かかとのひび割れは水虫が原因?対策方法やNGケアを解説

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かかとのひび割れは水虫が原因?対策方法やNGケアを解説

12月29日(日) 2:00

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「かかとのひび割れにストッキングが引っかかる」「痛みで歩きにくい……」そんな悩みを抱えていませんか? 実は、かかとのひび割れの原因には乾燥の他にも、水虫など意外な要因が潜んでいることもあります。

この記事では、かかとのひび割れの原因と適切なセルフケア方法、さらに避けるべきNGケアについて詳しく解説します。ひび割れの悩みを解消し、潤いのある滑らかなかかとを目指しましょう。





1. かかとのひび割れの原因

かかとのひび割れには、乾燥や摩擦によるものなど、さまざまな要因があります。

1-1. 乾燥
かかとのひび割れの主な原因は、乾燥です。私たちの皮膚の表面は、皮脂腺から分泌された皮脂によって潤いが保たれています。しかし、足の裏は他の皮膚とは違って皮脂腺がないため、水分が蒸発しやすい構造になっています。

とくに、かかとは皮膚の最も外側にある「角質層」という層が厚いので、乾燥しやすいのが特徴です。乾燥によって角質は硬くなり、柔軟性がなくなります。すると、体重をかけたときに皮膚が伸びきれず、ひび割れてしまうのです。

さらに、冬は暖房による部屋の乾燥や、寒暖差の影響で肌が潤いを保ちにくくなるため、ひび割れが進行しやすくなります。(※1)


1-2. 摩擦や圧迫
かかとのひび割れの原因には、過度な摩擦や圧迫も挙げられます。立ったり歩いたりと、かかとは日常的に摩擦や圧力といった刺激にさらされる部位です。このときサイズの合わない靴を履いていると、靴の中で足が動いたり、押し込められたりして、かかとへの摩擦や圧力が強くなります。

肌は刺激を受けると、角質を厚くしてダメージを防ごうとするため、かかとの角質はさらに厚く硬くなり、ひび割れやすくなります。(※1)


1-3. 肌のターンオーバーの乱れ
かかとのひび割れは、肌のターンオーバーが乱れることでも起こります。ターンオーバーとは、肌の最下層で新しい細胞が作られ、それが徐々に上に移動して古い角質が剥がれ落ちるサイクルのことです。(※2)

加齢やストレス、不規則な生活習慣は、このターンオーバーを遅らせます。(※3)すると、古い角質が蓄積しやすくなり、かかとの厚みが増して硬くなり、ひび割れが起こりやすくなります。


1-4. 水虫
水虫もかかとの皮膚を乾燥させ、角質を厚くする原因になります。水虫とは「白癬菌」というカビが原因で、足の指や爪の間、足の裏など湿気の多い部分に発生する感染症です。(※4)

水虫といえば、「かゆくてジメジメしている」というイメージを持つ人が多いでしょう。ですが、かゆみがなく、かかとを中心にカサカサと乾燥する「角質増殖型水虫」という水虫もあります。夏でもずっとかかとの皮が厚く、粉をふいたり、ゴワゴワしていたりする場合は、この水虫かもしれません。

「水虫なんて恥ずかしい」と隠したくなる人もいるかもしれませんが、実は5人に1人が白癬菌に感染しているといわれています。(※4)水虫はごく一般的な感染症です。気になる症状がある場合は、早めに皮膚科の診察を受け、適切な治療を受けましょう。




2. かかとのひび割れの対策方法


かかとのひび割れの原因が理解できたところで、改善と予防のためのセルフケアについて解説します。

2-1. 保湿ケアをする
かかとのひび割れ対策の基本は、保湿ケアです。ローションやクリームなどの外用薬を毎日塗って、かかとの乾燥を防ぎましょう。とくに、入浴後はかかとの皮膚が軟らかくなっているので、保湿成分が浸透しやすいタイミングです。

外用薬にはいろいろな種類がありますが、皮膚が厚くなったかかとには、角質を軟らかくするサリチル酸ワセリン軟膏が有効です。(※5)効果があまり感じられないときは、外用薬を塗った後に木綿の靴下を履いて寝ると、薬がより浸透しやすくなります。


2-2. お風呂で角質を落とす
かかとの乾燥やひび割れの原因になる、古い角質を落としましょう。市販のケアグッズには、次のものがあります。(※2)

● やすり(手動、電動、軽石など)
● ピーラー(刃物)
● ピーリング液
● フットスクラブ

ここでは、やすりを使ったケア方法について解説します。(※6)

(1) かかとケア専用のやすりを準備
(2) 足の側面から中心に向かって、一方向にやすりをかける
(3) かかとを触って「まだ少し硬いな」と思うくらいでやめる
(4) 片足に対して「指先の関節1つ分」くらいの量の保湿クリームをやさしく包み込むように塗る

