4月9日(水) 17:50
駅構内で忘れ物をした際はどうしたらよいのでしょうか。対応方法を詳しく解説します。
JRや私鉄を含む鉄道会社では、多くの場合、忘れ物専用の窓口や問い合わせセンターを設けており、会社ごとに遺失物を管理しているようです。そのため、駅構内で忘れ物をしたと思ったら、利用した鉄道会社や駅に問い合わせるのがよいでしょう。
JR東日本の場合は、専用のシステムに遺失物の情報を登録・管理しているため、JR東日本が管轄する駅や問い合わせセンターで、忘れ物が届けられているかどうかを確認できるとされています。
問い合わせる際は、色や形状、材質、メーカー、なかに入っているものといったような忘れ物の特徴を詳しく伝えることが大切です。また、忘れ物を取得してからシステムに登録するまでタイムラグが生じるケースも考えられます。万が一届けられていない場合は、再度問い合わせてみてください。
なお、保管期間は鉄道会社によって異なる可能性がありますが、JR西日本の場合、持ち主が現れなければ7日以内に警察署へ引き渡され、その後警察署で3ヶ月保管されるとしているようです。そのため、忘れ物に気が付いたら早めに問い合わせるとよいでしょう。
忘れ物を受け取る際、「駅や忘れ物センターで受け取る」といった方法が考えられます。
忘れ物センターで受け取る場合は、運転免許証や健康保険証、パスポートなどの公的証明書の提示が必要とされているようです。また、忘れ物を受け取ったことを証明するための「受領書」に、氏名や住所、電話番号などの情報を記載しなければなりません。なお、保管している駅までの交通費は実費とされています。
忘れ物をした場所が遠方であったり、忙しくて直接受け取りに行けなかったりする場合、鉄道会社によっては、忘れ物を自宅など指定の場所へ配送するサービスを提供しているようです。
ここからは、配送対応してもらう際の流れについて見ていきましょう。
JRの場合、忘れ物を取りに行くのが困難な際は、着払いの宅配便で対応してもらえることもあるようです。その際は、忘れ物をした本人が、公的証明書を持参のうえ、最寄りのJRの駅に相談してください。
ただし、全ての忘れ物や落とし物が配送できるわけではありません。忘れ物が配送の対象であるかどうかが心配な場合は、事前に調べておくのもよいでしょう。
無事に手続きが完了したら、忘れ物は着払いの宅配便で指定された住所に配送されると考えられます。
なお、一部の鉄道会社では、忘れ物の配送に対応していない可能性もあるため、事前にそれぞれの鉄道会社のルールを確認しておきましょう。
駅構内や列車内での忘れ物をした場合の対応方法は、それぞれの鉄道会社によって異なります。駅構内や電車内に忘れ物をしたかもしれないと感じている方は、今回紹介した内容を参考にしながら、必要な手続きを進めてください。
西日本旅客鉄道株式会社忘れ物・落し物は、いつまでJRで保管していますか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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