ファミコンの「16連射」などをはじめ、プロゲーマーとして1980年代に一世を風靡した高橋名人(58)が先日バラエティ番組『しくじり先生』(テレビ朝日系)に出演し、反響を呼んだ。それを受け、改めて高橋名人がブログを更新している。
高橋名人は、ゲーム会社「ハドソン」宣伝部の社員として、自身の持つゲーム技術を披露、子どもたちのヒーロー的存在となっていた。しかし、『しくじり先生』では、実はゲームが下手であったこと、160連勤などによるストレスと過労で全身にじんましんが出ていた時期もあったことなどを明かし、視聴者から驚きの声のほか、会社の管理体制を問う声などが多く寄せられていた。
高橋名人はブログで、
「私が「超ゲームが下手」ってのは、まぁ、そこは本当なので、何も言う事はありません。」
などとした上で、
「ハドソンに関しては、誤解されてしまっては困りますので、多少の弁明をさせて頂きます。」
と、会社について言及。高橋名人は番組で、超多忙な日々もイベント出演など給料以外のギャラは0であったこと、そしてそれは“当たり前”であったことを明かしており、ブログでも
「会社はチームなんです。
私が名人として、ハドソンを代表して、「このゲームは面白いよ」と言えたのは、開発陣が頑張って面白いゲームを作ってくれたからなんです。
そして、私が宣伝した物を、営業が販売してくれないと、給料にさえなりません。
また、その会社を基礎で支えてくれるのが総務のメンバーなんです。出張の交通費の精算にしても、会社で使う備品などを手配してくれるのも、同じ会社のメンバーですよね。
だから、私が目立ったからと言って、私だけが貰うわけにはいかないのです。」
と説明。そして、あの当時の会社は、メンバーが少なかったため、手を広げていけば、その時に在籍しているスタッフに負担が増えるのは仕方のないことだったと振り返り、
「残業時間などを考えると、今で言うところのブラックなのかもしれませんが、あの当時は、どんなに時間が掛かっても、これをやらないと子供達の笑顔が見られないと言う事だけを、全スタッフが考えていました。
そこにこの仕事をしていると言う誇りがあったので、皆んな頑張れたんだと思います。」
「なので、昨晩のしくじり先生を見て、会社を悪く言うのは、絶対にヤメて頂きたいです。
あの当時は、ほぼ全員のスタッフが、あれが一番だったと思っているのですから。」
と、あくまでも子供たちの笑顔を見たいがために社員が一丸となっていたものであり、誤解をしないでほしいとつづった。
ファンからは、その高橋名人の姿勢に、
「うるうるしました。」
「放送を見て名人のことがもっと好きになりました!」
などと、当時名人をテレビで見ていた世代と思われる人々を中心に感動の声が寄せられている。
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