「向こうに楽をさせた…それがすべて」16強で敗退の西郷真央が悔やむ“流れ”を手放した一打

西郷真央は悔しい敗戦。相手のペースを崩すことができなかった(撮影:GettyImages)

「向こうに楽をさせた…それがすべて」16強で敗退の西郷真央が悔やむ“流れ”を手放した一打

4月5日(土) 23:30

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<T-モバイル・マッチプレー4日目◇5日◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>

予選グループで世界ランク9位のユ・ヘラン(韓国)をプレーオフでくだしベスト16入りを決めた西郷真央だったが、決勝トーナメント1回戦で同12位のエンジェル・イン(米国)に力負けした。



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「最初から向こうに流れをもっていかれてしまった」。ラウンド後に応じた中継局WOWOWのインタビューでは、サバサバと一日を振り返ったが、時折、悔しそうな表情も垣間見える。“流れ”を失った要因のひとつに挙げたのが、2ダウンとビハインドで迎えた3番パー4だった。

ここで西郷のティショットはフェアウェイをとらえたが、相手は大きく右に曲げベアグラウンドへ。差をつめるチャンスだったが、西郷の2打目はグリーンをオーバーし、下り傾斜に向かって打つ難しいアプローチが残った。その寄せは“不安的中”といわんばかりに傾斜を転がり、グリーン外へ。結果的にパーをセーブした相手に対し、ダブルボギーで差が広がってしまった。

「彼女がパーセーブできるかできないかのところで、自分がバーディトライを打つことができない、という場面が何ホールかあった。向こうに楽をさせてしまった。それがすべてですね」

6番を終えた時には4ダウンと大差に。その後は下り4メートルほどのバーディパットを決めた8番パー3などで取り返しもしたが、最後まで相手のペースを崩すことはできず、16番を終えたところで勝負ありとなってしまった。悔いの残る3&2という結果だ。

「もったいないボギー、ダボを簡単に打ってる。難しいコースでメジャーセッティングに近いものを感じるけど、簡単にスコアを落とさないマネジメントが大事。技術的な部分はもちろん、もう少し頭を使ってプレーしたい」

6人が出場した日本勢で唯一、決勝にコマを進めたが、同じ日に行わる準々決勝進出は阻まれた。「同じルールで来年戦えるならリベンジしたい」と、雪辱を誓う。

ツアーは1週間のオープンウィークを挟み、17日からロスで「JMイーグルLA選手権」が行われる。「ショットの状態がいまいちで不安要素がある。状態ももう少しあげていきたい。空き週があるので自分の調子を整えて、自信を持って振れるように」。ロスでの試合が終わると、いよいよ今季メジャー初戦の「シェブロン選手権」(24~27日、テキサス州)を迎える。課題が浮き出た敗戦を、ビッグタイトル挑戦への糧にしたい。


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