『デアデビル:ボーン・アゲイン』“怒れる処刑人”パニッシャーって何者?

“パニッシャー”ことフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』より (C)2025 Marvel

『デアデビル:ボーン・アゲイン』“怒れる処刑人”パニッシャーって何者?

4月8日(火) 9:30

マーベル最新ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で毎週水曜日に独占配信中。そんな本作の第4話には、主人公デアデビル(チャーリー・コックス)と同じ“私刑執行人”でありながらも、敵とみなした悪人は“必ず殺す”信条からデアデビルとは時に対立、そしてまれに共闘もする危険な男“パニッシャー”ことフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)が登場した。彼はヒーローかヴィランなのか…?今回はパニッシャーのキャラクターと彼の物語を振り返る。

【写真】悪人は“必ず殺す”マットと対立するフランク

幼い頃に事故で失明したマット・マードックは、ニューヨークで昼は弁護士として正義を追求し、夜はデアデビルとして法では裁けない裏社会と戦う男。視覚以外の感覚が発達し、普通では考えられないほどの聴力や嗅覚を持ってはいるが、肉体は常人と同じ。“悪は許さない”という信念を胸に、闇夜を蠢き、静かに悪人へ完膚なき裁きを下す。

デアデビルが悪人であろうとも“不殺”を守り続けてきた一方、パニッシャーは“敵は必ず殺す”と言わんばかりに、怒りの鉄槌は敵が凄惨な死を迎えるまで止まることはない―しかし実は、その奥には辛く哀しい過去がある。エリート戦闘訓練を受けた海兵隊員だったフランク。高い格闘術、射撃力を誇り、戦術にも長けた彼は、軍で圧倒的な活躍を見せるも、多くの仲間の命が奪われたことをきっかけに除隊。帰国後は愛する妻と子どもたちと過ごしていたが、ある時ギャングの抗争に巻き込まれて家族は即死、自身も瀕死の重傷を負った。回復を遂げた後は、司法にも裏切られ、復讐心を燃やし、ギャングへの私的制裁を開始して“パニッシャー”と呼ばれるようになった。

やや粗暴ではありながら、元々は家族や仲間へ優しく接する男であり、“パニッシャー”になってからも、悪人でない者には決して暴力を加えることはない一面も持つフランク。常に抱える深い悲しみと怒りを、自らの手で正義を貫くことで、悪との容赦ない戦いに変えていく。ジョンは本作での彼の心情をこう代弁する。

「心の奥底にある疑問に答えるという使命に全力を注いでいる。郊外で妻と結婚し、子どもを育てた父親だった私なのか、それとも海外で腰まで血まみれになりながら歩いた私なのか?本当の私は誰だったのか。そして、愛する者たちが奪われたから、私は今こうしているのか、それとも、これがいつもの私だから、私はこうしているのか…」。

“パニッシャー=罰を与える者”という言葉からも伝わる通り、彼が魅せるアクションに容赦はひとつもない。スタントコーディネーターを務めるフィリップ・シルベラは、ジョンが魅せるアクションについて、「彼のアクションからは、パニッシャーの持つ“痛み”を感じることができるんだ」と称賛している。また、本作のエグゼクティブプロデューサーを務めるアーロン・ムーアヘッドは、「フランクというキャラクターに重要だったのは、彼が戦いを通して怪物であることを示すことであり、そのような瞬間に彼が犯した暴力からドーパミンを得ていることを示すことでした」と語っている。

哀しみを抱え戦う一方、暴力にのめり込む危険性も垣間見せる、底知れない男フランク。果たして、“パニッシャー”は、デアデビル、そして彼の宿敵キングピンとの血で血を洗う戦いの物語へどのように絡んでいくのか。パニッシャーは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で単独作も製作されるという話も浮上している注目のキャラクターとなっている。

ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は「ディズニープラス」にて独占配信中。

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