戸塚純貴が主演を務め、大東駿介と吉澤要人が共演するオリジナルドラマ「バレエ男子!」が、5月1日よりMBSドラマフィル枠で放送されることが決定した。
本作は、謎に包まれた「バレエ男子」たちの日常にフォーカスを当て、主人公たちがバレエを通じて少しずつ成長していく姿を描いたお仕事コメディ。女優で元バレリーナの草刈民代がバレエ監修・指導として全面協力し、準備段階から本編撮影に至るまで手厚く指導を行った。草刈の後輩で、名門・牧阿佐美バレヱ団に2001~24年まで在籍し、現在もバレエダンサーとして活躍する菊地研もバレエ指導として参加。2人の本格的な全面サポートのもとバレエシーンの撮影が行われ、草刈はバレエ監修の立場から編集にも携わっている。
小森川バレエ団に所属する29歳のナルシストなバレエダンサー小林八誠(戸塚)。男子バレエをよりメジャーにするため、そして自分の顔を売るために、映像配信などの活動も積極的に行っている。仲の良いベテランダンサーの守山正信(大東)、同期の佐々木真白(吉澤)と、昼間はバレエ団のリハーサル、夜はバレエ教室で教えるなどして日々を過ごしていた。そんなある日の帰り道、トラブルが発生。その後、八誠は「俺、今年いっぱいでバレエやめるんだ」と衝撃の告白をする。なぜ、八誠は「やめる」と決意したのか。誰よりもバレエ好きな八誠のバレエと向き合う最後の1年が描かれる。
主人公・八誠を演じるのは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の轟太一役や、NTVドラマ「だが、情熱はある」のオードリー春日役で話題を呼んだ戸塚。バレエ未経験だった戸塚は、「どこまで僕が演じる八誠のレベルに合わせられるかは不安でしたが、撮影前から草刈民代さんの親身なご指導の中、徐々に褒めていただけるようになった事を自信に、バレエに関してはメンタル的にも体力的にも新しい自分を手に入れた感じがあります」とコメント。「バレエという大きなテーマはあるのですが、仕事をする、生きていく上で大切なものなど、誰もが共感できる部分があると思います」と見どころを語った。
八誠の頼れる先輩で、キャラクテールの名手でもあるベテランダンサーの守山(通称マモさん)役は、26年放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に前田利家役で出演が決定している大東。「バレエ団の方々が日々の生活で何を犠牲にし、どんな困難を抱え、それでもなぜ続けているのかということを、このドラマを観ることで感じてもらい、実際にバレエを観に行きたいと思ってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。
そして、八誠の同期で、プロレスオタクの天才肌ダンサーの真白役は、ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」のリーダーでもある吉澤。「僕は昔バレエを習っていて、いつかバレエをお仕事に繋げたいという夢があったので、お話を聞いた時は本当に嬉しかったです」と喜びを語った。世代も性格もバラバラながら、なぜか意気投合してしまう仲良し3人組のコミカルな掛け合いも見どころだ。
演出は、ドラマから劇場映画にもなった「おいしい給食」シリーズを手掛けた綾部真弥が担当。脚本は、ドラマ「夫の家庭を壊すまで」の岸本鮎佳が手掛ける。バレエ用衣裳のレンタル事業を行うアトリエヨシノが全面協力し、相模湖湖畔に建つ本社屋のスタジオをロケセットとして使用。八王子に拠点を置くバレエ団バレエシャンブルウエストの出演協力も実現し、プロのバレエダンサーたちも多数参加する。
「バレエ男子!」は、5月1日よりMBSで毎週木曜25時29分から放送。テレビ神奈川、テレビ埼玉、群馬テレビ、とちぎテレビ、チバテレでも順次放送されるほか、TVer、MBS動画イズムで見逃し配信される。
キャストと制作陣のコメント全文は以下の通り。
【戸塚純貴】
ありがたいことに主役をやらせていただくと聞いた時に、嬉しい、楽しみ、という気持ちもあったのですが、バレエ未経験の不安のほうが強くありました。
