【写真】皆川猿時の顔スレスレまで近づき毒づく松島聡長澤まさみと森山未來がW主演を務める「Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』」の公開ゲネプロが4月9日に行われ、長澤、森山の他、共演の松島聡、皆川猿時、小野花梨、内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎、伊藤蘭、総勢9人が登場した。同作は、4月10日(木)から5月4日(日・祝)まで東京・THEATER MILANO-Zaで、その後、大阪・新潟・長野にて上演される。
■10年間を共に過ごした夫婦の物語
同作は、1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務め、2019年の第27回読売演劇大賞優秀演出家賞など数多くの演劇賞を受賞する蓬莱竜太の最新作。タイトルには、夫婦でもがく様、世間に翻弄される様、互いに主導権を握り、踊り・踊らされている様、あるいは、足並みをそろえて進もうとする様が投影されている。
主演を務めるのは、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)や映画「モテキ」(2011年)と、社会現象を巻き起こしたヒット作で共演し、以来、14年ぶりに共演を果たす長澤と森山。長澤は、自分の感情をうまく表現することができない舞台衣裳デザイナーの妻・キヌを、森山は、人生の意味を哲学しながら不器用に生きる夫・ヒロヒコを演じる。
さらに、キヌの弟であり、普段は屈託のない青年で、時折情緒が乱れてしまう難役・光也を松島が演じる。
■光也役/松島聡コメント
この物語は、正直言語化するのが難しく、捉え方次第では全員が良い人にも見えるし、悪い人にも見えるという、すごく複雑な内容です。演じている側も胸が苦しくなるような瞬間も多いですが、それが日常に起こるリアルなのだと現実を知るのは大切なことだと思います。自分の思う光也としての表現のアプローチがたくさん生まれてきているので、早くご覧いただきたいです。
伝えること、特に愛とは何か、人とは何か、その難しいテーマに答えるべく、作・演出の蓬莱さんをはじめ、長澤さんや森山さん、錚々たる共演者の皆さまと、演劇を通して発していけることがすごく楽しみで、光栄に思います。
■薮原役/皆川猿時コメント
この間、衣装付き通し稽古のあと蓬莱さんが「いい感じです。ここからまた新たな感情に出合えると思うし、もっと自由になれるはずです」みたいなことを言ってました。私、皆川猿時、54歳、現在106kg、それ聞いてうっとりしちゃいました。
だって、自由になりたくて役者やってんだもん。というわけで、いよいよ初日です。うおー!!!ええ、非っ常に興奮しております。おかげさまで、膝、いい感じです。俺、がんばる、ゼッタイ!
■りく役/小野花梨コメント
見どころは、作品の内容やそれぞれのキャラクターの魅力はもちろんですが、転換時のセットの大道具の動きにぜひ注目していただきたいです。一つの手を間違えてしまったら何手か先で大事故になるほど、物が流動的に、連動しながら動いていくことで場面を作っていきます!
まるで物が意思を持って生きているような、劇場自体が大きな生物のような、そんな空間の中で繰り広げられる蓬莱ワールド。必ず楽しんでいただけると思います!
■恵役/伊藤蘭コメント
舞台とはそういうものと分かっていながら、今回は特に演じる側にとって全く油断もスキもあったものじゃない!…というのが正直な感想です(笑)。
そんな中、どんな難題も軽やかにしなやかに次々とクリアしていくまさみさんと未來さんに毎日のように目を奪われ、そして励まされ、出演者一同稽古を積み重ねてきました。蓬莱さんが丁寧に紡ぎ出した2人の物語、どうぞ皆さまに届きますように。
【関連記事】
・
【写真】松島聡、皆川猿時の顔スレスレまで近づき毒づく…!・
長澤まさみ×森山未來、14年ぶりの共演で、10年間を共に過ごす夫婦役に「相変わらず、頼りになる優しい方」<おどる夫婦>・
長澤まさみ、矢口史靖監督も太鼓判を押す“ムンク顔”に「きっとゾクゾクしてもらえますよね」・
timelesz松島聡「(新メンバーと)合トレしながら体力作りをしていきたい」コツコツ続けていることを語る・
【漫画】余命宣告された妻、夫に冷たい態度をとる理由とは。夫婦の深い愛を描いた漫画が「泣ける」「切ない」と話題