永野芽郁と大泉洋の共演で、人気漫画家・東村アキコ氏の自伝漫画を映画化する「かくかくしかじか」で、主人公の明子(永野)を熱烈指導する“スパルタ”絵画教師・日高を演じた大泉のキャスティング秘話が明かされた。
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本作の主人公は、漫画家になるという夢を持つぐうたら高校生の明子。幼い頃から漫画を愛してやまない明子は、夢を叶えるために美大への進学を決意。受験のために地元の絵画教室へ通うことになったが、そこで出会ったのが、大泉演じる“スパルタ”絵画教師・日高だった。
映画化が発表された際、中でも日高先生役のキャスティングが注目されたが、コミカルな演技だけでなく、シリアスな芝居から泣ける芝居まで変幻自在に演じ切ることで定評のある大泉が日高先生役を担うということで、SNSでは大きな反響と期待の声があがった。そして、実はそのキャスティングの裏には、原作者である東村氏直々の“熱烈オファーがあったという。
明子の恩師・日高は、生徒たちをスパルタで指導する型破りな“鬼教師”。子どもや年寄りにも一切容赦なく、時には罵倒し、時には竹刀を振り回しながらも熱心に指導する日高先生の口癖は、「描け!描け!描け!」。その一方で、明子たちに向けたどこまでも純粋でまっすぐな熱意からは、時折どこか不器用な愛のようなものを感じさせるが、東村氏は、そんな日高の内面を演じられるキャストでなければ映像化は難しいと考えていたという。そして、当時を振り返って「本当に(日高が)怖いだけの人だったら教室になんて行かなかったと思います。“なんじゃこの人!?”というのはあったと思いますが、そこまで本気で怖くはなかったんです。その微妙な塩梅を演じられる方じゃないと、この役はただの怖い人になってしまうんじゃないかと思いました」(東村)とインタビューで語っている。
しかし、撮影スケジュールなどの折り合いがつかなかったことから、大泉は何度かオファーを断っており、東村の記憶によると2~3回オファーを断られていたという。しかし、諦めずに何度も打診し続け、念願だった大泉のキャスティングが実現した。当時について大泉は、「残念ながらお受けできそうにないですとお返事していたんですが、何度もオファーをいただいて」と振り返る。そして、「いざ原作を読ませていただいたら、とても素晴らしいお話で。ここまで熱望していただけるのであればと思い、(日高先生役のオファーを)今回お受けさせていただきました」と出演に至った理由を明かした。
「かくかくしかじか」は5月16日より公開。
【作品情報】
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かくかくしかじか
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(C)東村アキコ/集英社(C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会