プロデビュー戦の六車日那乃は13位発進「家族の平和のために頑張りたい」

プロデビュー戦の六車日那乃は13位タイ発進(撮影:福田文平)

プロデビュー戦の六車日那乃は13位発進「家族の平和のために頑張りたい」

4月3日(木) 9:17

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<YANMAR HANASAKA Ladies初日◇3日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6395ヤード・パー72>

5度目の挑戦で昨年のプロテストに合格した六車日那乃が待望のプロデビュー戦を迎えた。硬くて、速いグリーンと難しいピン位置に多くの選手が苦しむなか、2バーディ・4ボギーの「74」と粘りのゴルフで首位と4打差の13位スタート。まずまずの初日に自己評価も及第点だった。



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「途中から風も強くなって、雨も降って、寒かったです。すごく難しかったけど、そのなかでは耐えたほうかなと思います」

レギュラーツアーは既に3試合を消化し、プロテスト合格同期の仲間たちも続々と初陣を済ませているが、はやる気持ちはなかったという。「自分も早く出たいという気持ちはあったけど、調子もそこまで上がっていなかったし、まだ今じゃないと思っていた」。ただ、調子はなかなか上向いてこなかった。「良くなったのはきょうの朝の練習から。何とかスコアをつくれるような感じになってきた」と“滑り込みセーフ”で迎えた自身の開幕戦だった。

2番で先にボギーがきたが、直後のパー5の3番でバウンスバックを決めた。ティショット、2打目をきっちりフェアウェイに運び、残り104ヤードの3打目をピン奥3メートルにつけて記念すべきプロ初バーディを奪う。9ホールの平均ストロークがアウトの37.6917に比べ、39.3083と難易度が上がったインも傷を最小限に抑える1バーディ・2ボギーの「37」。苦い経験も何度も重ね、何度も悔し涙を流してプロになった22歳に、これまでのようなひ弱さはもうなかった。

「今年の目標は成績というより自分を客観的に見られるようになりたいです。ミスしても落ち着いて、走ったままの感情でプレーしないこと。そういう自分になりたいです」

ボギーとした11番はグリーン奥からのアプローチをミスして、10メートル近いパーパットが残った。「今までの自分だとパーを取りたいと思って、ダブルボギーにしていたと思います。でも、きょうはボギーでいいと思うことができました」。プロテスト合格から半年近くがたつが、「まだプロと呼ばれることに慣れていません」といつものおっとり口調で話して笑ったが、思考は立派なプロフェッショナルだ。

ようやく始まったプロ人生。「私の成績がいいと家族の仲がいいんです。プロテストに合格して、前より仲良くなったんです。みんな一生懸命にサポートしてくれているので、切羽詰まっていたんだと思います」。そんな家族の“秘話”もジョーク混じりに話せるようになった。家族の平和のためにもアマチュア時代のような涙は流したくない。「そうですね。そう思います」。次の涙は初Vのときと決めている。(文・臼杵孝志)


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