【東京】GWに行きたい展覧会5つ!ワンコインで楽しめる美術展から、遊べるコンテンツまで盛りだくさん
4月15日(火) 1:45
もうすぐやってくるゴールデンウイーク。少しずつ、お出かけの予定を立て始めている人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、今年の大型連休はまとまった休みを取るのは難しいかも…。それなら、都内で開催されている展覧会に足を運んで、非日常感を味わってみませんか?
今回は、ゴールデンウイーク中に楽しめる東京の展覧会を5つピックアップ。お手頃料金の施設もあるから、要チェックです!
大手町に位置する丸紅ビルの3階「丸紅ギャラリー」では、「 『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』特別公開展 」が開催中。
《ヴィーナスの誕生》を描いたルネサンス期の画家、サンドロ・ボッティチェリの作品を存分に満喫できる展覧会です。
入館料は、なんと500円というお手頃価格!普段アートを観ないという人でも、気軽に足を運べそうですよね。
展覧会タイトルにも入っている作品《美しきシモネッタ》に描かれているのは、シモネッタ・ヴェスプッチという実在した人物。ボッティチェリはシモネッタを何度も作品の中で描いており、彼女は春の象徴だったといいます。
会場では、《美しきシモネッタ》の歴史やシモネッタをモデルにした小説、詩の原稿も展示。盛りだくさんの展示は要チェックです!
※特別な許可を得て展示室内の撮影をしています。
『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』特別公開展
会期:2025年3月18日(火)~5月24日(土)
場所:東京都千代田区大手町1-4-2丸紅ビル3階
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:日曜日・祝日
入館料:一般500円(高校生以下・和装で来館の方は無料)※現金利用不可
公式サイト:
https://www.marubeni.com/gallery
公式Instagram:
@marubeni_gallery_official
京橋のアーティゾン美術館では、2025年3月1日(土)〜6月1日(日)の期間で「 硲伊之助展 」が開催されています。
あまり聞きなれない「硲(はざま)伊之助」という名前ですが、実は自ら画家・陶芸家として活躍するほか、画集の編集や本の翻訳、展覧会に立役者として携わるなど、多岐にわたって活躍していた人物。
本展では彼の油彩画や磁器などの作品のほか、硲と関わりのある当館の西洋絵画コレクションが展示されています。
中には、師として教えをこうていたフランスの画家・マティスの作品。硲の描いた作品にも、どこかマティスらしい要素が感じられますよ。
ミュージアムショップでは「B5カード」や「ステッカー」といった文具系のグッズに加え、ハーブティのセットやお香といったアイテムもラインナップ。
学生はウェブ予約をすると無料で鑑賞できるため、事前の予約をお忘れなく!(中学生以下は予約不要)
※購入前の商品の撮影、また動画の撮影は不可。特別な許可を得て撮影しております。
硲伊之助展
会期:2025年3月1日(土)〜6月1日(日)
場所:アーティゾン美術館 5階展示室(東京都中央区京橋1-7-2)
開館時間:10:00〜18:00(毎週金曜日は20:00まで)入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(5月5日は開館)、5月7日
入館料:日時指定予約制/ウェブ予約チケット 税込1800円、窓口販売チケット 税込2000円、学生無料(要ウェブ予約)*予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入いただけます。*この料金で同時開催の展覧会を全てご覧いただけます。
公式サイト:
https://www.artizon.museum/
公式Instagram:
@artizonmuseum
同時開催:
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ(6階 展示室)
石橋財団コレクション選コレクション・ハイライト(4階 展示室)
アーティゾン美術館横のCREATIVE MUSEUM TOKYO(クリエイティブミュージアムトーキョー)で開催されている、「 ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ 」も要チェック。
絵本作家・ヨシタケシンスケさんのスケッチやラフ、原画が展示されているほか、大型の体験展示も複数登場しています。
あえて「つまんないかお」で撮影するフォトパネルや、座り心地の悪い「じごくのトゲトゲイス」、りんご形のボールを投げて遊ぶ「りんごでうるさいおとなをだまらせよう」など、大人も楽しめるコンテンツが盛りだくさん!
