本田圭佑さんが代表を務めるスタートアップNow Doが運営する育成年代向けの4人制サッカー全国大会「4v4」は、2024年シーズンのメインパートナーであるauと、12月7日に「4v4 au CUP 2024」を千葉県千葉市のZOZOPARK HONDA Football Areaで開催しました。
本大会にはスペシャルゲストとして元サッカー日本代表の佐藤勇人さんが登場し、参加チーム向けのサッカー教室も同時開催。自身も4人制サッカー「4v4」をプレーしてみての感想などを聞きました。
JAPAN CUPへの最後の出場枠をかけた「4v4 au CUP」
「4v4」は日本のサッカー界をさらに盛り上げるべく、サッカー界の本田圭佑さんが考案した新しい4人制サッカー全国大会。育成年代の小学生の子ども(U10、U12)に向け、2023年に発足しました。
1チーム4〜6名からなり、試合時間は10分。通常のサッカーと違って、ベンチに監督やコーチが入ってはいけない、ボールを持つチームは20秒以内にシュートを打たなければならない、といったルールがあります。得点は、ペナルティエリア内からのシュートを決めれば3点、ハーフウェイラインを超えて相手陣地からのシュートを決めたら2点となります。
4v4の基本的なルール(4v4公式サイトより引用)
選手エントリー数は約3万人。4月2日~12月1日まで全国各地で予選ラウンドが行われ、エントリーチームは「JAPAN CUP」(全国大会)への出場権をかけ、ブロンズ・シルバー・ゴールドの3つのランクごとの試合結果でポイントランキングを競ってきました。この12月には「JAPAN CUP」が24日〜26日の3日間の日程で執り行われます。
これまで「JAPAN CUP」の出場条件は、U10・U12ともにゴールドランク大会(全16回)で優勝した16チームと、ポイントランキング上位32チームの合計48チームでしたが、今年は特別枠として「4v4 au CUP」が新設され「JAPAN CUP」への新たな出場枠を追加。「4v4 au CUP」は当初のスケジュールにはなかった大会で、U10・U12それぞれの優勝チームに49チーム目となる特別枠が贈呈されることになりました。
「JAPAN CUP」への出場が叶わなかったチームが「JAPAN CUP」に出場するための最後の1枠をかけて戦う「4v4 au CUP」(4v4 au CUP公式サイトより引用)
「JAPAN CUP」へのラストチャンスとして開催された「4v4 au CUP 2024」の出場チームは、U10・U12合計で11チーム。「JAPAN CUP」出場権を獲得していないチームのなかから、各エリアでの獲得ポイントや大会参加数といった活動実績を総合的に判断し、あと一歩で全国に届かなかったチームが選出されました。
auブースではドリブル&リフティングチャレンジを実施
当日会場に設置された特設のauブース「SOCCER CHALLENGE」では、これまでも予選ラウンドで実施してきた「ドリブル&リフティングチャレンジ」が行われました。
「リフティング選手権」は、太ももでリフティング10回、ヘディングで5回などの3つのミッションのクリアを目指すというコンテンツ。
集中してリフティングに臨む「リフティング選手権」
並べられたコーンの間をドリブルするタイムを競う「ドリブルスターコンテスト」は、U10の選手は10秒以内、U12の選手は9秒以内にゴールするとミッション達成となります。
5つのコーンをドリブルで突破する「ドリブルスターコンテスト」
auは、本田圭佑さんが代表を務めるNow Do社とスポーツの新規事業でさまざまな取り組みを進めてきたことなどから、4v4が立ち上げられた2023年より4v4の大会にタイアップしています。今年は全国のゴールドランク大会でもブースを出展し、サッカーが好きな子どもたちが体を動かして楽しめるコンテンツを提供してきたそうです。
チャレンジに成功した選手には特別賞も用意されており、この日も多くの選手たちが試合の合間や休憩時間に「ドリブル&リフティングチャレンジ」に挑戦していました。
パートナーとともに、企業価値の向上と社会の持続的成長の両立を目指すことを理念に掲げる同社は、「4v4」大会のコンセプトに共感。日本のスポーツ市場の活性化やスポーツ人材の育成のため、タイアップを決めたとのことでした。
ジェフユナイテッド市原・千葉のレジェンド、佐藤勇人さんが登場!
本大会ではauスペシャルコンテンツとして、プロサッカー選手として20年間プレーし、ジェフユナイテッド市原・千葉のクラブ最多出場数を持つレジェンド的存在の佐藤勇人さんによるサッカー教室も開催。佐藤さん率いるスペシャルチームと、本大会の出場チームによる試合も行われました。
ジェフユナイテッド市原・千葉のレジェンドで、元日本代表の佐藤勇人さん
子どもたちとの交流試合のあと、佐藤さんは「多くのサッカー関係者が4v4のことは知っていて、千葉で大会が開かれるということで今回のお話をいただいてから、ずっと楽しみにしていました。ゲームでもサッカー教室でも、子どもたちが意欲的に学ぶ姿勢を感じました」と話し、子どもたちとの交流を楽しんだ様子。
佐藤さんは4v4のゲームをプレーしたのは今回が初めてとのことで、その感想を聞かれると、「前に出る攻撃的なゲームで、ボールを失ったあとの切り替えが早いチームが優位なんだなと感じました。選手に考えさせるようなルールで、僕もとても楽しかったです」とコメントしました。
また、本大会に参加した子どもたちへは、「負けることが多いのがスポーツの世界。今日の大会でも残念ながらほとんどのチームは負けてしまいます。でも、その負けのなかから何を学ぶかが、次のステップや成長につながる。この大会で悔しい思いをした選手が、その経験を今後にどう生かしてくれるかに僕は期待しています」とエールを贈りました。
最後に、自身の今後の取り組みについても語ってくれました。
「千葉は昔からサッカーが盛んな地域ですが、サッカーが好きな子どもたちがプレーできる環境を、これからも作り続けていきたいなと考えています。また、年齢を重ねてもサッカーを楽しめる環境が日本はまだまだ整っていないので、好きなスポーツを生涯楽しめるようにしたい。僕も現場へ足を運んで声を聞きながら、取り組んでいきたいですね」
JAPAN CUP ファイナルは12月26日に開催
この日の試合結果は、「Ambrogio」(U12)と「パープルロック」(U10)が見事優勝。それぞれ「JAPAN CUP」へと駒を進めることとなりました。閉会式ではauから全員に記念品がプレゼントされたほか、参加した子どもたちは優勝チームに向けて横断幕に寄せ書きをしました。
日本一を決定する「JAPAN CUP」では、12月24日・25日にグループリーグをZOZOPARK HONDA Football Areaで実施。グループリーグを勝ち抜いた4チームによる「JAPAN CUP ファイナル」(準決勝・3位決定戦・決勝)は12月26日の予定です。優勝チームには特別トロフィーが授与されるほか、本田圭佑さん率いるスペシャルチームと対戦します。また、日本代表レジェンドによる特別4v4マッチなども予定されているとのことです。
また、auは、インターネットスポーツメディア『SPORTS BULL』(スポーツブル)でJAPAN CUPグループリーグの決勝トーナメント全24試合を無料ライブ配信。後日、グループステージ全318試合を収録し、アーカイブ動画配信を実施します。未来の日本サッカー界を担う若き才能たちが気になった人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
4v4公式サイト
https://4v4.jp/
JAPAN CUP特設サイト
https://4v4.jp/2024/japancup/
(取材・文:伊藤綾)
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