緑あふれる自然体験型ミュージアムが淡路島にニューオープン!島の素材を活かしたカフェやショップも併設で、おでかけ先にぴったり

「AWAJI EARTH MUSEUM(アワジ アース ミュージアム)」が2025年3月20日にオープン!

緑あふれる自然体験型ミュージアムが淡路島にニューオープン!島の素材を活かしたカフェやショップも併設で、おでかけ先にぴったり

4月3日(木) 3:30

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2025年3月20日、淡路島の西海岸エリアに「AWAJI EARTH MUSEUM(アワジ アース ミュージアム)」がオープンした。自然に触れられる約1000平方メートルの「GARDEN」と、カフェやショップ、学習スタジオ、キッズルームを備えた屋内施設が一体となった体験型ミュージアムのこの施設では、「自然にあそび、地球を感じる」ことができるという。
【写真】淡路島の食材と島内の人気パスタ店の生麺を使った「『ドロっと』ナポリタン」

今回は、「AWAJI EARTH MUSEUM」のオープンのきっかけや、施設で体験できるアクティビティ、併設のカフェやセレクトショップで提供される商品のこだわりなどについて、運営を行う神姫バス株式会社の担当者に話を聞いてみた。
「AWAJI EARTH MUSEUM(アワジ アース ミュージアム)」が2025年3月20日にオープン!


■なぜバス会社が体験型ミュージアムの運営に?地域創生に込めた強い想いとは

――「AWAJI EARTH MUSEUM」の施設のコンセプトについて教えてください。

「AWAJI EARTH MUSEUM」は、人ではなく自然から学べる点が大きく異なる点だと思います。通常の博物館などでは、知識学習として、何か展示されているものを見たり、誰かが書いた説明や文章を読んだりすることが基本の考えとなっています。しかし、「AWAJI EARTH MUSEUM」は、遊びながら自然への感性が開いていく体験型ミュージアムとなっており、自然の温かさ・偉大さを体感いただける施設となっております。

特に、施設隣地の「GARDEN」では、都会の生活を忘れ、思いきり自然と触れあうことで、人も大自然の循環の一部であったと思いだせるような体験ができます。緑の中で自然を感じるだけではなく、「自然になずさう(親しみ、なじむ)」ことをコンセプトに掲げており、自然に対する感性が今より少しだけ豊かになるさまざまな体験を提供します。
自然豊かな淡路島の環境を活かし、さまざまな有用植物で構成された「GARDEN」


――「AWAJI EARTH MUSEUM」のオープンのきっかけやオープンに込めた想いを教えてください。

オープンのきっかけは、地元の人が継続的に利用できる施設を作るという目的で、淡路市が行った施設譲渡の公募です。「AWAJI EARTH MUSEUM」が建つ北淡震災記念公園エリアは、多くの企業が開発・地方創生に乗り出している淡路島西海岸沿いの中でも、今だに原風景が残る地域です。また、30年前、阪神淡路大震災の際に地層がずれてしまった状態を保存している「野島断層」がある場所でもあります。震災の遺構を後世に伝え、原風景が残る立地をどう活かすかを我々は考えてまいりました。

今まで、当社はバス事業を中心として、多くの“人”を運んできました。しかし、「運んで終わり」ではなく、目的地までも創造し、人を送り届けた先を見据えた地域展開も大切と考えています。地方創生や「まち・ひと・しごと」の面で持続可能な活性化に貢献し、これからの時代を創っていくために、外部や地域の方も交えたサステナブル拠点の施設とし、地域をつなぐ役割を担うことを目的としております。

――物産館だった建物をリノベ―ションして「AWAJI EARTH MUSEUM」を設計した際のこだわりはありますか?

建物に関しては、骨組みや構造をなるべく活かしつつ、淡路島内の事業者様に協力いただきながら、島内の間伐材などを内装に活用したり、外壁には、地元の土や竹チップなどを原料に練りこんだ素材を利用したりして、土感を感じさせるデザインと遮熱性や断熱性を高め、環境負荷を低減しています。

また、トイレや各エリアへの誘導サインといった施設内のサインには、淡路島で活動されている陶芸家・楽久登窯様にご協力いただき、地元の素材を活かした再生を意識したサインを設置するなど、あらゆる点で、リジェネラティブなモデルを提案しています。
一面に再利用可能な間伐材のウッドチップが広がり、屋内でも自然のなかで遊ぶような体験ができる「PLAYROOM」も登場予定!(※4月以降完成)


■自分の目で自然をのぞきこむ体験活動が登場!

――セルフ型自然アクティビティ「EARTH LOUPE(アース・ルーペ)」の詳細を教えてください。

コンセプトとしては「地球をのぞきこめ」です。木々や空、自然のさまざまな要素を観察するプログラムで、館内に設置している無料のツールを使って、楽しみながら自然を観察することができます。観察することでいろいろな発見ができ、自然科学的な学習につながるだけでなく、自然に対する感性が豊かに育まれるきっかけを提供します。

「目でみえないところには、不思議があふれている。葉っぱの中身、土の中、地球のかたち、大きすぎても小さすぎても、入り組んでいても目で見るのはむずかしい。だから、私たちは、のぞきこむ。小さな穴から少しずつ。Loupeでのぞくようにわくわくと…より鮮明に。足元にある”地球”を、小さく切り取ってみんなの目でのぞきこんでみよう。」

上記のようなコンセプトを基に、地球を切り取ることで楽しく身近に地球を感じてもらうという目的で、自分で体験するセルフ型の自然アクティビティに仕上げました。皆さんもぜひ「地球をのぞきこんで」みてください!
「EARTH LOUPE(アース・ルーペ)」で自然をのぞきこんでみよう


