好きになった人はおばあちゃん!?魔法で若返った魔女と青年の恋から考える「外見至上主義」と「年齢差別」【作者に取材】

彼女は「魔女」だった…/画像提供:猪原秀陽(@inoharahideharu)

好きになった人はおばあちゃん!?魔法で若返った魔女と青年の恋から考える「外見至上主義」と「年齢差別」【作者に取材】

4月14日(月) 22:00

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彼女は「魔女」だった…
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永遠の若さを得たいと「魔法」を使う話は、グリム童話などで多く描かれてきた。今回は、猪原秀陽(@inoharahideharu)さんの創作漫画「若返る魔女」を紹介する。本作は、老婆である魔女が若返りの薬を使って、実直な青年と恋に落ちるラブストーリーである。「いい話」「心揺さぶられた」などのコメントが届くなか、猪原さんは「外見至上主義」や「年齢差別」へのアンサー漫画となったと語る。さらに、作品の着想や制作秘話についても話を聞いた。

■本作が生まれたきっかけと物語の世界観について制作秘話を聞く
【漫画】「若返る魔女」を読む

「若返る魔女」(2)

「若返る魔女」(3)

スーパーの袋が破れて困っていた老女を、ある青年が助けたことから物語は始まる。庭で育てた薬草を渡したり、人々の悩みに耳を傾けたりする老女の姿を目にした青年は、まるでシャーマンのようなその様子に驚きを隠せなかった。

その素直な反応を見た老女は、いたずら心で若返りの薬を使い、青年に接触する。実は彼女の正体は“魔女”で、魔法の力で若返った彼女は、青年と幾度も逢瀬を重ねていく。そしてある日、青年が彼女に想いを告げたことで、二人の関係は恋へと変わっていった。

薬の効果が切れた瞬間、魔法は解け、彼女は再び老女の姿へ戻ってしまうのだが、果たして青年は、それをどう受け止めるのだろうか…

「ふと街で見かけたおばあちゃんが素敵で、若い頃すごい美人だったんだろうなあと思ったのがきっかけです」と着想を得た瞬間を語る作者の猪原さん。彼女の若き日の美しさを想像した瞬間、物語の種が芽生えたという。本作には「外見至上主義」や「年齢差別」への問いかけが込められているようだ。

また、物語の世界観については「若返り薬をできるだけ納得できるような設定にしたり、登場人物のいる世界は、現代の日本とは違うような曖昧な世界観にしたりと、リアリティーがあったりなかったりのバランス調整にこだわりました」と語った。

猪原さんは、漫画家として活動する傍ら、漫画雑誌の編集にも携わっている。ネット上で知り合った漫画愛好家との出会いが、雑誌「COMIC IN THE HOLE」の創刊につながったそうだ。

「雑誌の制作や展覧会なども継続してやっていきつつ、商業誌への掲載を目指していきたいと考えています」と今後の目標についても教えてくれた猪原さん。これからの活躍にも注目したい。

取材協力:猪原秀陽(@inoharahideharu)

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