バイロイト祝祭管弦楽団
ばいろいと・しゅくさい・かんげんがくだんオーケストラ
ドイツ・バイロイトにある全館木造のオペラハウス、バイロイト祝祭劇場で毎年夏に行なわれる音楽祭にて臨時編成されるオーケストラ。リヒャルト・ワーグナーの歌劇や楽劇のみを上演する目的で1876年に開かれたバイロイト音楽祭に、その時分の最高のワーグナー指揮者とドイツ各地のオーケストラからメンバーが招待される開幕以降、音楽祭は幾度かの中断を経て、ワーグナー・オペラの“メッカ”としての地位を確立。1883年のワーグナー死後は、妻、息子たちが継承。戦後は1951年に再開し、ヴィーラントとヴォルフガングのワーグナーの孫兄弟が尽力。2009年からはヴォルフガングの娘が総監督となっている。