――ほかにも今後実施予定のアクティビティなどあれば教えてください。

コミュニティ型自然体験プログラム「みみずっこ」の月に一度の定期開催を目指しています。内容としては、その土地の土を踏みながら作るピザ窯「アースオーブン」の活用や、ガーデンの管理を行っていく予定です。これらの活動を通して、その土地の土や風土を知るきっかけを提供し、ひいてはそれが地球を知るきっかけとなればと考えております。

淡路の土と稲、瓦を使って釜を作る。発酵の温度を感じながら、土を踏み、できたオーブンで地域の食を楽しむ。そんなプログラムを予定しております。

■おでかけ先にぴったり!淡路島の素材を活かしたカフェやショップも見逃せない
地産地消をテーマに、淡路島の食材を使用したモーニングやランチなどが楽しめる「CAFE」

aemオリジナル「地層」いちごパフェ

キューブ型の「地層」バスクチーズケーキは淡路島チーズ工房との共同開発で誕生した


――併設の「aem CAFE」のおすすめ商品を教えてください。

生パスタとパン、サラダが食べ放題のランチビュッフェです。淡路島の食材をたっぷりと使用したソースと淡路麺業様の生麺パスタをご用意しております。なかでも、注目のメニューはコンセプトメニュー「ドロっと」シリーズのひとつ、チーズソースをかける「ドロっと」ナポリタンです。

【写真】淡路島の食材と島内の人気パスタ店の生麺を使った「『ドロっと』ナポリタン」


――「CAFE」で提供している料理やその食材へのこだわりなどあれば教えてください。

淡路島の食材をふんだんに使っているのは当然のこととして、神姫バスでは「アグリ事業部」という部署があるほど、農業にも力を入れております。南あわじ市には当社の集荷場もあり、毎日そこから新鮮で立派な野菜を仕入れられる予定です。また、パスタも淡路島であれば誰もが知っている「淡路麺業」さんの生パスタを使用し、スタッフ総出で生麺の扱いの練習を重ねております。たくさんのこだわり・想いをもって提供するビュッフェをこの価格帯で提供できるという点にも、当社の企業努力を感じていただけると大変うれしい限りです。
全国的にも有名な淡路島の土、粘土から着想した「ドロっと」シリーズの「ドロっと」プリン(竹炭)


――併設のセレクトショップ「aem SHOP」についてもこだわりを教えてください。

「SHOP」はサステナブルツーリズムの拠点となるセレクトショップとして、淡路島産の青果や産品のほか、全国から厳選したエシカルな雑貨、淡路島のさまざまな商品を取りそろえています。自然の中に迷い込んだような内装の店内では、淡路島のお土産はもちろん、淡路島のアーティストの作品展示・販売コーナーを設置しています。淡路島の風土や人や、それらのつながりを反映した作品を見たり買ったりすることができます。

また、自然体験を通して、自然と人の暮らしの関わりを意識できるようになってほしいという想いから、防災につながるグッズも販売しています。特に非常用のレトルトや缶詰は、おいしい食材を使った商品が100種類以上あります。

「SHOP」の一番の目玉は、フロアの中央に広がる焼き菓子コーナーです。バイヤーが実際に島内の焼き菓子店を回り、当施設のコンセプトや想いにご賛同くださった、島内の人気店さんの焼き菓子が勢ぞろいです。気軽に淡路島の焼き菓子を楽しんでください!
内装にも「自然」を感じられる「SHOP」


――最後に一言お願いします!

「AWAJI EARTH MUSEUM」は、今盛り上がりを見せている淡路島西海岸エリアに位置する体験型ニューツーリズム施設です。新しく何か建物や物質を創造するというよりは、本来のその土地の特徴や守り続けているものを生かすこと。“すでにあるもの”を活かし、再創造し、新たな価値を提供することを大事にしております。

30年前に建築された建物と隣地を、淡路島の素材や土地の特徴にフォーカスをあて、自然体験型の場所として新たな価値(いのち)を吹き込む予定です。新しい時代に向けたニューツーリズムのモデルとなる施設となれば幸いです。

「自然にあそび地球を感じる」というコンセプトを、飲食エリア「CAFE」、物販エリア「SHOP」、庭園エリア「GARDEN」とあらゆるエリアで感じていただけるので、淡路島へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください!


関西エリアからのおでかけにぴったりな淡路島にオープンした新スポット「AWAJI EARTH MUSEUM」は、「自然にあそび地球を感じる」というコンセプトのもと、自然を存分に感じられるスポットとなっている。また、併設の「CAFE」や「SHOP」も品ぞろえが充実しているため、ドライブの立ち寄りスポットとしてもおすすめだ。遊びにいってみてはいかが?

【「AWAJI EARTH MUSEUM」施設概要】
■住所:兵庫県淡路市小倉173番3 北淡震災記念公園エリア内
■営業日時:8時~17時(ただし、不定期の休業日あり)
■定休日:年中無休
■アクセス:
●公共交通機関(高速バス)
・三宮、高速舞子から「北淡路西海岸ライン」で「北淡震災記念公園下」下車、徒歩4分
・三宮、高速舞子から「北淡IC」で下車し、「あわ神あわ姫バス(淡路市生活観光バス)」に乗り換えて「北淡震災記念公園下」下車、徒歩4分

●自家用車
・神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」から約20分
・神戸淡路鳴門自動車道「北淡IC」から約10分
※駐車場:あり(無料)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

文=平岡大和


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