grateful Deadとのコラボですから本物。

昨シーズンからGUでは往年のバンドグラフィックシリーズを展開していますが、今回はGrateful Dead。40代オジサンとしてはこれ、定番化してほしいな。

「立体裁断デニム」にも近い雰囲気
・バレルレッグワークパンツ(丈標準70.5~74.5cm)2990円

さらにこちらGU昨年の大ヒット商品となったバレルレッグ。バレルレッグとはカーブがゆるくかかったシルエットのことで、00年代に流行った「立体裁断デニム」にも近い雰囲気です。

木村拓哉さんなども着用されていたリーバイスレッドあたりが元ネタでしょうか。当時、リーバイスヨーロッパチームで企画制作された実験的なラインがリーバイスレッド。初期モデルはマルタン・マルジェラがデザインを担当したりと話題に事欠かないものでした。

実験的であるがゆえに極小ロットで特定の地域でしか展開しないレア品番なども多く存在しており、リーバイスレッドマニアであっても全品番解明には至っていなかったり。

通常のパターンでは考えられない面白いシルエット

リーバイスレッドが打ち出した立体裁断デニムをきっかけに、「トゥルーレリジョン」など多くのリスペクトデニムライン・ブランドが立ち上がりました。00年代は立体裁断の春だったのです。

しばし存在感がなかったですがここ2~3年でまた再びこの立体裁断ブームが到来。GUがマス向けに格安で出してきたこのバレルレッグシリーズが決定打となり、トレンドとなりました。

通常のパターンでは考えられない面白いシルエットが生まれるのが特徴。00年代と比べるとやや大人しめになった立体裁断。大人になってから試してみるのも一興かと。

以上、40代以上のオジサンが喜ぶリバイバルトレンドでした!

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

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