4月25日(金) 20:10
まず、新幹線を利用してJR大阪駅からJR博多駅まで移動した場合、所要時間は約2時間45分です。
例えば、2025年4月12日の午前9時JR大阪駅発の電車に乗り、新大阪駅で新幹線に乗り換え、博多駅には11時45分に到着します。ここまでの交通費の合計金額は1万4750円となります。
フェリーを主な交通手段として利用する場合、JR大阪駅からJR博多駅までの移動にかかる所要時間は約15時間52分です。
フェリーは、大阪南港から各日17時発、19時50分発の便があり、翌朝に九州の新門司港に到着します。なお、出航の30分前には出発港に到着しておく必要があります。
例えば、2025年4月12日の18時26分JR大阪駅発の電車に乗車する場合、弁天町駅にてOsakaMetro中央線に、コスモスクエア駅にてOsakaMetroニュートラムに乗り換え、フェリーターミナル駅に19時05分に到着します。
そこから出発港へ徒歩で移動した後、19時50分のフェリーに乗船し、九州の新門司港には8時30分の到着となります。
到着後はJR小倉駅までの無料送迎バスに乗ります。バスはおよそ9時頃に出発し、JR小倉駅への到着は9時50分頃になる見込みです。
JR小倉駅からは10時03分発の新幹線に乗ります。乗車時間は15分と短く、JR博多駅には10時18分の到着となります。ここまでの交通費の合計金額は9750円となります。
フェリーについては、部屋のタイプごとに料金が異なりますが、今回は「ツーリスト」というカプセルタイプの部屋にて計算しています(WEB割引にて7130円)。
新幹線で移動する場合とフェリーで移動する場合のそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
新幹線で移動する場合のメリットは「移動時間が短い」「乗り換えが一度しかなく楽」ということです。移動当日の朝に出発し、お昼前には博多駅に到着できます。また複数回の乗り換えもなく、ゆったりと移動することができます。
デメリットはフェリーと比べると料金が高いことです。片道であれば約5000円の差ですが、往復では約1万円の差になります。
フェリーで移動する場合のメリットは「料金が安いこと」です。新幹線での移動と比較しても上記の通り約5000円安く移動できます。
一方、大きなデメリットはやはり「移動時間が長くなること」です。約16時間かかります。もちろん就寝時間も含まれていますが、博多駅に着く前日から予定が縛られるため、多忙な人には難しい旅程になるかもしれません。
前項までは新幹線とフェリーでの移動について、料金と時間の観点から比較をしましたが、フェリーは「移動中の時間を楽しみたい」という人にはおすすめです。
名門大洋フェリーは移動中の揺れも比較的小さいと言われており、一般的にはゆったりとした船旅を楽しめます。船上デッキにも出ることができ、天候によっては気持ち良い夜風にあたることも可能です。
迫力ある明石海峡大橋を下から眺めながら通過する体験も貴重なものになるでしょう。初めてフェリーに乗るという人にもおすすめです。
大阪から博多に移動する場合、新幹線とフェリーでの移動について、料金と時間の観点から比較しました。忙しくお金に余裕がある人は新幹線をおすすめします。時間に余裕があり、交通費を節約しつつ、移動時間を楽しみたい人にはフェリーがよいかもしれません。ぜひ自身の状況に適した移動手段を選択してください。
株式会社名門大洋フェリー 航路・ダイヤ・運航スケジュール
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
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