俳優の鈴木亮平が24日に更新した自身のアメブロで、主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』の第36話を振り返り、最終章のポスターについて裏話を明かした。
NHK大河ドラマ『西郷どん』は、明治維新の中心人物として活躍した西郷隆盛の半生を描いた作品。第36回『慶喜の首』では、新政府軍と旧幕府軍との戦闘『鳥羽伏見の戦い』がついに始まり、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)が仕掛けた『錦の御旗』で新政府軍が一気に優勢となる。朝敵となることに恐れおののいた徳川慶喜(松田翔太)は、味方の兵を置き去りにして、密かに大坂城を抜け出し江戸へ逃亡する。西郷吉之助(鈴木亮平)は慶喜追討の勅命を受け、東征軍の参謀として兵を江戸へ進めるという内容だった。
鈴木は「今回は鳥羽伏見の戦いが描かれましたが、この頃になると武器だけでなく、侍たちの軍装も大きく変わって来ています」と説明。1番の変化を「ズボン」が登場したこととつづり、「このズボン、腰の部分だけ袴のように紐で結ぶデザインになっていまして、いわばズボンと袴のハイブリッド。西洋と日本の文化が融合していて、当時の時代背景を感じられる衣装でした」と説明した。
続けて、ドラマ最終章のポスターが解禁になったことに触れ、「撮影は、8月の猛暑日に鹿児島の霧島連峰で行われました」と撮影時の写真を公開。スタッフとともに山に登り、俳優の瑛太と撮影場所に向かったものの、「なかなか良い光に恵まれず、諦めかけた終了間際…空一面を急に薄い雲が覆ったかと思うと、その雲が夕陽を受けて淡いオレンジ色に輝き出したのです」と撮影秘話を明かした。
鈴木は「そんな苦労と一瞬の奇跡が生み出したポスターがこちら」とポスターを公開。「傷だらけの維新 二人が夢見た明日は、まだ遠く」というキャッチコピーを取り上げ、「まさに、二人にとっての明治ですね」とコメントした。
ブログを更新した9月24日は西郷隆盛の命日であり、鈴木は「午前中には鹿児島の南洲墓地でお墓参りをし、南洲神社の例大祭にも参加させていただき、その後東京のNHKへ」と報告。「午後からの西郷どんのリハーサルは、スタッフ・キャスト全員による黙祷で始まりました」と明かし、「今週から、いよいよ撮影も大詰め。天に恥じぬよう、西郷隆盛最期の日々を生きていきたいと思います」と決意を述べた。
この投稿に「素敵なポスターに仕上がりましたね」「あの美しくも切なさを彷彿とさせるデザインの裏には大変なエピソードがあったのですね…」「二人が違う方向を見てるのが本当に何とも言えないです」「最終章、楽しみですが、終わりに近づくと思うと寂しいです」などのコメントが寄せられている。
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