どこまで僕が演じる八誠のレベルに合わせられるかは不安でしたが、撮影前から草刈民代さんの親身なご指導の中、徐々に褒めていただけるようになった事を自信に、バレエに関してはメンタル的にも体力的にも新しい自分を手に入れた感じがあります。
皆さんとのお芝居の部分ではその反面!?すごくのびのびと演じさせていただきました。
3人のコミカルな会話劇の一方で、それぞれが抱える問題や葛藤、バレエに対しての向き合い方など、そのバランスが面白いオリジナル作品なので、3人で一から作っていけるのもすごく楽しかったです。
この作品はバレエという大きなテーマはあるのですが、仕事をする、生きていく上で大切なものなど、誰もが共感できる部分があると思います。これを機にクラシックバレエの見え方が変わってしまう!いや、バレエ男子の素晴らしさを知っていただければ嬉しいです。
【大東駿介】
知り合いに経験者がいることもあり、バレエに興味がありました。そして今回草刈民代さんから「バレエというのは人間の体の限界で美を表現する」というお話をうかがったときに、この未知の世界をドラマで伝えるのはとても面白いと思いました。バレエ作品の中で、メインの方々とは別で芝居表現の部分で物語に厚みをもたせる「キャラクテールダンサー」という役割も知り、自分はこのドラマを通して、バレエにはそのような様々な役割を持った人がいるということを伝えらえるのではないかと感じています。
この作品は「バレエ男子!」というタイトルですが、僕は「バレエをする男子の日常」という意味でとらえています。バレエ団の方々が日々の生活で何を犠牲にし、どんな困難を抱え、それでもなぜ続けているのかということを、このドラマを観ることで感じてもらい、実際にバレエを観に行きたいと思ってもらえたら嬉しいです。
【吉澤要人(「原因は自分にある。」)】
僕は昔バレエを習っていて、いつかバレエをお仕事に繋げたいという夢があったので、お話を聞いた時は本当に嬉しかったです。ただバレエの大変な部分を知っているからこそ、どうにか自分の身体と感覚を取り戻すために、お話を頂いた時からとりあえず開脚は始めました(笑)。バレエダンサーに見えるレベルまでもっていくために、草刈(民代)さんや菊地研さんに細かく教えて頂き、不安はもちろんありましたが、お2人に教えて頂けたことで「『バレエ』を作品でやってやるぞ!」というプラスな気持ちで臨めました。
バレエがあまり馴染みがない方もこのドラマはバレエ男子の日常を描いていて、コメディ要素もあり、楽しくバレエの魅力を感じて頂ける作品になっています。このドラマを見ていただいた方が少しでもバレエに興味をもったり、バレエを始めてみたいと思うきっかけの1つになれば嬉しいです。
【監督:綾部真弥】
クラシックバレエと聞くと、敷居が高く専門知識が無ければ分からないという先入観が、私自身ありましたが…
安心して下さい。このドラマは気軽に楽しめるコメディー作品です。
バレエの事を知らない方にも十分楽しめますし、知っている方には、より一層楽しめる工夫も凝らしています。
バレエ男子たちの謎の日常を、どうぞご堪能下さい!
バレエダンサーの皆さんに、より一層のスポットライトが当たるよう願いを込めて。
【脚本:岸本鮎佳】
生まれて初めての習い事が、バレエでした。この作品を執筆してる最中、何も考えず、ただただ楽しくバレエ教室に通ったあの頃の思い出が、何度も蘇りました。でも、ただ楽しかっただけのものが、大人になってもただ楽しいとは限りません。
この作品は、そんな大人のバレエ男子たちのちょっぴり痛くてクスッと笑えるお話です。主演の戸塚くんとは、私が初めて書いたオリジナル作品のドラマに出ていただいた時に出会いました。お芝居が面白くて、「とんでもないコメディアン出てきたわ!この子絶対売れちゃう!」と思ってたら、あれよあれよという間にお茶の間の人気俳優になってしまいました。そして今回、またご縁があって、売れに売れてる戸塚くんが出てくれることになり、当て書きした主人公の八誠を、コミカルに愛らしく演じてくださり、本当に嬉しいです。
バレエ男子たちの生態を、ニヤニヤしながら覗き見てください。
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(C)「バレエ男子!」製作委員会・MBS