注意点として、お風呂でかかとの角質を落とす場合は、角質を削りすぎないよう、必ず浴室専用のやすりを用意してください。角質を落とす目安は、かかとのひび割れが強くてガサガサしているなら週に1回程度、そうでなければ月に1〜2回程度行いましょう。(※6)


2-3. 履いている靴を見直す
かかとへの過度な摩擦や圧迫を避けるためには、靴選びが重要です。サイズが自分の足に合っているか、しっかりフィットしているかを確認しましょう。

クッション性の高い靴底のスニーカーや、インソールを活用すると、かかとへの負担を軽くできます。サイズが合わない靴やヒールの高い靴は、足裏に摩擦や圧力がかかるため、履く頻度を減らすことをおすすめします。

また、可能であれば毎日同じ靴を履き続けるのではなく、2〜3日ごとに複数の靴をローテーションして使うといいでしょう。(※1)靴の中が乾燥しやすくなり、水虫予防になります。


2-4. 漢方薬を試してみる
かかとのひび割れ対策には、漢方薬を活用するのもおすすめです。漢方薬は血液や水分の循環をよくする働きがあるため、ひび割れの原因である乾燥に対してからだの内側からの対策が期待できます。

また、漢方薬は自然由来の生薬で作られており、からだにやさしく働きかけるため、一般的に西洋薬に比べて副作用が少ないといわれています。飲むだけでいいので、忙しい日々のなかでも無理なく取り入れられるでしょう。

かかとのひび割れ対策には、次の働きをもつ漢方薬を選びます。

・かかとの角質層の水分を補い、乾燥を改善する
・血行をよくして肌に栄養を届ける
・肌の乾燥で生じる炎症を改善する

<かかとのひび割れ対策におすすめの漢方薬>
・四物湯(しもつとう)
栄養を補い、血行をよくしてその栄養を肌に届けることで皮膚に潤いを与え、乾燥を和らげます。冷え症やシミの治療にも用いられます。

・紫雲膏(しうんこう)
保湿作用の他、血管を広げて血行を促進する作用、鎮痛作用などもあります。漢方薬では珍しい軟膏タイプの薬で、ひび割れ、あかぎれの他、しもやけ、やけどの治療にも用いられます。

・当帰飲子(とうきいんし)
四物湯(しもつとう)をベースとした漢方薬で、肌に栄養と潤いを与えて乾燥を緩和し、さらにかゆみを改善します。湿疹・皮膚炎の治療にも用いられます。

漢方薬を選ぶときは、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。どれを選べばいいか迷ったときは、インターネット相談ができる「あんしん漢方」などのサービスを利用してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」を使えば、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談でき、お手頃価格で漢方薬を自宅に届けてもらえます。

●あんしん漢方: https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0163&utm_source=lafarfa&utm_medium=referral&utm_campaign=241226




3. かかとのひび割れのNGケア


効果的なケアの一方で、避けるべきケアもあります。かかとをケアするときは、次の点に注意しましょう。

3-1. 角質を削りすぎる
かかとを軟らかくしようと角質を落としすぎるのは、かえって逆効果です。

先述の通り、過度な摩擦はかかとのひび割れの原因になります。やすりで強くこすったり削りすぎたりすると、肌がその刺激を受け、防御反応で角質がさらに厚くなるおそれがあります。かかとの角質を落とす際は優しくケアし、必要以上に削らないよう注意しましょう。


3-2. 頻繁にピーリングをする
頻繁なピーリングも、かかとのひび割れを悪化させるNGケアです。

ピーリングは余分な角質を取り除き、肌のターンオーバーを促す効果があります。しかし、やりすぎると角質が薄くなり、肌のバリア機能が低下するおそれがあります。

結果として、外部からの刺激や乾燥に弱くなり、ひび割れが悪化してしまうことも。ピーリングは月に1〜2回程度にとどめ、行った後はしっかりと保湿することが大切です。




4. 適切なケアでかかとの悩みを解消しよう

かかとのひび割れは乾燥や摩擦、水虫など複数の原因が絡んでいるため、対策には適切な保湿や角質ケア、靴選びが大切です。手軽な対策として、漢方薬を取り入れるのもいいでしょう。

まずは、日々の生活習慣を見直し、自分に合ったケアを始めてみてください。ひび割れのない滑らかなかかとで、快適な毎日を過ごしましょう。



<参考サイト>
※1 持田ヘルスケア株式会社「ひび割れにくくなる!痛みとさようならできる踵のケア」
※2 一般財団法人 愛知健康増進財団「MELTH CAFE」
※3 美容皮膚科タカミクリニック「ターンオーバーの乱れを正常にして美肌美人に!」
※4 ひまわり医院「【皮膚科医が解説】水虫(白癬)の原因や症状・治し方について」
※5 JA佐久浅間「かかとのひび割れ」
※6 NHK「きょうの健康 皮膚のトラブル 解決します! 足のひび割れ・手のあかぎれ」



<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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