7月6日、オウム真理教の元教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚ら7人の死刑が執行された。一連のオウム事件の死刑囚はあと6人。今回の死刑執行について、EUの駐日代表部と、ヨーロッパ各国の駐日大使が批判する声明を発表した。また、「真相がまだ分からないのに死刑執行はすべきではなかった」といった疑問も一部からは出ている。

そんな中、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏がは、7日に更新したアメブロで死刑について意見するとともに、今後の懸念を表明した。

尾木ママは、「法的には何の問題もないことは言うまでもありません！」と今回の死刑執行は妥当だと考えている前提を述べつつ、心配ごともあると続ける。

「方法がいきなり7人もいっぺんにーーというのは極めて刺激的　全国に千数百人がいるとされるオウムの信者たちにある意味特別な感情を抱かせ」とし、以下4点の懸念を示した。

「信心を強くする可能性もあること」「跳ね上がりメンバーが1人でテロ的行為に出る可能性」「7箇所の拘置所がオウムの聖地として「巡礼」される可能性」「オウムを知らない若い世代が報道により知ることになる可能性」と述べ、「その誤りと本質・教訓について、しっかりと語り継ぐ必要があります！」と若い世代にも伝えていくことの重要性を示した。

また、尾木ママが懸念する「テロ的行為」の具体的手法としては「車が凶器となり多数の人々が被害を受けかねませんー」「慎重に今後の彼らを注視していきたいですね」とブログを締めくくっている。

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