都内の1Kと1LDKでは家賃にどれくらいの差がある?1人暮らしならどちらがおすすめ?

都内の1Kと1LDKでは家賃にどれくらいの差がある?1人暮らしならどちらがおすすめ?

4月9日(水) 19:10

物件選びにおいて、間取りは重要な要素の一つです。1人暮らしをする場合、1Kと1LDKのどちらにすべきか悩む方は少なくないはずです。また、その際には家賃も気になるのではないでしょうか。 そこで本記事では、1Kと1LDKにおける家賃相場の違いなどを解説します。

間取りのアルファベットの意味

物件情報における間取りは、数字とアルファベットの組み合わせで表されます。そのアルファベットとして代表的なものは、「L」「D」「K」です。それぞれ、「リビング」「ダイニング」「キッチン」を意味しています。
 
アルファベットの前の数字は居室の数を表しており、1LDKの場合は一つの居室と、リビング・ダイニング・キッチンで構成されていることを意味するのです。リビングとダイニングキッチンが分かれている場合はL・DK、リビングダイニングとキッチンが分かれている場合はLD・Kと表記することもあります。
 

1Kと1Rの違い

1Kは一つの居室とキッチンを表しています。居室とキッチンが仕切られており、居室が独立している点が特徴です。対して、「ワンルーム」という意味の1Rは居室とキッチンに仕切りがなく、居室が独立していません。
 
家賃は物件により異なるものの、基本的には1Kのほうが高いとされています。
 

1Kと1LDKにおける家賃相場の違い

家賃は間取りなどの物件情報に加えて、物件が位置するエリアによっても異なります。株式会社リクルートが運営している物件情報サイト「SUUMO(スーモ)」の「家賃相場・賃料相場情報」を参考に、千代田区・中央区・港区の家賃相場を表1にまとめました。なお、対象の物件は新築のマンションであり、駅から徒歩5分以内です。
 
表1

1K 1LDK
千代田区 13万6000円 22万1000円
中央区 12万4000円 20万3000円
港区 13万6000円 25万7000円

出典:株式会社リクルート SUUMO「東京都の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報」より筆者作成
 
あくまで対象の3区における家賃相場ですが、1Kと1LDKでは10万円前後の差があります。1ヶ月の支出が10万円変わると考えると、大きな違いといえるでしょう。
 

1Kの特徴

立地や物件にもよりますが、1Kの部屋は家賃を比較的抑えやすい点が特徴です。生活空間が一つの部屋になるため、生活はコンパクトになりがちです。
 
シンプルな間取りになるものの、ロフトの有無や風呂とトイレが分かれているかどうかなど、部屋の種類は多彩といえます。
 
部屋の広さ次第ですが、1Kは家具や家電を含め、荷物を置くスペースが限られる場合が多いでしょう。その場合は、室内のレイアウトを工夫する必要があります。
 

1LDKの特徴

1Kに比べると、1LDKは生活空間が増えるとともに広くなります。それに伴い、導入したい家具や家電が多少大きくても採用しやすいでしょう。人を部屋に呼ぶ場合も、個人的な生活スペースと来客と過ごすスペースを区別することが可能です。
 
基本的に、1LDKは1Kよりも家賃が高く設定されています。1Kに比べると部屋自体が広いため、光熱費も上がりやすくなります。
 

物件選びの際に家賃を抑えるポイント

家賃は毎月かかるものだからこそ、可能な限り節約したいと考える方は多いでしょう。家賃を抑えるためには、家賃相場が低いエリアで物件を探すことが重要です。ほかにも、物件選びの際に家賃を抑えるポイントがあるので、ここからはそれぞれの項目について解説します。
 

繁忙期を避ける

家賃は時期によって変動することがあり、繁忙期には家賃が高めに設定されることも少なくありません。なお、繁忙期は1月~3月と9月~10月とされています。引っ越し理由によっては難しいかもしれませんが、繁忙期を避けて物件選びをすることで、家賃を抑えられる可能性があります。
 
また、繁忙期を避けることで、不動産会社などの担当者から落ち着いて話を聞きやすくなるでしょう。
 

築年数が浅い物件を避ける

新築、もしくは築年数が浅い物件は経年劣化が少なく、セキュリティーなどの設備が昨今のニーズと合致していますが、魅力的で人気がある分家賃も高くなりがちです。家賃を抑えるためには、築年数が多少古い物件も視野に入れてみましょう。
 

駅から近い物件を避ける

駅から近い物件は便利である分、家賃は高めに設定されています。家賃の負担を減らすなら、駅から離れた物件を選択肢に入れてみましょう。例えば、会社員でテレワークをしている場合は、駅からの距離をあまり気にしなくてもいいかもしれません。
 

1人暮らしで家賃を抑えるなら1K

基本的に、1LDKよりも1Kのほうが家賃は安いです。家賃相場は立地や物件により異なりますが、1LDKと1Kでは10万円前後の差が生まれることもあります。毎月の支出と考えると、大きな違いです。
 
1LDKのほうが快適性は高いかもしれませんが、1人暮らしで家賃を抑えるなら1Kがおすすめといえます。
 

出典

株式会社リクルート SUUMO 東京都千代田区(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報
株式会社リクルート SUUMO 東京都中央区(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報
株式会社リクルート SUUMO 東京都港区(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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