4月3日(木) 18:20
港区高輪を中心とするエリアに「新しいビジネス・文化が生まれ続ける国際交流拠点」をコンセプトにした未来型都市が動き出しました。このプロジェクトはJR東日本が進める、総事業費6000億円の大規模な再開発です。
新しい街の設計は、JR山手線・京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」の周辺エリアに、複合文化施設を整備し、オフィス、住宅、商業施設、ホテル、展示会ホールなどを設け、東京の新たなランドマークとなることを目指します。
新しい街の構想は、100年先の豊かな暮らしのための実験場として、先端技術と自然環境を融合し、街としての利便性を図ることです。具体的には、都市OSを活用した街独自のアプリサービスの提供やAIによる交通流動促進、ロボットが働く空間づくりなど、街機能に新たな価値を生み出します。
また、アクセスの利便性を生かし、世界と日本各地との地域や世代をつなぐ交流拠点として機能するとともに、次世代のイノベーションを推進する場となります。
ここからは、高輪ゲートウェイシティを構成する主な施設を紹介します。
東京と世界をつなぐ玄関口「高輪ゲートウェイ」の駅内には、無人コンビニをはじめカフェやイベントスペースなど、通勤や通学のスキマ時間に利用できるエキナカ施設があります。
エキナカの「TOUCH TO GO」は、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラが入店者と商品の情報をリアルタイムに認識し、出口のタッチパネルを操作して支払いを完了します。
生活拠点となる「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」は、外国人ビジネスワーカーにも対応した国際水準の高層住宅で、24時間多言語対応可能なコンシェルジュが配置されています。低層階に学校法人東京インターナショナルスクール「TIS」が開校予定で、教育や子育てしやすい環境が整備されています。
街のシンボルとなる複合文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は、地上6階、地下3階で、ライブパフォーマンスや展示会など、さまざまなプログラムが提供され、文化を育む拠点として活用されます。
隣接する泉岳寺周辺に立つ「THE LINKPILLAR 2」は大規模複合施設であり、オフィスや商業施設、クリニック、フィットネスが完備され、ワークライフバランスに役立つ複合施設が整備されています。健康診断や人間ドックなどの予防医療に加え、調剤薬局の併設など、住民や訪れる人が安心して活用できるヘルスサービスが充実しています。
国際交流拠点となるツインタワー「THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH」は、多目的ホールや会議室を備えており、オフィスや国際会議などに利用できます。
駅に直結する約1640平方メートルの多目的ホール「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」には、7室の会場、4室の控室が完備されています。施設利用料は、室料の20~50%相当額を予約金として支払い、利用開始日の1ヶ月前までに残金払いする仕組みです。
そのほか、衣食住・美・カルチャー、サウナ、書籍×アートなど、さまざまな娯楽が楽しめるルミネが運営する「ニュウマン高輪」で2025年3月27日に2店が先行オープンしましたが、秋には約180店がオープン予定です。
高輪ゲートウェイシティは、高輪ゲートウェイ駅直結の交通アクセスに便利な場所です。主要駅からの所要時間と交通費は、下記の通りです。
●JR山手線・京浜東北線 東京駅より約10分:167円
●JR山手線 渋谷駅内回りより約15分:178円
●JR山手線 新宿駅内回りより約23分:208円
●京急線 羽田空港第1・第2ターミナル駅(JR山手線・京浜東北線品川経由)より35分:473円
2025年3月27日にオープンする「高輪ゲートウェイシティ」は、「新しいビジネス・文化が生まれ続ける国際交流拠点」をコンセプトにした未来型都市です。「高輪ゲートウェイ駅」の周辺エリアに、複合文化施設やオフィス、住宅、商業施設などを設けることから、今後東京の新スポットとして注目されるでしょう。
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 JR東日本ニュース
東日本旅客鉄道株式会社 高輪ゲートウェイシティ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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