800万円の「アルファード」を購入したけど、盗難が怖い! どうして鍵をかけても盗まれるの?「リレーアタック」の手口と対策とは

800万円の「アルファード」を購入したけど、盗難が怖い! どうして鍵をかけても盗まれるの?「リレーアタック」の手口と対策とは

4月3日(木) 17:20

トヨタの高級ミニバンであるアルファードは、内装が豪華で乗り心地が良く、海外でも人気を集めていることから、盗まれやすい車といわれています。せっかく車を購入したのに盗まれてしまうと、がっかりしてしまいますよね。鍵をかけているのにどうして車が盗まれてしまうのでしょうか?本記事では鍵をかけているのに車が盗まれてしまう理由と、車を盗まれないようにするための対策について解説します。

リレーアタックという手口がある

鍵をかけていても車が盗まれてしまう理由は、「リレーアタック」という手口があるからです。近頃の車は、キーをかばんやポケットから出すことなく車の鍵を開けたり運転ができたりする、「スマートキー」が採用されています。
 
スマートキーと車本体はお互いに電波を発信・受信できるようになっているため、スマートキーを持った人物が車にある程度近づくと、車の操作ができるようになる仕組みです。
 
リレーアタックは、車のスマートキーが発している微弱な電波を悪用した手口です。自宅などで保管しているスマートキーの電波を、特殊な機器を用いて中継し、スマートキーと離れている車の操作を行って車両を盗むのです。
 
電波を中継(リレー)することで、スマートキーと車が離れていても、ドアロックを開けたり、エンジンをかけたりすることができるようになってしまいます。
 

対策は電波を中継させないこと

リレーアタックは、知らないうちにスマートキーの電波を中継されてしまうので、車の持ち主が気付かないうちに犯行に及ばれてしまいます。そのため、リレーアタックを防ぐには電波を中継させないことが大切です。
 
スマートキーを玄関の近くに置かない、スマートキーを保管するときは電波を遮断するアルミや鉄などの缶に入れて保管するなどの方法が有効です。外出時は、電波を遮断するポーチなどにスマートキーを入れておくと安心です。リレーアタック防止のためにスマートキーに節電モードを搭載しているメーカーもあるので、利用すると良いでしょう。
 

盗難対策グッズを利用しよう

近頃はリレーアタックだけでなく、スマートキーを使用している瞬間に微弱な電波を読み取り、キー情報を複製する「コードグラバー」という手口や、車の配線に専用の端末を直接接続して、車内のネットワークに侵入する「CANインベーダー」といった手口も使われています。
 
そのため、使用していないときにスマートキーの電波を遮断しただけでは、盗難対策は十分とはいえません。そこでおすすめなのが、市販のハンドルロックやタイヤロックといった盗難対策グッズです。こうした市販の盗難対策グッズは目立つものが多いため、犯行そのものを諦めさせる効果も期待できます。
 
ほかにも、車両が盗まれてしまった際に位置を追えるように小型のGPSを車に載せておくといった対策もあります。盗難に備えて、車両保険に入っておくとより安心です。
 

いくつかの盗難対策を組み合わせておこう

キーを出さなくても車の操作をすることができるスマートキーの仕組みを悪用して、車が盗まれるなんて驚きですよね。車のネットワークに直接侵入して車を操作する手口などもあるため、スマートキーの対策をすれば安心というわけではないのが問題です。
 
ハンドルロックなどの目立つ盗難対策グッズは、犯人に外すのが面倒だと思わせ、犯行そのものを諦めさせる効果も期待できます。スマートキーの電波を遮断するだけでなく、盗難対策グッズを利用する、小型のGPSを車両に載せておくなどいくつかの盗難対策を組み合わせておくと良いですね。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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