4月1日(火) 17:00
「食いつくし系」夫とは、家族分の食料を独り占めする夫のことです。本人は自覚がないことが多く、無意識に家族のメンバーへ不満を与えてしまっているおそれがあるため、注意が必要です。
例えば、食事の際に、家族全員分のおかずをほとんど一人で食べてしまったり、ストックしてある食料を勝手に食べてしまったりするケースがあります。
「食いつくし系」夫の要因はさまざまですが、マイペースな性格などから、自然と「食いつくし」の癖が身に付いてしまっている可能性があります。
3人家族で月11万円の食費は、少し高めであるといえます。総務省が公表した「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2人以上の世帯が1ヶ月に消費する食費の平均は8万6554円です。
平均額と比較するとひと月に2万5000円近くオーバーしていることが分かります。食費の高騰には、外食などの要因も考えられますが「自分の食べすぎではないか」と思い返してみることも大切です。
自宅にストックしてあるお菓子やインスタント食品を食べつくしている自覚がある場合は、少し我慢するだけで食費の節約につながるでしょう。
「食いつくし系」夫を改善する方法は、以下の3つです。
(1)食事の量を意識する
(2)食材の共有意識を持つ
(3)家族とコミュニケーションを図る
食事の前には、全体の量と一人分の配分を把握し、食べる分量を決めておくことで「食いつくし」を予防できます。残り少ない料理は、ほかの家族に譲る心掛けも大切です。
また、ストック食材は「家族みんなで共有するもの」と認識してください。「食べつくし系」夫を脱却するには、家族間のコミュニケーションも役立ちます。妻や子どもの不満を的確に把握できれば、早期に「食いつくし」を改善できるでしょう。
「食いつくし」が原因で家族に不満を与えてしまっている場合は、改善を心掛けましょう。自分が「食いつくし系」夫を卒業することで、家計の食費を大幅に節約できる可能性があります。
3人家族の平均的な食費は月8万円程度であり、月11万円は少し高額です。家族みんなが円満に過ごせるように、食料に対して共有の意識を持ちましょう。
総務省統計局家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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