読書家 大友花恋がオススメする書籍3選
大友花恋
女優・モデル
1999年生まれ。2012年のデビュー以降、モデルや女優として、様々な場所で活躍。大の読書家として知られており、中学2年生から続けているブログ「かれんな花」や、雑誌『Seventeen』での連載短編小説「ハナコイノベル」では自身の文章も発表。
1999年生まれ。2012年のデビュー以降、モデルや女優として、様々な場所で活躍。大の読書家として知られており、中学2年生から続けているブログ「かれんな花」や、雑誌『Seventeen』での連載短編小説「ハナコイノベル」では自身の文章も発表。
好きな本がたくさんありすぎて、おすすめを3冊に絞るのが難しかったです(笑)。「こういう時に読んだ本」とか「この気分の時に読みたい本」とかシチュエーションによっても変わってくるので。
①『イノセントガール』(堀田あけみ著)
今回この取材のお話をいただいてすぐに選んだ『イノセントガール』(堀田あけみ著)は、小学校3、4年の時に初めて読んだ“長い本”です。
今は本屋さんに並んでいない本なのですが、父から譲り受けました。父がこの本を読んで、主人公の亜蓮(あれん)という女の子が可愛くて感動したそうで「魅力的な女の子が出てくるお話だよ」と私に渡してくれて。
今思えば、お父さんがよくこの本を紹介したなと(笑)。亜蓮ちゃんは自分のことを「この世で一番赤が似合う」と言っていて、実際に赤が似合う女の子なんです。その子が、背伸びをして大人の男性と付き合う中で、赤を武器に女性として成長していくというお話なのですが、「自分にはこの色」「これが似合う」って自信を持って言えるってすごく素敵だなと思って。小学3年生ながらに衝撃を受けました。
②『病状別 毎日の薬膳ごはん』(青山有紀著)
私はずっと小説至上主義というか、小説が大好き!という感じだったのですが、ここ2年くらいエッセイとか、世界で起こっている問題について書かれている本を読む様になって。
『病状別 毎日の薬膳ごはん』(青山有紀著)はレシピと、薬膳とか食材の知識を一緒に知ることが出来る本です。おうち時間が増えて、ご飯を自宅で作ることが日常になってきたと思うのですが、私もその一人で。普段から料理をしているので、体に優しくて元気になれるご飯が作れないかなと思っていた時にこの本に出会いました。症状別におすすめのメニューが選べたり、体を温める食材/冷やす食材などを簡単に調べられて、「ちょっと寒いな」と思ったら体を温めるお魚を買ったりとか、すごく参考にしています。
特にお気に入りは「アスパラのアボカドの白和え」です。すごく美味しいんです! アボカドを豆腐と一緒に白和えにするというアイデアが自分には無かったですし、肌荒れやむくみにも良いし、豆腐は体を冷やす食材なのでこれからの季節、スッキリしたい時はぴったりです。どれもとても美味しいし、食べていて元気になれるので、ハートをがっちりつかまれています。
③『キュンとしちゃだめですか?』(益田ミリ著)
これは「キュンとする男の人について」1ページで書かれたエッセイです。移動中とか、たった一駅でも1話読んだら、電車を降りた時には前向きな気持ちになれているというか。益田ミリさんの作品は、日常のことを書いていても自分にドンピシャにささる部分が多いので、その他の4コマの作品などもよく読んでいます。