「ジャスティス・リーグ」や「300 スリーハンドレッド」などで知られるザック・スナイダー監督が、世界最大の総合格闘技団体UFCと提携し、新作映画「ブロウラー(原題)」を監督することが明らかになったと、米ハリウッドレポーターが報じている。
本作は、ロサンゼルスの荒廃した街で生き抜いてきた若き格闘家の物語。UFCのチャンピオンへの挑戦権を手に入れながらも、自身の内なる悪魔との戦いと贖罪を求める主人公の姿が描かれる。物語は架空の格闘家を中心に展開し、実在のUFCファイターをモデルにしたものではない。
「偉大な格闘家の裏には、彼らがそこに至った道のりがある。UFCは格闘技界のリーダーであり、この素晴らしい物語を伝えるためにパートナーシップを組めることを光栄に思う」とスナイダー監督は意気込みを語っている。
本作はスナイダー監督と妻で製作パートナーのデボラ・スナイダー氏が自身の制作会社「ストーン・クォーリー」を通じて製作。1993年設立の世界最高峰の総合格闘技団体UFCからは、最高コンテンツ責任者のクレイグ・ボルサリ氏がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加する。また、サウジアラビア総合エンタテインメント庁長官で、名門ボクシング誌「ザ・リング」のオーナーでもあるトゥルキ・アラルシーク氏も同役職を務める。
UFCのダナ・ホワイトCEOは「トゥルキ・アラルシークとザック・スナイダー監督は、UFCに関する映画を製作するという共通のビジョンを持っています。彼らは両方とも、UFCチャンピオンになるために何が必要かをファンに見せるというこのプロジェクトに非常に情熱的です」とコメントを寄せている。
アラルシークも「何年もザックの作品のファンでした。彼のユニークなスタイル—彼の象徴的なアクションシーン、壮大な映像、感情的なストーリーテリング—に加え、深く欠陥のある人物の人間的な描写は唯一無二のものです」と、スナイダー監督の起用理由を語っている。
脚本はスナイダー監督自身が担当。「REBEL MOON」や「300」などの作品で協力経験のあるシェイ・ハッテンとカート・ジョンスタッド両氏が共同脚本として参加する。キャスティングや公開時期については現時点で発表されていない。
スナイダー監督は近年、Netflixで「レベル・ムーン」や「アーミー・オブ・ザ・デッド」を手掛けてきたが、「ブロウラー」は異なる配給での公開となる見込み。また、別プロジェクトとしてロサンゼルス警察を題材とした新作映画の開発も進行中とされている。
【作品情報】
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アーミー・オブ・ザ・デッド
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Photo by Mark Von Holden/Variety via Getty Images