日本人女性として2人目…寺西飛香留が男子ツアー初挑戦“ナマ石川遼”に感激「ドキドキしています」

史上初めて男子ツアーメンバーになった女子選手の寺西飛香留が、開幕を待ちわびている(撮影:米山聡明)

日本人女性として2人目…寺西飛香留が男子ツアー初挑戦“ナマ石川遼”に感激「ドキドキしています」

4月8日(火) 22:29

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<東建ホームメイトカップ事前情報◇8日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7069ヤード・パー71>

国内男子ツアーの新シーズンが、いよいよ幕を開ける。「出場できることが本当にうれしいです」と笑顔を見せたのは、男子ツアー史上初の“女性選手”となった寺西飛香留(てらにし・ひかる)。主催者推薦でレギュラーツアー初出場を果たす。



【写真】女子の寺西が男子と戦うために使用しているクラブは?


昨年8月のファーストQTで49位に入り、女性選手としては史上初めてツアープレーヤーの資格を獲得。同年、「ディライトワークス JGTO ファイナル」で下部ツアーデビューを飾った。

今回のレギュラーツアー初出場について、「さらにトッププロの方々ばかり」と胸を高鳴らせる。「2年前に観戦に来たのですが、その時はファンとして見ていた。そんな方々と同じ舞台に立てることにドキドキしています」。トップ選手の石川遼、YouTubeで見ていたという堀川未来夢らを間近で見て、感激を隠せない。

練習ラウンドでは、前組で回っていた石川のショットに目を奪われた。「スイングがとても安定している。私はもっとバタついているので、目一杯(クラブを)振らないと追いつけない(笑)」と、トッププロの技術に改めて驚かされた。

同組でラウンドしたツアー2勝のH・W・リュー(韓国)とは以前から交流がある。リューが所属している小野グランドカントリークラブ(兵庫県)で練習することが多く、「よくお会いしていました。『一緒に練習しよう』と言ってくださって、めちゃくちゃ心強かったです」。唯一の女性選手ということで心細さもあったが、リューのおかげで緊張もほどけた。

身長は157センチで、女性選手では屈指の平均飛距離260~270ヤードを誇る。リューには「まだ1回も勝ったことがなくて、あと1~2ヤードぐらいまで迫ったことはあるんですけど…」と飛距離で競い合うなど、男子選手を相手に健闘している。「きょうも勝てなかったので悔しいです」と笑いながら悔しさをにじませた。

そんなエピソードを楽しそうに話す一方で、「正直、少しだけ緊張しています(笑)」と本音ものぞかせる。目標は「アンダーで回ることと、予選を通ること」。そのうえで「まずは楽しみたい。そこからスコアを出して行きたいと思います」と気負いはない。「場慣れ」することも今大会のテーマのひとつだ。

今年も日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストに挑戦する予定で、将来的には“二刀流プロゴルファー”を目指す。「去年は初めて最終プロテストまで行ったので、今年は2次予選からです。9月からなので、それまではなんでも出られます(笑)」と積極的に試合経験を積み重ねて、JLPGAメンバー入りを狙う。

日本人女性選手が男子レギュラーツアーに出場するのは、2005年12月の「アジア・ジャパン沖縄オープン」に出場した宮里藍以来2人目。海外勢を含めるとこれまで3人が男子ツアーに挑戦したが、予選通過を果たした例はない。24歳の飛ばし屋が前人未到の快挙を成し遂げるか。期待が高まっている。(文・高木彩音)


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