NPO法人Smile Station代表の善本考香(よしもととしか)さんがオフィシャルブログ「麗しく生きる 子宮頸がん生存率0％から」を開設。2011年に子宮頸がんが見つかり、5度12か所の転移・再発を繰り返すも、2013年に全治療を終了。著書に『このまま死んでる場合じゃない！』（講談社刊）などがある。ブログでは、子宮頸がんが見つかった経緯や闘病中を振り返る形でつづっている。

■娘の体調不良を聞いた母親の気持ち

2月2日に更新したブログでは、2011年に子宮頸がんが見つかった時、善本さんの母親は「病院に行く何日か前に 娘から話を聞いた時、何でここまでほって置いていたのか　何とも言えない気持ちでした」「まずい事になってしまった！」と振り返った。もしものことを考え「娘の命がなくなっらどうしよう！」「孫を育てて行くのに私！出来るかしら？どうしよう！どうしよう！」などと思うばかりであったという。

■娘ががんを宣告され車の中で号泣

同ブログでは善本さんの体調の変化を知った孫が「ばあちゃん ママ死なないよね？」と尋ねてきたといい「うなずくだけで涙をこらえながら病院につきました」と回想。病室に入り、がんであることが告げられると「頭が真っ白になり隣にいる娘の顔を見る事さえも怖かった」という。そして、病室の外で待っていた孫がランドセルを背負い待っている姿を見て「自然に涙が溢れ出て　どのように駐車場へ行ったのかも記憶になく　気がついたら車の中で3人で号泣したのを憶えています」とコメント。

「出来るなら代わってあげたい。出来るなら時間を巻き戻したい」と当時の心境を振り返り「どうしてあげる事もできない母としての自分に無力さを感じました」とつづった。