【写真】別れを惜しむのぶ(永瀬ゆずな)と結太郎(加瀬亮)今田美桜が主人公を務める連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月31日からの第1週「人間なんてさみしいね」では、ヒロイン・朝田のぶと夫・柳井嵩の幼少期が描かれている。(以下、ネタバレがあります)
■漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻が「アンパンマン」にたどり着くまで
連続テレビ小説、第112作目となる本作は「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻をモデルにしたオリジナル作品。
戦前、戦中、戦後と激動の時代を生きたやなせと、やなせと共に生き、彼をけん引し続けた“ハチキンおのぶ”こと暢が、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描く。
主人公・朝田のぶ役を今田が、夫・柳井嵩役を北村匠海が務め、脚本は連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」の中園ミホが担当。
第1週目の舞台は昭和初期、朝田のぶ(永瀬ゆずな)と柳井嵩(木村優来)の幼少期が描かれている。
■「お母さん、いつ帰ってくるかな」と寂しげな嵩
のぶの父・結太郎(加瀬亮)が出張で1カ月家を空けることに。のぶは寂しげな表情。それに同意するかのように母・登美子(松嶋菜々子)がいなくなった嵩は「お母さん、いつ帰ってくるかな」とぽつりと呟いた。
大人たちのうわさ話で母・登美子がもう嵩のもとには戻らないことを知っているのぶは、ただ黙って俯くことしかできない。そして、話を変えるかのように、走って学校に向かおうと言うのであった。

■のぶを諭す母・羽多子「恨みは恨みしか生まんがよ」
学校では、相変わらず昼休みになるといじめっ子たちが嵩の弁当を狙いにくる日々。そこでのぶは田川岩男(笹本旭)らにからかわれ、岩男を投げ飛ばしてしまうのだが、運悪く頭を石にぶつけた岩男は出血してしまう。
のぶの母・羽多子(江口のりこ)は岩男の両親に謝罪するが、のぶは弱い者いじめをする方が悪いと反発する。それを聞いた羽多子は「乱暴はいかん!痛めつけた相手に恨みが残るだけやき。恨みは恨みしか生まんがよ」と諭すのであった。
さらに嵩も「僕を守るのは止めてほしいんだ!」「僕は弱虫じゃない!女の子に守られると余計惨めになるから」とのぶに告げるのだった。
■結太郎はのぶに「夢はゆっくり見つけたらえい」と励ます
そして、結太郎の出発の日。結太郎は「のぶはそのままでええ子や!」「おなごも遠慮せんと大志を抱きや」とのぶを咎めることなく励ました。
さらに駅まで見送りに来たのぶに「夢はゆっくり見つけたらえい」と一言。のぶは「お父ちゃん好きや!世界一大好きや」と思いを告げる。すると結太郎は、離れがたい様子ののぶの頭に、自分のソフト帽を乗せるのであった。
しかし、それからひと月後のある晩、柳井医院の電話のベルが鳴り響いた。それは結太郎が心臓発作で亡くなったというものだった。これには朝田家、一同なにも反応することができない様子。のぶ、朝田家は結太郎の死をどのように受け入れていくのか注目したい。
また、この日の放送内容に視聴者からは「退場が早すぎる!」などの反応が続出し、加瀬亮の名前がトレンド入り。さらに、すでに死亡している嵩の父・清(二宮和也)や、登美子のことを話題に上げ、「4話にして3人も退場!?」と驚くような反応も見られた。
◆文=於ありさ
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