童心に帰って無邪気に遊んでみてくださいね。
本展で特に注目したいのが、東京会場限定となる「つり輪の森」展示。
絵本『あつかったら ぬげばいい』の中に登場する、「おとなでいるのにつかれたらあしのうらをじめんからはなせばいい」という一節を、つり輪にぶら下がりながら体験できますよ。
グッズ売り場には“たっぷり増量タイプ”に合わせて新しく登場したグッズもあるので、ぜひチェックして。
©︎Shinsuke Yoshitake
ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ
会期:2025年3月20日(木・祝)~6月3日(火)※3月20日(木・祝)~23日(日)、5月3日(土・祝)~6日(火・休)、5月31日(土)、6月1日(日)は日時指定制
場所:CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京都中央区京橋1-7-1TODA BUILDING 6階)
開館時間:10:00~18:00(※毎週土・日曜と祝休日は9:00から、毎週金・土曜と5月4日(日・祝)・5日(月・祝)は20:00まで開館 ※最終入場は閉館の30分前まで)
料金:一般 2000円、高校・大学・専門生 1500円、小・中学生 1000円、未就学児無料
公式サイト:
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/
公式Instagram:
@yoshitake_ten
展示風景
普段あまりアートに触れる機会がない…という人におすすめしたいのが、上野の国立西洋美術館で開催中の「 西洋絵画、どこから見るか?-ルネサンスから印象派までサンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館 」。
サンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵品88点を組み合わせ、「どこみる」という視点から、鑑賞のヒントを提案しているんです。
88点のうち、なんと49点は日本初公開だというから、貴重な作品が見られるチャンス。
似たモチーフが描かれている2つの作品には、どんな違いがあるんだろう?描かれている人物のファッションの個性に注目してみたら?など、鑑賞のヒントが記されているので、初心者さんでも安心です。
絵画を楽しんだあとは、グッズ売り場にも立ち寄ってみて。
スペインの画家・スルバランによる《神の仔羊》をモチーフにした、巾着(税込2100円)やぬいぐるみ(税込2400円)は思わずお持ち帰りしたくなっちゃうかわいさです…!
西洋絵画、どこから見るか?-ルネサンスから印象派までサンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館
会期:2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
場所:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
開館時間:9:30〜17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、5月7日(水)※ただし3月24日(月)、5月5日(月・祝)、5月6日(火・休)は開館
公式サイト:
https://art.nikkei.com/dokomiru/
公式Instagram:
@nmwatokyo
同じく上野の東京都美術館では、「 ミロ展 Joan Miró 」が開催中。
1893年にスペイン・カタルーニャ州で生まれ、ピカソと並び20世紀を代表する巨匠に数えられる画家、ジュアン・ミロの活動全体をふり返る展覧会です。
初期名作から晩年の反骨的な作品、オブジェなど幅広い作品がラインナップ。90歳まで精力的に活動した、彼の約70年にもおよぶ芸術表現を知ることができます。
100点近い作品のうち、彼の代表作として挙げられる1940年から41年にかけて描いた〈星座〉シリーズはマストでチェックしたいところ。
現在、シリーズの各作品は世界中に散らばっているため、複数の作品をまとめてみられる貴重な機会なんです。星空が浮かび上がって見える、幻想的な展示スペースにも注目ですよ。
グッズ売り場ではミロに関するアイテムだけでなく、ミロの故郷・スペインからの輸入雑貨も展開されています。カラフルでポップなグッズは、ついついほしくなっちゃうかも。
ミロ展 Joan Miró
場所:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)
会期:2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
開館時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休館日:月曜日、5月7日(水)※ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
料金:一般2300円、大学生・専門学生 1300円
公式サイト:
https://miro2025.exhibit.jp/
公式Instagram:
@tokyometropolitanartmuseum
今回ご紹介した展覧会は、アート初心者さんでも楽しめるものばかり。
ワンコインで鑑賞できる展示もあるから、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。