ブラジル側からドレスコードのリクエストを受け、明治以降初めて「平服」で催された今回の宮中晩餐会。

初めて宮中晩餐会に参加される愛子さまにとっては、お召し物を選ぶのにいろいろと考えられてのご準備だったと思われる。それでも淡い桜色の装いに、チョーカー風のネックレスを着けられた愛子さまの清楚な美しさは、会場の主役だったと言っていい。

大人気となった佳子さまの宮中晩餐会デビュー時のロングドレス姿や、美智子さまや雅子さまの賓客を招いて開催された祝宴でのゲストへの思いやりを感じる装いを紹介する。

■美智子さま

【04年：デンマーク女王夫妻】

王室の方を招かれた晩餐会では、ローブ・デコルテにティアラを着けられ最高級のおもてなし。

■雅子さま

【93年：東京サミット参加国の首脳ら】

ご成婚から1カ月、東京サミットに出席した首脳を招いての晩餐会に華やかな装いで。

【19年：アメリカ大統領夫妻】

ロングドレスにニューヨークの州花をあしらったシャンテリー・レースのジャケットを。

【25年：ブラジル大統領夫妻ら】

アイボリーホワイトのロングドレスに、ドレープのエレガントなジャケットをお召しに。

■愛子さま

【25年：ブラジル大統領夫妻ら】

春らしい色合いのデイドレスに、優しいデザインの短いボレロをはおられて初の晩餐会へ。

■佳子さま

【15年：フィリピン大統領】

髪をアップにし、花びらを思わせる首回りのカットが華やかなオレンジ色のレースのドレス姿。

【16年：シンガポール大統領夫妻】

淡いレモンイエローのドレスにスパンコールを飾りドレスに合ったチョーカーを選ばれて。

【25年：ブラジル大統領夫妻ら】

小さな襟がかわいらしいジャケットの水色のセットアップをお召しになりメニューをご覧に。