娘が3歳ごろのお話です。帰省するとき、いつもは車で移動するのですが、娘が言うことを聞けるようになってきたので、時間の短縮ができる新幹線で実家へ帰ることに。できるだけ人がいない自由席を探したものの、その日は混んでおり席が空いていません。仕方なく席が空くまで待っていると、大柄な怖い顔つきの男性が近づいてきて……。
近づいてくる不機嫌そうな男性
3歳の娘と新幹線で帰省したときのお話です。自由席にしたところ、乗客が多く隣に人が座っている席しか空いていません。隣に人が座っていると、もし娘が騒いだら迷惑をかけてしまうと思い、しばらく車両と車両の間のデッキにいることにしました。
すると、大柄な怖い顔つきの60代くらいの男性が、じっとこちらを見ながら近づいてきます。娘の話す声は少し大きかったかもしれませんが、暴れたり泣いたりすることなく楽しんで乗っていました。
お叱りを受けるのかとかまえていたら、「次で降りるから私の席に座るといいよ」と提案してくれたのです!「ありがとうございます……! では、駅に着いたら座らせてもらいますね」と私が言うと、男性は「もう交代するから座って」とのこと。少し遠慮すると「いいから座りなさい」と笑顔で席を譲ってくれました。
今回座れずに困ってしまったのは、私の見込みが甘く、自由席でも席が空いていると思い込んでいたことが原因。しかし親切な方に出会った結果、快適な帰省になりました。私は「人を見た目で判断してはいけないな」とつくづく実感。私も今回の男性のように、困っている誰かを手助けできる人でありたいと思った出来事です。
著者:佐藤のぞみ/女性・主婦。おてんばな4歳の女の子を育てるママ。毎日、仕事と子育てに追われつつ楽しく頑張っている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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